シマアジ釣りの仕掛けまとめ|釣り方からおすすめ仕掛け・コツまで徹底解説!

肉食性で主にイソメ類とエビ、カニなどの甲殻類です。大きな個体は小魚類をエサにしており、海水ごと小魚の群れを吸い込むように捕食します。鳴く魚でもありギュウギュウと変わった鳴き声を発します。繁殖期は冬で、生まれた稚魚は3年かけて親魚の姿に近づいていきます。

シマアジの特徴

シマアジの見た目は私たちには馴染み深いアジとはまったく別の分類の魚にも見えます。ですがそんなシマアジにもちゃんとアジの仲間であることが分かる特徴があります。もちろんシマアジにしかない特徴もここで説明していきたいと思います。

体の特徴について

最大の特徴は体の中央にある黄色もしくは黄金色に輝く一直線のラインです。その大きな体と重さから本当にアジの仲間?と疑ってしまいそうですが、尾柄にはゼイゴと呼ばれるギザギザのウロコを持っているためアジの親戚であることが分かります。

シマアジのガラスの口

シマアジ釣りの難易度が高い理由はその口切れのしやすさにあります。柔らかい唇は釣り針に引っかけることが難しく、さらにシマアジの重い体に引っ張られると針が外れてバレてしまうことが多いのです。そのことから釣り人たちから「ガラスの口」と呼ばれています。

群れを作って大きく回遊

シマアジは18~24℃の比較的温かい水温を好むため群れを作って快適な環境を探し求めています。普段は100~200匹程度の群れを作って浅場を回遊していますが最大で1000匹を超える大群もそう珍しくはありません。この群れを作る習性は若い魚に多く、歳を取るにつれ老いた魚はほとんどが単独で行動するようになります。

シマアジの釣りについて

シマアジ釣りの魅力、それは引きの強さにあります。大きな体は重ければ重いほど引っ張られるような程よい手ごたえがあり、慣れてくるとまるでゲームをしているような感覚で楽しく釣りをすることができます。場所や時期のタイミングが分かればより楽しくシマアジ釣りに没頭できるでしょう。

シマアジの釣りの魅力

釣り人たちの間では大きな個体のシマアジはオオカミと呼ばれています。天然のシマアジは希少で、その独特の引きの強さは釣りの醍醐味を存分に味わえるうえ、調理すれば上品な味わいが大変美味なのです。人気が集まるのも納得でしょう。

シマアジが釣れる場所

どこでも釣れる魚ではないので場所は限られていますが、有名な場所だと伊豆諸島の銭洲が好漁場で大物釣りにも最適です。シマアジは個体数の少ない、貴重な水産資源のため場所によっては禁漁期間が設けられています。産卵期に入る冬の間は禁漁をする釣り場もあります。

シマアジが釣れる時期

年間を通して釣れますが、おすすめの時期は特に天候のいい6月~8月です。この時期は秋冬の産卵期に備えて栄養を蓄えようとするため、食いつきが大変よくなります。夏から秋にかけては岸釣り、大物を狙うなら冬から春の船釣りが良いでしょう。

シマアジの釣りの種類

釣り方はさまざまで、そのなかでもコマセ釣りが初心者からベテランまで広く知られています。コマセとは魚を集める為に撒いたり、仕掛けのカゴに詰めたりする餌の事で寄せ餌(よせえ)や撒き餌(まきえ)などとも呼ばれています。次の項目ではそのコマセ釣りを応用した釣りのテクニックを紹介していきたいと思います。

シマアジ釣り仕掛け①:カゴ釣り

シマアジの釣り方はいくつもあるので、釣りをしたい場所、狙いたい獲物の大きさに合わせて手法を変えていくことが成功のカギを握ります。カゴ釣りは力づくで大物を引き上げることが出来る、他とは一味違う大胆な釣り方です。

カゴ釣りの仕掛けを紹介

名前の通り、コマセカゴにオキアミなどのエサを詰め込んで遠投に投げると水中でカゴがパカっと開く仕組みです。中のエサを放出させて魚をおびき寄せます。遠くを狙えるため、釣り場は堤防の先端など、水の澄んだ場所を選ぶといいでしょう。

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