簡単テントとは
キャンプを行うにおいて、避けて通れないのがテント選びです。テントと聞くと、広げるのにもコツがいるし初心者の方には、初めから選ぶとなるとなかなか骨が折れるものです。そこで登場するのがこの有用アイテムで、これにも種類は豊富でどう違うのかわかりにくいもの。そこでまずは簡単テントとは何かを紹介していきましょう。
ワンタッチテント
ワンタッチとポップアップの二つのタイプがありますがどちらも特徴があり、それを知ることでどちらを選べばいいのかわかるのでまずはワンタッチテントの特徴から紹介していきます。ワンタッチタイプは何と言っても初心者向きのテントだということです。
キャンプ用品と聞くと、初心者には難しい物がそろっているイメージがありますが、このタイプは、読んで字のごとくワンタッチで設営を可能とします。普段であればポールを組み立て、そこにテントを入れて張るといった手順が必要となります。しかし、このタイプであれば広げるだけで設営は終了です。面倒な手順が無く広げられることが大きな特徴です。
ポップアップテント
こちらのタイプも簡単設営ができるタイプのテントではあります。しかしワンタッチテントと違う点は、形状記憶などでワンタッチテント以上に短時間で広げられるという点です。ペグ止めなど一部の商品では必要な手順もありますが、他のテントタイプよりもスピードを重視しているので非常に短時間で、一瞬にして設営を終えることができます。
簡単テントのメリットとデメリット
ワンタッチテントもポップアップテントも非常に簡単にテント設営を可能とすることが分かりましたが、それぞれの特徴だけなくメリットとデメリットにも注目しなければ、自分のスタイルにベストの物を見つけることはできません。強みや弱点も紹介していきましょう。
メリット
簡単設営を可能とするテントのメリットですが、一番の強みは何と言っても設営が短時間で、最短手順で可能となる点です。物にもよりますが、数分で設営完了できるものがほとんどです。また、重量も軽量なものがそろっており、専用ケースも付属しているのでコンパクトになることで持ち運び性能も非常に高いです。
また、他テントタイプと比べると必要アイテム数も少なくて済みます。例えばペグやポールも必要ないタイプで構成されているのがほとんどです。設営に時間がかからず手順やアイテム数も少ないので、一人で楽々と設営できる点お非常にうれしいポイントになります。
デメリット
簡単な設営とは裏腹にじつは困るデメリットも存在します。その代表的なものが破損時の修理です。他テントの場合、ポールやペグなど代わりとなる予備が存在します。そのため、破損時はそれのみを交換か、もしくは修理で対応できます。しかし、簡単テントの場合、前パーツが一体化しているため、全てを修理に出さなければならないのです。
破損の機会はそこまであるのかと思われる方も多いですが、実際に設営時に無理な力が加わることはあります。頻繁に無理な方向に力が加わるなどすると壊れることは十分考えられますので、いくら短時間で終わるとはいえ丁寧に設営する必要があります。さらに、簡単テントは生地一枚で構成されることがほとんどです。
他タイプであれば、2重構造等で耐久性や直射日光に強く設計されているものや、強風や雨天などの天候にも耐えることができるような構造になっています。しかし、簡単テントの場合は生地が一枚なので、こういった条件には弱いものも存在します。
簡単テントの選び方
メリットばかりに目がいきがちで、意外に知られていないデメリットも把握することのできた簡単テントですが、いざ選ぶとなるとどういったポイントに注目して選べばいいのかわからない人も多いでしょう。そこで、ここからは選び方についても紹介します。ポイントを絞っておくことで、使用時の失敗も無くすことができるはずです。
何人で使うのか
多種多様とある中でどれを選べばいいのか、そのポイントの一つ目が使用人数です。ほとんどの製品におすすめ使用人数というものが掲載されているはずです。それをもとに決めるといいでしょう。ただ、使用人数は記載してあっても、やはり想定人数よりも余裕を持った広さを確保しておくことがおすすめとなります。
さらに、人数が5人以上となるのであれば、大型のものを一つ購入する方法以外にも、2~3人用のテントを購入して複数で利用する方法もおすすめとされています。そうすることで、一つのテントで広々と、心地よく使えるので使い勝手の良さも合わせて選ぶといいようです。
どんなシチュエーションで使うのか
用途・目的を明確に絞っておくという点も必要なところです。簡単テントは、比較的身近なレジャーにおすすめとされています。手軽に広げられ、短時間利用でもカニ的に使用することができるからです。また、物置専用でサブテントとして使用する人も多いようです。
反対にキャンプで使用するといった本格的なシーンでの使用を考慮すると、簡単テントの中でもしっかりと対応できるものは限られてきます。そうすると、使い勝手の悪さが目立ってしまうので、使用シーンや場所を考慮して性能を判断する必要があります。
見た目の好みやブランドで選ぶ
こちらも重要なポイントです。テントと一言で言っても、有名ブランドからコスパを意識したものまで多種多様です。見た目にもこだわれば、沢山の中から選ぶことが可能です。好みの見た目やブランドなど気になるポイントを予めピックアップして置き選ぶといいでしょう。
必要な性能は?
