ランタンマントルの基本を知ろう!光る原理から大事な空焼きまで詳しく解説

ランタンマントルの基本について今回は詳しく解説していきます。そもそもランタンマントルって何?という疑問からマントルが光る原理、そしてマントルを使う上での一番のカギ「空焼き」まで初心者にもわかりやすく紹介します。これからマントルランタンを使おうという方必見です。

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炭酸と申します。趣味は絵を描くことで、キャラクターをよく描いてます。よろしくお願いします。

ランタンマントルとは何のどんな部品?

コールマン マントル(11型) 11-102J

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見た目は小さく布のような生地でできている部品で、ランタンを使うときにはなくてはならないアイテムです。点灯中は常に熱を受け続ける部分のため、寿命も本体に比べて短めで定期的な交換が必要となります。布製なのになぜ火に耐えることができるのか、など詳しく見ていきましょう。

マントルはランタンの発光部分

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単体では小さな部品ですがとても重要な役割を担っていて、熱を光へと変換してくれる機能を持っています。ランタンの強い光の正体は単純な炎から発せられたものではなく、このマントルを介して強い光へと変換されたものなのです。

使用前マントルは網目状の布袋

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炎を受けるまでは全体が細い糸で編まれた布の袋のような見た目をしています。ではなぜ炎に耐えることができるのかというと、使われている糸に化学物質の液体が浸みこませてあるためです。火を当てると糸の繊維だけが燃えて、網目状を維持したまま化学物質が個体へと変化します。そのため使用する前後で耐久度や色味に違いが生じます。

マントルはどんな種類のランタンで使われる?

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ランタンにもいくつかのタイプがありますが、中にはマントルを必要にしないタイプも存在します。必要か不要かの2タイプだけではなくて、必要とするタイプの中でも対応している形状が定められていたりと細かく見ていくといくつもの種類に分けることができます。

マントルはガス・ガソリンランタンで使われる

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大きく分けたときにマントルを必要とするのは、主に化石燃料を使って動くタイプです。中にはろうそくと同じ要領で炎から発せられる光で照らすというタイプのものも存在しますが、マントルを介した方がより効率的に強い光へと変換できるため化石燃料を使う場合は必要になることが多いです。完全に不要なタイプにはLEDが利用されているタイプなどが挙げられます。

マントルはランタンの種類により形もいろいろ

コールマン マントル(95型) 95-102J

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必要とするタイプのなかでも3つのタイプに分けることができ、それはマントル自体の形によって決まります。熱が直接当たる面積が広い方が発せられる光が強くなるため、全体のサイズや見た目が似ているランタン同士であっても、使用されるマントルの形状が異なれば光の強さも違ってきます。

現在の主流は袋のような形をしているタイプですが、古いモデルにはUFOのような形をしたタイプが用いられることもあります。またそのUFOのような形を縦に3つほど繋げた縦長のタイプもあり、これは他の2種に比べて熱せられる面積が広くなるため明るいという特徴があります。形状が定められている点や形によって明るさが変化するという点を覚えておくと選ぶ際の目安に利用できます。

ランタンマントルが光る原理は?

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繊維でできているマントルですが、どのような原理で光るのかを詳しくご紹介していきます。使う前に繊維を燃やして塗り込まれている化学物質を個体へと変化させる手順を踏む必要があります。

マントルはまず「空焼き」して繊維を燃やす

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