登山靴のおすすめ25選紹介!初心者も安心の選び方からお手入れ方法まで!

怪我のリスクは少しでも減らしたいと思い、足首を守るハイカットを選ぶ方がいますが、一概にハイカットが良いという訳ではありません。まずは自分が登ろうとする山の特徴をよく知った上で、靴の特性と照らし合わせて選ぶ必要があります。

ローカット

踝が出る丈で、歩きやすく軽いのが特徴です。ハイキングや軽めの登山に向いています。ただし、ローカットが故に水や泥が靴の中に入りやすいので、天候やルートによっては歩きにくくなります。足首が固定されないので疲れやすく、長時間の登山にも向いていません。

ミドルカット

ミドルカットは、ローカットに比べて足首が適度に固定されますが、動きやすいので日帰り登山などに向いています。軽さも強度も兼ね揃えているので、初心者であればある程度の山であればミドルカットでカバーできます。

ハイカット

ハイカットは足首をしっかりと固定し、捻挫など怪我のリスクも減るので長時間やハードな登山に向いています。ソールも硬いので、装備が多い登山や悪路でも足首の負担が軽減され、安定感のある歩行が可能になります。

登山靴は他の靴と何が違うのか③素材

登山靴には2種類の素材が使用されています。ヌバックやスエードなどオールレザーの革タイプ、ナイロンなどの化学繊維タイプです。それぞれの特徴を掴んだ上で、山登りをする際の環境に一番合った登山靴を選ぶ必要があります。

防水透湿のカギを握るのは素材

登山中は季節を問わず汗をかきます。その汗が原因で、靴の中で蒸れたり冷えたりと不快に感じながらの登山は辛いです。不快感だけでなく、時には冷えからの低体温にもつながる危険があります。より快適に登山を楽しむためにも、防水性だけでなく浸透性にも着目し、素材の特性を知った上で、靴選びをする必要があります。

皮革素材の特徴

革という素材の特性上、衝撃に強く防水性が抜群で、足への馴染みもよいので物は高価ですが長く愛用できます。さらに靴全体が重たいものが多いですが、重いものが悪いわけではなく、使用感にはかなり個人差がでます。また、日頃の手入れはしっかりと行う必要があります。

化学繊維素材の特徴

なんといっても軽いです。そして初心者でもすぐに足に馴染みます。通気性も良く、日頃の手入れも楽なので革タイプの靴より気軽に使えます。ただ、革タイプよりも防水性や耐久性、保温性は劣ります。

高品質素材ゴアテックス

革タイプと化学繊維タイプのいいとこ取りをしたといっても過言ではないのが、特殊素材のゴアテックスです。防水性が高く、通気性もあるので蒸れを心配せずに履けます。さらに軽いのに強度もあるので、今人気の素材となっています。

登山靴選びは慎重に!選ぶときのチェックポイント

登山靴はフィット感がとても重要です。スニーカーのようにデザインや価格で選ぶと、登山中に足に違和感を持ったり、思わぬ怪我につながったりすることがあります。登山では足は命です。自分の足に合ったものを買うためにも、試着のできない通販などでの購入はお勧めしません。

どんな登山スタイルなのか

お伝えしてきた通り、登山靴には様々な種類があります。季節や山の種類、行程日数によって選ぶ靴は変わってきます。例えばハイカットの登山靴で整備された道をハイキング程度に歩くと、ソールも固く可動域が制限されるので、かなり歩きにくくなります。オーバースペックは怪我の元です。登山スタイルに合わせて靴を選ぶことが大切です。

サイズは足長だけでなく足幅も

最適な登山靴のサイズは、つま先に1~1.5センチほどの余裕がある大きさです。これが、よく言われる踵に指1本分の余裕のことです。余裕がない場合は、ワンサイズ大きいものに変更します。そして足幅も測る必要があります。登山靴は細身設計のヨーロッパブランドが多く、幅広が多い日本人には注意が必要です。

登山用靴下を着用して選ぶ

登山では靴擦れ予防や足首保護のため、少し厚手で長めの靴下を履きます。普段着用している靴下で試着をせずに、自前のトレッキングソックスを着用しての試着をお勧めします。インソールを入れる場合は、フィット感がかなり変わってきます。ソールの種類によっては靴のサイズが変わる可能性があるので注意して下さい。

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