カマスの生態、分布
実はカマス、肉食魚なんです
海釣りで人気の高いカマス。カマス科は全て海水魚です。太平洋・インド洋・大西洋の熱帯・亜熱帯域に幅広く分布。主に沿岸域に生息していて、サンゴ礁や岩礁の周辺で群れを作って活発に泳ぎまわっています。時には人にも攻撃性を示す魚類です。一部の地域ではサメよりも恐れられている存在とも言われています。
カマスの特徴
大きく分けて2種類います
ここ日本で狙うことができるのは主に「アカカマス」と「ヤマトカマス」です。そしてどちらも西日本から南シナ海にかけて生息し回遊しています。身体の特徴としては、アカカマスは背びれに対して腹ビレが頭側にあり、一方のヤマトカマスは背びれに対して腹ビレが同じ位置にあります。これが2種類のカマスを見分けるポイントです。
カマス釣りの時期
秋がベストシーズン!
まずはカマス釣りに最も適している時期をご紹介します。カマスは肉食魚でイワシなどを追いかけ回遊していることが多い魚です。ヤマトカマスは7月から9月、アカカマスは10月から11月がベストシーズンとなっています。よって夏から初冬まで楽しめる釣りです。しかし、真冬でも小魚の接岸次第では入れ食い状態になることもあります。しかし海に向かってやみくもにルアーを投げ入れるだけでは効率が悪く、狙っている魚に出会えるチャンスが減ってしまいます。カマスが居着きやすいポイントや狙いかたのコツを一つずつ見ていきましょう
カマス釣りのポイントや時間帯
潮通りのよい場所を狙う
堤防の先端や、角付近は潮通りがとてもよくかまを狙える絶好のポイントと言えます。ではなぜ、潮通りのよいエリアを狙うのかというとカマスのターゲットとなる小さな魚たちが居座ることが多く、それを狙っているカマスがやってくる可能性がとても高いポイントだからです。あとはタイミングも重要ですので、満潮や干潮のいずれにせよ潮の動く時間帯に絞って狙ってみましょう。
さまざまなレンジ(タナ)を探る
カマスのいるエリアが決まれば次はレンジです!(レンジとは、深さのこと。タナとは、魚が泳いでいる遊泳層のこと。タナを知ることで釣果が左右されます。ウキ下と同じような意味合いで使われることもあります。カマスは小魚を追って回遊しています。そのため水面で小魚がピチャピチャと跳ねているのが見えればカマスも水面の近くで釣れてしまう可能性が高いです。カマスは基本的に同じ深さを群れで回遊しています。サビキやルアーで狙うにしろ釣れると思われるレンジを知ることができれば入れ食いも夢ではないでしょう!