ギマは外道だけど美味しい魚!生態やさばき方、おすすめ料理をご紹介!

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今回ご紹介するものは肝を漬けるわけではなく、肝を叩いて調味料と混ぜたものに身を漬けて食べるというものです。メインは身の部分となりますが肝の風味も味わうことができてとても美味しいです。

肝醤油漬けの作り方

材料は1匹分で、醤油大さじで1、みりん大さじで1、酒大さじで1、ごま油数滴、となります。

  1. お刺身にするまでは肝和えと同じ手順となります。
  2. 取っておいた肝を塩水にさらして臭みをとり、その後水で流して水分をとっておきます。
  3. みりん、醤油、酒を沸騰させ、それと並行して肝を細かく叩きます。沸騰させた調味料と叩いた肝、ごま油を合わせます。
  4. 1で切っておいた刺身を3でできたタレに入れて10分くらい漬ければ完成となります。

ギマ料理のおすすめをご紹介|カルパッチョ

こちらは肝を一緒に使えませんが、さっぱりとしていて野菜と一緒に食べることができるのでおすすめです。自分の好きなようにアレンジできるので料理自体を楽しむこともできます。

カルパッチョの特徴

野菜を使うことで白身の魚を使った料理でありながら彩りよく目でも楽しめる料理ができます。作り方も簡単で材料もスーパーなどですぐ用意できるものなのでおすすめです。

カルパッチョの作り方

材料は1匹分で、トマト1、タマネギ半分、塩コショウ適量、レモン汁数滴、醤油大さじで1、オリーブオイル大さじで1と半分、酢大さじ半分、となります。

  1. お刺身にするまでは肝和えと同じ手順となります。
  2. トマトやタマネギなどの野菜をスライスしたり細かくカットして、お皿に盛り付けます。
  3. オリーブオイル、醤油、酢、レモン汁を混ぜてドレッシングを作ります。塩コショウとできたドレッシングをかければ完成となります。

ギマの名前の由来は?

何かに似ていることが由来となっていることが多いですが、この魚の場合は2つの説があります。どちらも納得できるような内容なので2つともご紹介していきます。

由来となっているもの

1つめは、布を仕上げるためにする加工で擬麻加工というものがあり、それをした布とこの魚の皮の触った感触が似ていることからきているという説です。実際に皮の粘液を流してみるとザラザラとした感触があります。

2つめは、身体が全体的に見て銀色で馬面であることから銀の馬と書いてギマとなったという説で、こちらも実際の見た目の通りで納得できる内容となっています。

ギマは棘を使って立たせることができる

この魚はあまり広くは知られていませんが、知っている人の中では立つというのが有名です。腹のあたりにある棘を広げることで平らなところに立たせることができ、体の色合いも相まって目で楽しむことができるという特徴があります。

写真映えするから若い人におすすめ

立たせることができる魚はあまりいないという珍しさと、体の色やとがった口元の可愛らしさで若い方に特におすすめです。写真におさめてSNSに共有したり知り合いに見せて楽しむこともできるので、子供連れの方やカップルで狙ってみるのもおすすめです。

ギマを釣ろう!

釣りで自力で狙う場合の方法のご紹介です。陸からでも狙うことができて引きも強い方なので楽しみながら釣ることができます。捌き方の項目でも触れたような注意点を、釣りのときにも気を付けるようにしましょう。粘液対策として、別の魚と同じところに入れるのを避けると良いです。

ギマの主な釣り方

大きく見ると方法は2つあり、陸から狙うかボートから狙うかのどっちかとなります。基本的に陸から近くて深くなく底が砂の場所であれば狙うことができます。餌には虫を使いちょい投げや投げ釣りなどの方法が合っています。

ギマの釣り方:陸釣り

投げ釣りで狙う場合はキス用の仕掛けを使うのがおすすめです。ちょい投げでやる場合も同様にキス用のものがおすすめですが、ルアー用の竿を使っても大丈夫です。餌にはイソメを使用します。詳しい情報は以下の記事を参考にしてみてください。

ギマの釣り方:ボート釣り

船から狙う場合も他の獲物用の仕掛けで代用することができ、地域によってはギマ用のものもありますがない場合もあるのでおすすめです。カワハギ用を代用し、餌にはイソメの他にも貝やエビの身を使っても良いです。

エサだけをとっていくのが上手いので、食いついたと思ったら積極的に合わせていくのがコツとなります。詳しい情報は以下の記事を参考にしてみてください。

ギマ釣りの時期

生態の項目にて旬の時期はご紹介しましたが、釣ることができる季節はもう少し長くて春ごろから可能となります。4~10月が可能な時期で、ベストは夏からとなります。

ギマについて深く知ろう!

あまり知られていなくて外道としてあげられても返されてしまうことが多い魚ですが、色々な魅力がありリリースしてしまうにはもったいないです。可愛い見た目を写真に撮り家族や友達にシェアするのも良いですし、家に持ち帰って食べてみるのも美味しいのでおすすめです。

今までリリースしてしまっていた方にも、まだ釣ったことがないという方にも、今後機会があればぜひ狙ってみて欲しいです。