本格的な釣り方は、長めでしなりのきく竿を使って投げることです。例えば砂浜であれば、浜から魚の生息エリアまで餌を落とすためにより遠くまで投げることが必要になります。また、PEラインはあたりを取りやすく、投げた場所も把握しやすいという利点があります。広い場所では扇型に探ることでポイントを探します。
基本のアクションとあたりの取り方
竿を振り、オモリが着底したら、糸フケを取りゆっくりリールを巻きます。動かしたり、時にはピタリと止めることで魚を誘うことができます。シロギスが餌を吸い込むと小さいものはピリピリとした独特のあたり、また大きいものだとガツンとしたしっかりとしたあたりを感じられるので、合わせることは過度に意識せず慎重に巻きましょう。
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Contents
シロギスの持ち帰り方
瞬間冷却が基本
締めるとうほどのテクニックを駆使しなくても、ちょっとした心がけで新鮮な状態で持ち帰ることが可能です。そのためには冷やすことが大切。クーラーボックスに氷と海水を入れておき、釣ってすぐに瞬間冷却させることで冷やしたまま自宅まで持ち帰ることができます。重くなってしまいますが、苦労に見合う味を楽しめます。
爆釣した時の対処法
オンシーズンに大量に釣れてしまった場合は、海水は入れずに氷のみをクーラーボックスに入れた状態で持ち帰ります。その際どんな魚でもそうですが、氷と魚が直接触れる状態はあまりよくありません。氷をビニール袋に入れたり、逆に魚の方をビニール袋に入れるなどして対策しましょう。
シロギスを狙う際のポイントは?
釣りで狙うポイントはとにかく砂地です。砂地はシロギスにとって、危険を感じたら潜ることができる安全な生息場所。そこにいかに魅力的な餌を、その場に適した仕掛けにつけるかが釣果を左右します。餌としては、イソメを模した香り付きのワームや、生き餌であれば岩ゴカイや青虫なども使えます。
近くに藻場や岩礁帯のある砂浜
この魚は餌を求め、群れで回遊しています。サーフであれば必要最低限の道具を持ち、頻繁に移動しながら回遊ルートを探りましょう。砂浜でも近くに餌がいる藻場や、岩礁帯のある場所は特に狙えるポイントです。そのような場所は根がかりがしやすいところもあるので、慎重に探りながらルートを見極めましょう。
カケアガリ
釣りで重要になるのが、このカケアガリというポイントです。これは、ちょうど海底が急に低くなったり高くなったりところの境目で、そこにはあらゆる魚たちが集まる場所になっています。岸から近距離の地点で急に深くなっているような場所は、注意喚起のために看板が掲げられていることがあるので、それによって見極めるのも一つの方法です。
投げ釣りは安全に楽しもう
竿を思いっきり投げるのはストレス発散にもなり楽しい時間ですが、危険もあります。場所や装備、釣り方を選択するときには安全を重視しましょう。当然のことですが、海には干満があります。広い砂浜だと安心せず、常に周囲に気を配りましょう。また、夏は海水浴やサーフィンを楽しむ人にも注意しましょう。
安全な場所を選ぼう
サーフであれば、海に入ってサーフィンや泳ぎを楽しむ人に注意します。また、高い防波堤や堤防などは万が一落ちた場合を考えるととても危険です。海面からの距離が遠い場所は避けましょう。また投げ釣りは後ろにも注意します。投げるときには一度仕掛けを自分の後ろに構えるので、人がいないかどうか必ず確認しましょう。
ライフジャケットを着用しよう
投げ釣りに夢中になり、思わず海にドボンということがあっては一大事です。どんな釣りにもですが、ライフジャケットを着用することを怠ってはいけません。小さな子供まで家族みんなで着用しましょう。釣りをしていない人も着用します。自然を甘く見ることなく、安全に釣りを楽しみましょう。
シロギスが釣れる時期とは?
小型の数釣りなら6月頃から
小さなものであれば初夏である6月頃から釣れ始めます。数を狙えるのもこの時期です。小型のものでも十分美味しく、数が釣れれば料理の幅も広がるのでおすすめです。潮が良ければ二桁を釣り上げることも夢ではありません。たくさん釣れれば、刺身から天ぷらまでキスづくしの豊富なメニューを楽しめます。
大型を狙うなら10月以降
大型が釣れ始めるのは晩秋以降です。身の付きがよく、脂がのって美味しく食べることができます。数を釣ることは難しく、生息する場所も砂地の岩礁などの隠れ場に変わるので、根がかりしやすく釣り方も難しくなります。しかし、釣れれば大型で、肘叩きと呼ばれるような30センチ近くの大物も釣れます。
シロギス釣りはどの時間帯がいいの?
基本的にはどの時間帯にも釣れますが、夏の暑い時期の日中は動きが遅く、寒い冬も岩場などに隠れていてなかなか釣れません。季節により釣る場所を変えたり、回遊する群れを捕らえようとするならやはり、餌になる虫たちが捕食するプランクトンが活性する時間帯を選ぶのが良いでしょう。
シロギスの習性を知ろう
餌となるゴカイや青イソメは、砂の中にいます。船が通った後などは砂が舞い、中から虫たちが出てきます。そこに集まった魚を狙うのも習性を生かした釣り方です。基本的には、海水が澄んでいる場所に生息していますが、オモリを引きずる際のアクションなどを工夫して砂埃を立てることも魚を誘うのに有効です。
一番のねらい目はマズメ
早朝の朝マズメ、日暮れ時の夕マズメなどのマズメ時は全ての魚にとって食欲の増す時間帯です。特にシーズンの夏から秋は、海のレジャーなどの賑わいを避けた時間帯としてマズメに釣りを楽しむのが良いでしょう。シロギスは日中も釣れますが、夜釣りでも釣れます。大型のものは夜釣りで釣れる場合が多いと言われます。
週末は家族でシロギス釣りを!
釣具店に行くと、子供用の投げ釣りセットが販売されており、短い竿に小さなジェット天秤が同梱されている場合が多くありますが、それでも十分ちょい投げを楽しめるので、シロギス釣りは大人から子供までファミリーで楽しめるレジャーと言えます。家族で出かけるときには、場所にはくれぐれも注意し安全を確保して楽しみましょう。
海釣り公園は安全でよく釣れるポイント
家族で釣るなら、各地にある「海釣り公園」がおすすめです。その多くは、欄干があるので竿を振る際に体が投げ出される危険を避けることができます。また、ファミリーが多いのでベテランの釣り人に混ざって釣るというより、レジャーを楽しむ感覚で釣ることができるのでおすすめです。夏休みや週末は家族みんなでシロギス釣りに出かけましょう。