うなぎの旬を徹底解説!天然と養殖の旬の違いをご紹介!土用の丑の日では無い?

旬に取れる天然うなぎについては、見た目からして大きく肉厚で、その溜め込んだエネルギーを彷彿とさせる見た目をしています。お味については、口に入れたときに身のホッコリ感を、噛んでみるとうなぎ特有の程よい弾力感を、口の中に広がる上品な脂の旨味を感じることができます。

もちろんビタミンやDHA、カルシウム、亜鉛等も豊富で、体にあふれんばかりのスタミナを与える超栄養食です。

土用の丑の日のうなぎは旬ではないのか?

ここまでで天然ものの旬が秋〜冬にかけてであることをお話ししました。ここで一つ疑問なのは、うなぎを食べるとよいと言われている「土用の丑の日」は夏であり、旬とはかけ離れた季節になります。

ここからは土用とは何の日なのか、その時に食べられるものは旬のものと比べてどうなのか、ということについてお伝えしていきます。

土用の丑の日とは

昔からの二十四節気などの暦の考え方において、土用は季節の変わり目の期間を指します。立春などの季節の始まり前に土用はあり、春夏秋冬の前で年4回あります。丑の日は日の干支で12日に1回回ってきますので、土用の丑の日とは季節の変わり目の中のある1日を指すと思ってください。

今ではうなぎで有名になりすぎたため、土用の丑の日というと、夏の土用の丑の日を言うことがほとんどです。

作られたうなぎの旬

現在の土用の丑の日の食習慣については、始まりは江戸時代になります。社会の教科書でも出てきた、江戸時代の発明家である平賀源内が、夏場の売れ行きの悪さを相談され、土用の丑の日には「う」のつくものを食べるとよい、夏場に精のつくものを食べるとよい、などのキャッチコピーを考え、江戸っ子たちの間で広まったことが始まりだと言われています。

当初の土用の丑の日はビジネスのために作られたもので、旬とは関係なく、美味しいものが食べられる時期ではありませんでした。

養殖うなぎの旬はいつ?

次に養殖ものの旬について説明します。養殖とはどのような状態のものを言うのか、養殖ものの旬はいつか、などの情報をお伝えします。先の天然ものの知識も合わせると、これであなたもちょっとしたうなぎマスターです。

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