ケシュアタープとは
世界的に人気のあるアウトドアのブランドで、特徴としては高品質で優れた機能性のアイテムを低価格で提供しているという点が挙げられます。登山アイテム以外にもキャンプ関連のアイテムも多くラインナップしており、中でも人気のあるタープについて詳しく見ていきましょう。
ケシュアはフランスのアウトドアメーカー
1997年に設立された割と新しいメーカーで、当時は6人という少人数で企画や試用を行っていました。革新的であることとリーズナブルであることをコンセプトとしていて、それが多くの人から支持されるようになり、現在のようなアウトドアメーカーの代表の一つとなりました。
日本国内正規販売店はデカトロン
この企業はとても規模が大きく世界各国に進出しているフランスのメーカーで、主にスポーツ用品を扱っています。ジャンルごとにブランドをいくつももっていて、そのうちの一つにケシュアも含まれています。国内に出店はしているもののまだ店舗数は少ないので、近くにない場合は公式のオンラインストアでも購入することができます。
ケシュアタープはケシュアブランドの人気商品
様々な種類の製品をだしているメーカーですが、中でもキャンプ用品は世界中で人気があります。たったの数秒で設営できてしまうテントなどが有名ですが、それ以外にもシンプルなデザインのタープも人気があります。自由度が高く形などを好きに変えることができたり、高性能で低価格なのが人気の理由となります。
ケシュアタープの魅力
機能性や価格について前項でも少し触れましたが、ここでは大きく6つに分けて詳しくご紹介していきます。様々なシーンで役に立つような機能であったり、ユーザーのことが考えられた優しい仕様が特徴的です。
魅力①オリジナル素材FRESH
この素材の特徴としては特殊な加工により紫外線を遮ったり日光の熱を反射することができるという性能が挙げられます。通気性も良いのでリビングタイプでも熱がこもりにくくなっています。
魅力②UV加工
紫外線もしっかりと防ぐことができ、日差しが強い日でも安心して長時間活動することができます。UPFという値が50あり、これは生地越しに日差しを約12時間浴び続けると肌が赤くなる日焼けを起こすという計算をすることができます。実際にこれほどの長時間浴び続けるということは滅多にないため十分な性能であることが解ります。
魅力③遮熱・断熱性
熱を遮ることに対しても秀でていて、長時間展開していても内側が熱くならないという特徴があります。反射性能をもち小さく発行する特殊な素材によって夏場の強い日差しの熱でも防ぐことができます。
魅力④防水・撥水
雨に対して強いというのも魅力の一つで、リビングタイプは1時間あたり200mmの水に対しても耐えることができるような造りになっています。つなぎ目などの隙間が生じやすい部分からの漏れがないかどうかもテストされていて、雨に対してとても強いです。
魅力⑤コストパフォーマンス
魅力1から4までご紹介したような高機能であるにもかかわらず低価格であるという特徴があります。他メーカーの同じような製品と比べて、性能は似通っているのにかかるコストは半分以下というのが人気の理由のひとつとなっています。
魅力⑥シンプルなデザイン
全体的に白を基調としていて、朱色のラインが入っていたりロゴが描かれているだけのシンプルな見た目が特徴的です。状況に応じて壁を取り外しできるデザインであったり、形を自由に変更することができるデザインが魅力の一つとなります。
ケシュアタープの種類
一般的な柱と屋根だけのタイプと、周りを囲って部屋を作ることができるリビングタイプの2種類があります。どちらも優れていますが使用人数や性能、コストなどに違いがあるので自分の用途に合った一方を選ぶか、もしくは2つを状況に応じて使い分けるというのも良いかと思います。
種類①ケシュアタープFRESH
一般的な柱と屋根のタイプですが、柱の数を調節することで形を変えることができるような仕様になっており、設営の仕方で様々なシーンで活躍します。柱は元々2本付属していて2本だけで使うこともできますが、別売のものを買い足すとより使い道を増やすことができます。
低価格だからおすすめ