先述したようにテントといってもかなりの数がありますが、シチュエーションごとに必要スペックは異なります。使用する環境を考慮すると、必要な性能は把握しておく必要があります。例えば、UVカットなどは女性が使用するケース、あるいはビーチなので使用するケースでは重要視したい性能です。
製品云ってはUV対策の指標として日焼けに関する数値が記載されているものもあります。また、耐水性能などもポイントです。簡易的なキャンプといえども天候の変化には対応できるようにしたければ押さえておきたいポイントとなります。
簡単テント選びにはコスパも意識しよう!
上記で紹介したテントの選び方を参考に自分に合ったものを選んでいくことで最適ツールを見つけられるでしょう。しかし、選んでいるとよく陥りがちな注意点もあり、それがコストです。簡単テントは比較的低コストのものから選ぶことができます。それも長所ではありますが、反対に性能やある程度の大きさが必要と選んでいくと当然高額なものになります。
そうなると、簡単テントよりも大型で設営に手間はかかってもしっかりとした耐久性のある製品に手が届くようになるケースもあり得ます。設営時間の短縮を可能とする分、本格的なキャンプテントと比較すると耐久性では劣ったりする点もあるので、コスパも意識して選ぶことが必要になります。
簡単テントのメンテナンス方法
選び方とコスパについて紹介しましたが、壊れてしまうとまとめて修理に出さなければならないデメリットに触れました。では、メンテナンスを行う方法はないのかと気になる人もいるでしょう。メンテナンス方法も紹介していきます。丁寧に使うことはもちろんですが、メンテナンスには、カビやサビ、虫食いなどが考えられます。
カビやサビは主に湿気対策で対応しましょう。広げた場所がいかに天気が良くても、朝夕の利用であれば露が生じることも多々あります。その際にはしっかりと拭いて水分を取りましょう。現地で無理であれば持ち帰った際に広げて乾かすことで対応できます。また、虫食いについては収納時に虫や虫の卵を入れないようにすることで防ぐことが可能です。
ワンタッチ式簡単テントのおすすめ4選 |1人用
それではここからはおすすめの簡単テントを紹介していきます。使用人数によってサイズが異なるので、おすすめの人数を条件として紹介を分けていきます。まずはソロキャンプとしてもしようできる1人用のテントを紹介しますが、なかでもワンタッチタイプのものからご紹介しましょう。
ディーオーディー ワンタッチテント T2-29
この製品は、簡単設営を可能で約15秒で誰でも簡単に設営できることが特徴のテントです。作業は非常に簡易的で、テントを取り出し上部の紐を引っ張るだけです。それだけで、広げることができるので初心者キャンパーにとっても非常に優しい設計と泣ています。
テントのドアはダブルジッパー構造で、外からだけでなく内側からも開閉可能となっており、通気性も抜群なので夏の暑いときなどでも快適な室内を備えています。簡単テントながらも内装も整っており、天井部分にポケットやグランドシート装備で地面の濡れにも対応してくれます。
ワンタッチで設営できるだけでなく、キャンプ入門者にもおすすめの装備が整っている。
設営簡単で非常に使うが楽々なので初心者キャンパーにはかなり人気のようです。もちろん機能面も豊富なので、熟練者にも長年愛用している人も多いほどの製品となっています。内装も充実で高評価を得ています。
スペック
- カラーバリエーション:オレンジ・グレー
- サイズ:幅2110×奥行き1480×高さ1110m
- 内寸:幅1930× 奥行き1320 × 高さ1030m
- 重量:2kg
- 収納サイズ:650×直系150mm
- 材質:210Tポリエステルリップストップ、PEアンダーシート
- 耐水圧:1500mm
キャンピングフィールド ワンタッチフルクローズサンシェルター
ワンタッチ設営を可能としてソロ用のテントとしてはこちらも有能です。サンシェード利用にも気軽に対応可能で、防水加工・耐水加工も施されているので、悪天候時にも対応してくれます。さらに、UVカット機能も十分なものが搭載されているので、女性の強い味方にもなってくれるでしょう。
キャンプなどといったアウトドアだけでなく、子供の運動会のイベントなど外で使用するシーンでは多くの場面で役になってくれそうなスペックを備えています。もちろん、サブテントとしても対応可能なので、メインのテントに追加で購入にもよい相棒になってくれるでしょう。
防水、耐水、UVカット機能で対応力抜群!
