まず、初心者の方はメカニカルブレーキを少し強めにすることでバックラッシュが抑制できるのでおすすめです。サミングが上手になったら、徐々にメカニカルブレーキの効きを弱くしていくことで上達が早くなります。
ブレーキ設定の方法:遠心ブレーキの場合
遠心ブレーキは、その名の通り遠心力の強弱でブレーキの強さをコントロールします。スプールの側面のブレーキブロックを外側にするとON、内側にするとOFFになり、ブレーキブロックが外側にくる数で調節することができます。
ブレーキ設定の方法:マグネットブレーキの場合
マグネットブレーキは、磁気の力でコントロールすることができます。よくあるのがリール側面に1から10の数値が入ったダイヤルがあり、数値が大きくなるとともに磁力が加わり、ブレーキが強くかかります。
ベイトリールの使い方のポイント⑤サミング・ドラグ調節
スプールの回転を調節してバックラッシュを防止するだけではなく、魚と格闘する際のドラグ調整にも使えるとても大切なテクニックです。ここではサミングの方法やコツについて詳しく説明いたします。
サミングとはスプールを抑えて回転を調節すること
サミングは親指でスプールを押さえて回転をコントロールすることをいいます。キャスティングするときは、親指の側面で触れる程度に押さえてバックラッシュを防ぎます。実は、サミングはバックラッシュ防止だけでなく、ドラグ調整することもできるのです。
ドラグについて
ドラグとは、魚がかかった時にラインが切れないようにラインテンションをコントロール部をいいます。主にリールのハンドルにドラグノブが付いていて、ノブを締めたり緩めることでドラグの強弱調節をします。また、サミングによるドラグは感覚的に強弱をつけることができます。
ドラグ調節は指を使うと簡単
サミングによるドラグは、親指の腹の部分を使います。強くかけたい時は強く押し、弱めにかけたい時は軽く触れる程度に押さえます。このテクニックは、ドラグノブで大体の強さに設定し、あとは魚の引きに合わせてサミングドラグを併用するパターンが基本です。
ベイトリールの使い方のポイント⑥投げ方
ルアーをキャストする時は、ロッドのトリガーに指をかける、リールのクラッチを切る、投げるの3段階で投げることができます。ここではルアーフィッシングの基本であるオーバーヘッドキャストを例にしてキャスティングの説明をいたします。