スマは全身トロと言われる幻の高級魚!生態から話題の完全養殖までご紹介

生息地は、ハワイ、オーストラリア北部、アフリカ東岸から日本の本州中部以南の範囲、西太平洋からインド洋にかけての亜熱帯海域および熱帯海域に広く分布しています。日本の海域にも生息しており、1m近くにもなる大型魚ですが、なんと磯や堤防からも狙うことができます!

スマの生態

日本では主に九州以南に生息しており、成魚は全長1m体重10kgに達します。しかし漁ではそこまでの大きさはなかなか捕獲できません。大群は作らずに、単独か小さな群れで行動しています。肉食で、小魚・甲殻類・頭足類などを捕食しています。

スマの体の特徴を解説

美しく引き締まったシャープなボディライン、顔はカツオ似、背中の模様はサバに似ています。後々ご紹介しますが、捌いた体内(お刺身)も美しく、最高に食欲をそそります!ここではスマ独自の体の特徴からカツオとの違い等、外観をご紹介します。

死ぬと消える?黒い点

胸ビレの下に黒い点がいくつかあり、この点がスマを見分ける特徴のひとつででもありますが、死んでしまうと消えてしまいます。これで鮮度が分かりますね。この黒い点は1-7個の範囲で現れます。西日本での呼称「ヤイト」はこの黒点をお灸の跡になぞったものだそうです。

カツオとの違いを紹介

スマはカツオと仲間のように思われていますが、まったくの別種です。画像はヤイト=スマです。比較してみましょう。最大全長はどちらも1mですが、カツオの方が身が多くて重く育ちます。模様の違いが一番の特徴で、見間違うことはないでしょう。どちらも赤身です。

きれいな背中の模様

背中の炎のような模様もスマの特徴のひとつです。海中に漂う炎。素敵な響きですね。やや斜めの縞模様があります。対してサバは縦の縞模様が背中にあります。「縞(シマ)」がある「カツオ」がスマガツオに転じたとも言われています。

高級魚としてのスマを紹介

スマはどうして高級魚と言われているのでしょうか。それは味と量。いわゆる希少価値、レアリティです。カツオ・サバに類似するとされていましたが、比較になりません。ここでは高級魚としてのスマをご紹介します。

全身トロ!スマの刺身は絶品

スマの絶品な味が高級魚の証です。スマを食した人の感想、ツイートなどを見ていると、全員が漏れなく絶賛していることから、誰が食べても絶品であることが伺えます。全身トロ!一言で表すならまさにこの言葉に尽きます。ネットでも購入できるようですので、ぜひご賞味下さい!

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