夏は涼しく冬は暖かく過ごせます。火の粉が飛んでもポリエステルのようにすぐに穴が開くということもなく、たき火も安心。メンテナンスをしっかり行うことで長く使える素材です。
ポリコットン
ポリエステルとコットンを混紡することによって生まれた素材です。両者を混ぜ合わせることによって、コットンの欠点である重さ・耐水圧の低さを克服するために作られています。コットンとポリエステルの混紡比率によって性質が変わりますが、コットンの柔らかな風合いがありつつ扱いやすいものを求めている方に。
使用目的に合っているか
季節
アウトドアギアにはオールシーズン対応のものとそうでないものがあります。その理由は、断熱性能の違いや生地の違いなどがあげられますが、テントの場合には「スカートなどの仕様の有無」「テントサイズと人数」「暖房器具の使用の可否」などなど、注意すべきポイントが多くあります。
基本的には、夏場にテントを多くする場合には、室内の風通しがよく解放感がある大きめのものを、冬場のテントならば、室内を早く温めることができる人数ぴったり程度のテントを選ぶのがおすすめです。ストーブなどを室内で使用する場合には、煙突用の穴や換気用のメッシュなどがあるかも確認する必要があるでしょう。
テントの性能
テントのスペックは、値段に比例して高くなります。スノーピークのテントなどは、値段は高めですがその分品質が非常に高いことで有名ですね。値段が高いアイテムになるほどオプションや機能が増え、廉価版のものはそのメーカーのローエンドを受け持つ場合が多いです。一方で、品質が高くなったりオプションが増えたりすることが必ずしもプラスに働くとも限りません。初心者キャンパーでそれらのオプションや機能を扱いきれなければ、重量が重くなり、無駄に設営時間が長引いてしまったりするだけです。
例を挙げるならば、耐水圧などは必要以上の性能は必要ありません。大体2.000mmもあれば土砂降りの中でも使用でき、最低1.500程度あれば十分です。オーバースペックなものを選んで、必要以上の出費やストレスを増やさないようにしましょう。
キャンプスタイル
テント選びの際に、自分がどのようなスタイルでキャンプをするのかは、特に重量やサイズを考えるときに大事なポイントです。オートキャンプならばある程度の重量・サイズがあるアイテムでも問題ありませんが、ソロや登山用にテントを選ぶのならば、なるべくコンパクトに収納でき、軽量であるに越したことはありません。
設営難易度
先にご紹介したテントの種類からもわかる通り、設営方法はそれぞれのテントによって大きく異なります。ワンタッチで設営できるワンタッチテント、キャリーケースから取り出してストラップを外すだけで設営できるポップアップテントならば、設営に時間をかけたくない方や初心者向け。初心者でもテントの設営に苦を感じない人であれば、耐久性もありつつ比較的設営が簡単なドームテント。2ルームテントなどは少し設営が難しいと感じるかもしれませんが、コールマンのように動画で詳しく設営を解説しているメーカーもあります。
キャンプ用品も一緒にそろえたい方に
おすすめテント2019:ドーム型5選
まずはキャンプ用テントの定番、ドーム型のタイプから。「ド」がつく程の定番人気のものから、最近生まれたブランドのもの、少し特殊な環境に対応したものまで、ドーム型テントの中でも様々なタイプのものがあるので、見ているだけでも楽しいですね。
snow peak(スノーピーク) アメニティドームPro.M
有名メーカーフラッグシップモデル!人気の「アメド」
日本を代表するアウトドアメーカー「snow peak(スノーピーク)」より、同メーカーのエントリーモデルにしてフラッグシップモデルの「アメニティドーム」です。キャンプ初心者から上級者まで幅広い層に絶大な人気を誇っているテントで、その性能は折り紙付き。3つのサイズ展開があります。
同メーカーで販売されるアイテムの中では圧倒的にリーズナブルでありながらも、高い品質を維持しています。簡単に設営することができ、風を受け流しやすい考え抜かれたフォルムや、様々な用途に活用できる広い前室など、細部にまでこだわりが詰まっているアイテムです。
スペック
- 使用時サイズ:505*280*150cm
- 収納時サイズ:74*22*25cm
- 対応人数 :2~3人
- 重量 :9.28kg
- 材質
フライ :75Dポリエステルリップストップ
インナー :75Dポリエステルリップストップ
ボトム :300DポリエステルオックスPUコーティング
フレーム :ジュラルミン - 耐水圧 :1.800mmミニマム
- 付属品 :フレーム、ジュラルミンペグ、自在付きロープ、リペアパイプ、キャリーバッグ、フレームケース、ペグケース
Coleman(コールマン) タフワイドドーム
1人での設営がさらに楽になった定番テント
日本で最も知られているアウトドアメーカーのうちの一つ、コールマンより、定番人気のドームテントです。比較的購入しやすい値段でありながらも、ゆったりとして居住空間、頑丈なつくり、簡単な設営で、初心者でも簡単・快適に扱うことができます。
また、2017年から取り入れられている新機能「アシストクリップ」は、テントの設営をより簡単にするための工夫です。185cmと高さがあるため、それまでは1人での設営が難しかったのですが、この機能を取り入れることによって、女性1人でも簡単に設営することができるようになりました。唯一、他人と被り易いという欠点を除けば間違いなくおすすめのアイテムです。
スペック
- 使用時サイズ:300*300*185cm
- 収納時サイズ:25*25*75cm
- 対応人数 :4~6人
- 重量 :10.6kg
- 材質
フライ :75Dポリエステルタフタ
インナー :68Dポリエステルタフタ
ボトム :210Dポリエステルオックス
フレーム :アルミ合金 - 耐水圧 :2.000mm
- 付属品 :ペグ、ハンマー、キャリーバッグ、ロープ
MSR パパハバ NX
独特な形状で登山シーンにぴったり!
