イサキ釣りについて
船釣りが一般的ですが、堤防や磯からも狙え、エサ釣りだけではなくルアーでも釣ることができます。群れに出会えれば大漁が見込めるので、これからイサキ釣りを始められる方にもおすすめ。今回は、イサキが釣れる時期、仕掛けやタックルなどをご紹介していきたいと思います。
イサキは初心者でも簡単に行える釣り
日本各地で様々なの方法で釣れる魚なので、自分にあった釣り方を選んで狙ってみましょう。水深の浅い場所ではポイントが近いことが多いためタナも浅く、軽いオモリを使えるので初めての方でも簡単にチャレンジできます。また、船釣り入門としてもおすすめな魚で、良い群れに当たれば初めての方でも大漁を経験することもあります。
イサキ釣りは初夏の名物
ほぼ一年中釣れる魚なので、スーパーや市場でもよく見かけると思います。ですが、やはり旬というものはあり、冬を越えた時期から身が引き締まって脂も乗り始めます。そして、6月頃から9月頃が産卵時期となるので、その前の5月頃から7月頃の初夏が一番美味しい旬の時期になります。
イサキ釣りの基礎知識
梅雨時から初夏にかけては、産卵のために接岸するので磯や堤防からの釣りも楽しめますが、それ以外の時期、特に寒い時期は沖の深場で過ごしているため船釣りが基本となります。釣り方も場所にあわせてフカセ釣りやカゴ釣りが基本となりますが、ルアーでも釣り上げることができます。
イサキ釣りはタナを意識する
タナとは、狙っている魚が泳いでいる海中の層のことで、その層にあわせてウキ下や仕掛けの位置を調整することをタナ取りといいます。船釣りの場合は、船長などから指示があると思うので、指示されたタナにあわせてみましょう。磯釣りや堤防釣りの場合は、深めを意識してタナを探り、釣れ始めたらタナを少しずつ浅くしていきます。
イサキ釣りは追い食いを狙う
追い食いとは、複数の針がついた仕掛けの針の一つに魚がかかったあと、他の針にも魚がかかることを言います。数釣りを目指す場合は、追い食いを狙うのは基本となりますから、魚がかかってもすぐに上げるのではなく、少しの間暴れさせて追い食いを誘いましょう。
イサキ釣りの制限尾数について
イサキは数が釣れることもあり、現在では水産資源保護を目的として各地で制限尾数制度が設けられています。その他、禁漁期間やサイズ制限などを設けている地域もあるため、釣りに向かう際は事前に確認をしておいたほうが良いでしょう。
イサキ釣りの仕掛け
フカセ釣りやカゴ釣り、ルアー釣りでも狙える魚ですが、今回はイサキ釣りで最もメジャーで、初めての方でも数釣りを狙いやすくオールシーズン対応することができる沖釣り用の仕掛けをご紹介したいと思います。
イサキ釣りはコマセビシを使用するのがメジャー
コマセを入れるカゴのことをコマセカゴと言い、コマセカゴにおもりを付けたものをコマセビシと言います。コマセ釣りは、イサキに限らず様々な魚種が釣れる沖釣りの定番的な釣り方です。コマセについては、後でご紹介します。
イサキ釣りにおすすめの仕掛け
基本構成は上の図のようになります。30cmから40cmまでの片テンビンにMからLサイズのコマセビシ、太さ1.5mmから2mmで長さ30cmから50cmまでのクッションゴム、ハリスはフロロカーボンのものを使うと良いでしょう。乗る船によって使えるものが変わるので注意が必要です。いくつかご紹介しますので参考にしてください。