機能面の豊富さと、それでいて手軽に使用できるように考えられているので幅広い場面で使用できると評判です。キャンプだけでなく身近なイベントでも手軽に使用できる点が非常に便利との声が多いです。
スペック
- サイズ:幅1900×奥行き1680×高さ1250m
- 重量:1.2kg
- 収納サイズ:660×450×660mm
- 材質:62Dポリエステルタフタ
- 耐水圧:1000mm
- UVカット性能:UPF50+:紫外線遮蔽率90%以上
ノースイーグル フルクローズワンタッチサンシェード200 NE968
ソロキャンプでもゆったりと過ごしたいのであればこちらがおすすめです。サイズ的にはかなりゆとりがあり荷物を置いても快適空間となっています。前面はフルオープンに対応しており、開放感があります。さらに、シルバーコート設計なので中で着替えをしていてもシルエットが映る心配なく過ごすことができて、ビーチなどでの利用などにも対応可能でしょう。
それに加えてフルクローズタイプで寒さにも対応可能な点と、UVカット機能で日差しにも強いためこちらもサイドアイテムのお供としても人気の一品のようです。利用の幅が広い点はやはり初心者キャンパーにはうれしい点でもあります。
利用の汎用性が高くソロ初心者キャンパーにもおすすめの一品。
利用の幅が広い点で言うとこちらのアイテムも十分な対応力を持っていると評判です。広さも一人用といっても、荷物を置いても十分あお釣りが出るような快適空間でなおかつ中のシルエットが見えないなどのプライベート空間の充実性能も高いです。
スペック
- サイズ:幅2000×奥行き2300×高さ1300m
- 重量:2.5kg
- 収納サイズ:80×直系600mm
- 材質:ポリエステル
ドッペルギャンガー ワンタッチソロテント
ソロテントの中でも安定性を求めるのであればこちらもおすすめです。独自の開閉システムで、テント上部を結合させて開き、ペグを打ち込んで固定します。ペグを打ち込む分作業は増えますが、安定感は抜群です。また、室内も非常に快適で、荷物を入れても大人一人分であれば非常に快適な空間を作り出すことができます。
また、内部の快適性も充実しており、スマホを寝転んでみられるようにスマホホルダーを搭載と、ユニークな機能も備えています。収納ケースでコンパクトに持ち運びもでき、登山などの荷物が少なく強度が必要となるテントの場合もこの製品であればしっかりと対応してくれることでしょう。
お手軽キャンプから登山キャンプまで対応力抜群!
手軽なキャンプから登山での本格キャンプまで、今後は対応するものを考えて購入したいのであればこちらは非常に本格的アイテムと評判です。それでいて室内も快適に過ごせるような性能も豊富と新設設計です。
スペック
- サイズ:幅900×奥行き2250×高さ610m
- 重量:1.2kg(ペグを含まない)
- 収納サイズ:510×直系100mm
- 材質:ポリエステル(ポール:グラスファイバー)
ワンタッチ式簡単テントのおすすめ5選 |2~3人用
ソロキャンプでは機能性や携帯性が注目されがちですが、2人から3人で利用する際には、当然それ相応の広さが必要となります。荷物もあるわけですから、十分な広さがないと二人で室内にいる際に非常に狭くなってしまう心配もあります。快適な室内にするためにも、あらかじめ広さも注目して選んでいきましょう。
ロゴス サンシェード チェッカーポップフルシェルター
2人から3人用おすすめテントとして最初に紹介するのが、こちらの製品です。一番の特徴はデザインで、キャンプサイトででおしゃれな雰囲気も出したいという人にはおすすめの商品です。特に女性からの人気も高いとの評判です。テント両サイドにメッシュ生地の窓がついており通気性も抜群で便利なポケットも装備されているので非常に快適です。
もちろん簡単設営に対応しており、おしゃれだけでなくこの点でも女性にオススメとされているポイントとなっています。座るだけであれば大人2人に子供2人加えても十分な広さがあるとの声もあるので広く使用できること間違いなしです。
デザイン性も高く、キャンプサイトをおしゃれにしたい人にもおすすめ!