登山などのハードなアウトドアシーンを想定したアイテム開発を行っている「MSR」から、滑らかな曲線を描く特徴的なフォルムを持つテント「パパハバ」です。ライトグレーのシートと赤いフレームのカラーリングがスタイリッシュなデザインを際立たせます。
幾何学的に配されたフレームと低い地上高によって、横風の影響を受けにくいデザインとなっています。半円形にしなったフレームはすべてジョイントでつながっているため、設営の際に迷うことなく素早く組み立てられます。2つの拾い前室は荷物置きにも最適で、居住性と実用性を兼ね備えています。
スペック
- 使用時サイズ:236*340*112cm
- 収納時サイズ:53*17cm
- 対応人数 :4人
- 重量 :2.96kg
- 材質
フライ :20Dリップストップナイロン
キャノピー :15Dナイロンマイクロメッシュ 20Dリップストップナイロン
ボトム :30dリップストップナイロン
フレーム :DAC フェザーライトNFL - 耐水圧 :3.000mm
- 付属品 :ペグ、ガイコード、テンショナー、修理スリーブ
WHOLE EARTH(ホールアース) EARTH DOME270-3
自然派スタイルにぴったりのカラーリング
自然に違和感なく溶け込むことのできる、新鮮味のある配色が特徴のアイテムで、ホールアースのエントリーモデルのテントです。キャンプ初心者や女性でも簡単に組み立てることができるように、フレームをジョイントに差し込むだけの簡単構造です。
ベンチレーションをサイドウォールと天井に配しており、4方向にメッシュの窓があるので通気性抜群。かつ、プライバシー保護のため、メッシュは外からは内部が見えにくいように加工が施されています。
スペック
- 使用時サイズ :290*480*170cm
- 収納時サイズ :28*28*65cm
- 対応人数 :4~5人
- 重量 :12kg
- 材質
フライ :ポリエステル
インナー :ポリエステル
ボトム :ポリエステル
フレーム :グラスファイバー+クイックキャンプハブ
キャノピーポール:スチール - 耐水圧 :フライ:3.000/インナー:1.000/フロア:5.000mm
- 付属品 :ペグ、ハンマー、キャリーケース
小川キャンパル ピスタ5
お手軽設営でオールシーズン対応
ベテランキャンパーから高い支持を得ているキャンプグッズメーカー「小川キャンパル」から。クロスフレーム構造を採用しています。フレームをボトム部分に付属しているピンに差し込んだのち、インナーテントを吊り下げるだけなので、設営・撤収とも簡単です。スカートが標準装備されているため、冬場のキャンプでも快適に楽しむことができるうれしい仕様です。
スペック
- 使用時サイズ
全体サイズ :280*460*180cm
インナーサイズ:270*270*180cm - 収納時サイズ :80*23*23cm
- 対応人数 :5人
- 重量 :5.5kg
- 材質
フライ :75Dポリエステル
インナー :ポリエステル
ボトム :210Dポリエステル
フレーム :アルミニウム合金 - 耐水圧 :1.800mm
- 付属品 :ペグ、ピン、張り綱、金づち、キャリーケース
おすすめテント2019:2ルーム型5選
続いてはファミリー向けテントの定番、2ルームテントです。就寝用のスペース(インナーテント)とリビングスペースが一体となっているテントは、一人での設営は難しいかもしれませんが、家族やキャンプ仲間と協力してだったら設営自体も楽しむことができるテントですね。