低価格で手を出しやすく、他と比べて耐久面が劣っているわけでもないので長く使うこともできます。別売のポールを買い足したり、大人数に対応できるよう2つ目を買っても、他のメーカーの製品1つ分の出費にしかならない場合もあるほど良心的な価格となっています。
スペック
- 重量:全体2.6kg、シートのみ1kg
- 大きさ:シート290cm×285cm、ポール180cm
- 人数:組み立て方によって2~4人まで
種類②ケシュアリビングスペースタープFRESH
大人数で使うことのできるリビングタイプで、照り返しや時間帯による横からの日差しを遮り、虫や雨などを防ぐことができる壁がついているのが特徴です。ひとつ前にご紹介した製品よりも価格は高くなってしまいますが、それでもかなり価格は抑えられていて手を出しやすいです。
自由に取り外しできる
囲っている壁は自由に取り外しすることができるため、すべて外して開放的な空間にしたり、逆にすべて付けて閉鎖的な空間にしたりとカスタマイズの自由度も高いです。4つある内の2つには網目状の生地がついているので、付けたままでも周りの様子を見ることができます。
スペック
- 重量:全体14.9kg
- 大きさ:300cm×300cm×高さ220cm
- 人数:最大で10人まで
種類③タープ用ポール
①でご紹介したタープの柱として使うことができます。スチール製なので耐久面も十分ですし、長さも短いものを4つまで繋げることができるので4段階調節が可能となっています。
自由に調節が可能
この製品には48.75cmの短いポールが合計で8本入っていて、それを4本ずつ繋ぎ合わせることで最長で195cmもの長さになります。①の製品に元からついているポールと合わせることで、屋根を斜めにしたりほぼ水平にしたりとアレンジの幅が広がります。
スペック
- 長さ:1本48.75cm、最長で195cm
- 重量: 全体660g
- 直径:1.6cm
ケシュアタープの使用方法
それぞれの製品の組み立て方を動画と一緒にご紹介していきます。どちらも簡単で少人数で15分程度でできてしまいます。付属している道具では固定をするのに場所によっては地面に刺さりずらいといった場合があり得るので、高性能の予備を用意しておくと良いです。
ケシュアタープの設営方法
この製品の組み立て方はどのような形にしたいかによって方法が変わってきますが、大まかな手順としては①柱をシートの穴に通して立て②他の穴からロープとペグを使って地面に固定をする、という簡単な作業で組み立てることができます。
ケシュアタープリビングスペースタープの設営方法
- ポールを組み合わせて骨組みを作ります。
- 足を延ばしていない状態で屋根のシートをかぶせて、片側2本ずつ足を延ばし4か所伸ばし終わったら固定をします。
- 壁を1面外して柱に固定し中に入れるようにしたら、屋根に丸みをつけるためのポールを2本取り付け固定します。
- 外側に回り柱とシートを一緒にペグとハンマーで地面に固定します。壁を外す予定がない場合は壁も地面に固定しましょう。
- 柱の上部からロープを伸ばして少し離れた地面に固定をすれば完成となります。
気になるケシュアタープの活用事例紹介
実際に使っている写真と一緒にどのような使い方があるのかを見ていきましょう。柱の数によって形が変わるので、例を参考にして自分で使うときにも試してみてください。
2本の柱で設営する例
元々付属しているポール2本を使って設営する場合の一例で、片側に2本使いもう片方はロープでうまくバランスをとっています。利点としては斜めからの日光に対して効率的に日陰を作ることができる点で、欠点は風が強い状況ではできない点や太陽が真上にある場合には効率が悪くなってしまう点にあります。
サイドオーニングの代わりに
こちらも2本のみでの場合ですが、大き目の車のサイド部分に取り付けることでサイドオーニングの代わりとして使用しています。このように壁などを利用すれば、別売のポールを買い足さなくても地面に対して並行に設営することが可能になります。
4本の柱で設営する例
別売のポールを買い足して4本を使って設営する場合、片側に2本真ん中に2本を使うことで多少風がある状況でも安定させることができます。斜めからの日差しも防げるのでおすすめです。