デザイン性の高さが利用者からも高評価を得ています。他のドーム型やワンポール型といったタイプとは違った形状をしているので個性を出すことができ、キャンプサイトをおしゃれに飾ることができるでしょう。
スペック
- サイズ:幅2350×奥行き1130×高さ900m
- 重量:2.3kg
- 収納サイズ:700×直系170mm
- 材質:ポリエステル
- 耐水圧:450mm
エースレーン ワンタッチテント二人用
縦長の形状が特徴的なテントになります。急な雨や日差しに対応できるように、こちらの製品にUVカット機能と防水機能がついているので安心して使用できます。また、こちらの製品にもサイドにメッシュの窓が装備してあるので、日差しの強い暑い日でも快適に室内で過ごすことが可能です。
また、注目ポイントは室内の快適性だけではありません。ペグが付属してあるので、テントだけでも十分自立しますが、このペグにより強風にも耐えることができるようにしっかりと固定することができます。簡単テントでも安心感をえらいひとにはおすすめの一品です。
設営簡単でペグによりしっかり固定で安心感抜群!
大型でしっかりとした津くくりですが設営の簡易さは非常に高く、防水とUVカットといった機能も豊富で手軽に使用できます。テントんだけの自立でも安心ですが、強風時にはペグで固定してより安心感を得ることもでき、初心者にも扱いやすいのでコスパは高いです。
スペック
- サイズ:幅2200×奥行き1300×高さ350mm
- 重量:2.3kg
- 収納サイズ:750×直系750mm
- 材質:ポリエステル
- 防水機能搭載
- UVカット性能:UPF50+プロテクション
キャンパーズコレクション クイックフルクローズシェード
独自の折りたたみの構造で、非常に片付けがしやすくコンパクトにまとめられると評判のテントがこちらの製品です。設営が簡単なテントは沢山ありますが、収納まで簡単なものはなかなか少ないです。しかし、こちらの製品であれば、億劫な片付けも楽々です。
さらに、遮熱性が他の製品よりも高いことも特徴的で、夏場の暑い日や強い日差しをしっかりと遮ってくれる効果を持っています。気軽に出し入れできるため、キャンプはもちろん、公園などちょっとしたタイミングでの利用も便利のようです。
お手軽利用から本格使用までこれ一つで幅広くこなす!
手軽に利用できる点は非常に高ポイントになっているこの製品。キャンプだけでなく公園などの利用にも使えると多くの声をもらっているようです。また、展開時だけでなく片づけjも楽な点が優れています。
スペック
- サイズ:幅2200×奥行き1500×高さ1380mm
- 重量:2kg
- 収納サイズ:51×直系640mm
- 材質:ポリエステル
クイックキャンプ ワンタッチテント
紐を引っ張るだけの簡単設営が特徴的な製品として有名なものがこちらです。ビーチなどの日陰を用意したいときなどは特に使用評価が高く、大人二人が横になっても余裕の広さもあるので、快適性抜群です。組み立ての使用感は傘の様に広げる高なので子供でも設営できると高評価を得ています。
ワンタッチで設営完了!家族利用も一瞬で快適!
大人二人が横になっても広々使える広さがポイントで、設営も傘を広げるように開くだけという簡単、安全設計です。子供でも扱える商品は少ない中で非常に手軽に使用できる点が高ポイントです。
スペック
- サイズ:幅2200×奥行き2200×高さ1150mm
- 重量:2.3kg
- 収納サイズ:300×1150mm
- 材質:ポリエステル
ロゴス ROSY Q-TOP サンドーム M
ワンタッチで設営完了製品を探しているのであればこちらの製品も見逃せません。このブランド独自のQ-TOPシステムを搭載ししており、組み立て時間3分という短時間で終えることができます。もちろん室内の快適性も抜群で熱がこもりにくい設計となっており風通し抜群です。
さらに、入り口には下部に耐水性のシートを装備しているので、上からだけでなく下からの水の侵入も防いでくれる優れものです。一般的な簡易テントだと天井からの水の侵入は耐水性能で対策ができていることは多いですが、地面付近からの侵入には弱いケースもあります。この製品なら安心して使うことができます。
室内快適性能、組み立て性能どちらも高評価!
独自システムで組み立てに3分という短時間を実現させたテントです。それでいて快適性も両立しているので非常にユーザーには非常にうれしいポイントばかりです。もちろん性能も折り紙付きで使用者から便利という声が多いです。
スペック
- サイズ:幅2100×奥行き2100×高さ1400mm
- 重量:3.6kg
- 収納サイズ:170×170×740mm
- 材質:ポリエステル
- 耐水圧:1000mm
ワンタッチ式簡単テントのおすすめ4選 |4~6人用
家族や友人と、より多くの人数でキャンプをしたい場合は、それに応じてより大きなテントが必要となります。小さいものでいくつかを合わせて使うこともおすすめですが、一つで大人数で一緒に入って快適に楽しめる製品があれば、よりキャンプサイトも楽しくなるもの。そこでおすすめの4人から6人用テントを紹介しましょう。