カンパチのおすすめレシピ8選!アレンジ次第でレパートリーは無限!

カンパチは、スーパーの魚売り場や鮮魚店でも身近に見掛ける魚ですが、肝心のレシピは単純なものしか知られていません。とはいえ、カンパチは、レシピの工夫次第でごちそうに早変わりするポテンシャルを秘めた魚です。この記事では、カンパチのおすすめレシピ8選をご紹介します。

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みなさまに釣りやキャンプの魅力をわかりやすくお伝えしていきたいと思います。
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一般的なカンパチレシピは単純なものばかり

カンパチを皆様はどのようにして食べていますか?お寿司屋さんの寿司ネタでもおなじみですが、主に食べる方法はお寿司や刺身が多いのではないでしょうか。生で食べるとコリコリしていて、脂も乗っていておいしいですよね。

単純レシピばかり

食べ方を調べるとやはり、刺身が一番多いです。もちろん刺身で食べるのはおいしいです。でも、毎回同じ食べ方だと飽きてしまいますよね。他にも、調べると単純なレシピばかりでバリエーションが少ないと感じてしまうことも多々あります。でも実は生で食べるだけでなく、火を通してもおいしく食べることができるのです。

栄養満点

味もとてもおいしいのですが、実は栄養面で見ても、とても優れた魚なのです。おいしく食べられて、栄養も取れたらいうことなしです。レシピをご紹介する前にカンパチがどのような魚で、どれだけ栄養があるかをご説明していきましょう。

 

カンパチとはどんな魚

そもそもどんな魚か、知っていますか?スズキ目アジ科に属する大型魚で、天然のものは高級魚として知られているんですよ。主に刺身や寿司ネタとして食べられることが多いです。様々なレシピをご紹介する前に、まずはどんな魚なのかをご説明いたします。

名前の由来

漢字で書くと「間八」となります。変わっていますよね。実はこれは目の上の斜め線が正面から見ると、漢字の「八」に見えることから名付けられました。地域によって呼び名が異なり、関西や九州ではアカハナ、鳥取ではヒラソ、鹿児島ではアカバラとも呼ばれています。

生息域

全世界の熱帯・温帯域に生息しています。日本でも太平洋側は北海道から九州、日本海側でも青森から九州、沖縄、伊豆諸島や小笠原諸島にも生息しています。全国的に生息していますが、天然ものは鹿児島・長崎・高知・福岡県がよく獲れます。養殖も各地で行われています。

生態

回遊魚で春~夏は北上、冬~春は南下します。アジやイワシなどの小魚を食べています。平均して成魚で100cmの大きさになるといわれていますが、大きいものでは190cm、80kgにもなる個体も記録として残っています。アジ科の中ではヒラマサの次になる大きさです。

天然ものの旬は6~9月であるといわれています。3~9月が産卵時期ですが、産卵直前のものがおいしいのです。現在は養殖も盛んに行われており、養殖ものに関しては通年を通して、味は安定しているので旬は特にありません。

出世魚

ご存知の方もいるかもしれませんが、出世魚なのです。関東では10~35cm大はショッコ、35~60cm大はシオゴ、60~80cm大はアカハナ、関西では60cm大まではシオ、鹿児島では70cm大まではネイゴ、ネリゴと呼んでいます。関東では80cm以上、関西では60cm以上、鹿児島では70cm以上のものをカンパチと呼びます。

実は赤身魚

見た目の色から赤身と呼ぶには色が薄く、白身魚とお思いの方も多いのではないでしょうか。でも実は赤身魚に分類されるのです。筋肉に含まれる血液色素タンパク質のヘモグロビンと、筋肉色素タンパク質のミオグロビンの量が多いと赤身になります。

ブリ・ハマチとの違い

ハマチはそもそも養殖もののブリの名前で、この2つは同じ魚なのです。ブリとの違いはまず見た目です。名前の由来でもご説明したようにカンパチにある目の間の模様がブリにはなく、ブリはずんぐりとした紡錘型となっています。ブリの方が脂が乗って柔らかいのも特徴です。

上手な選び方

せっかくなら鮮度の良いものを選びたいですよね。では目利きのポイントはあるのでしょうか。できれば活き締めのものが良いでしょう。他には色艶が良く、エラが鮮やかな赤色であること、切り身の色は淡ピンク色で透明感があるものを選ぶようにしましょう。

ブリ釣りに関する記事はこちら。

カンパチの栄養素

魚というと健康に良いイメージがありますよね。そうなると気になるのが、実際の栄養価でしょう。実はとても栄養価が優れていて、大人はもちろん、子供もお年寄りの方も積極的に摂りたい栄養素が含まれているのです。ここではどんな栄養素があるのかを徹底的にご説明いたします。

カリウム

カリウムには余分なナトリウムを排出することから、血圧を下げる作用があります。また酵素を活性化することから、ストレスを軽減したり、便秘やむくみを改善する作用もあるといわれています。加工食品ばかりを摂っていると不足してしまいがちなので、魚から栄養摂取できると嬉しいですね。

DHA

必須脂肪酸の一種で、多価不飽和脂肪酸といい、体内ではほとんど作ることができません。学習機能向上、制がん、血中コレステロール・中性脂肪低下、血圧・血糖低下、抗アレルギー、抗炎症、血小板凝集作用があるといわれています。

EPA

DHAと同じく必須脂肪酸の一種で、体内ではほとんど作れません。DHAと異なる特徴的なことは、血液さらさら効果が高いという事です。心筋梗塞、脳梗塞、動脈硬化の予防に効果的です。DHAは脳や母乳にも含まれているので乳幼児が、対してEPAは成人が積極的に摂りたいものです。

たんぱく質

3大栄養素の1つで、人間には欠かせないものです。たんぱく質は体内では作ることのできない必須アミノ酸を含んでいます。アミノ酸は臓器・皮膚・血液など人間の体を作り、健康を維持するために必要不可欠です。疲労回復・免疫力アップに効果的です。

ビタミン

カルシウム・リンの吸収を助けて、骨の成長を促す脂溶性ビタミンDを多く含んでいます。また血合いの部分には鉄分と同じく、血液を作るのに必要なビタミンB12も多く含まれているため、貧血予防にも効果的です。

ナイアシン

水溶性ビタミンB群の仲間で、アルコール分解作用や皮膚・粘膜の抗炎症作用、神経症状を防ぐ作用があります。二日酔いを予防する効果もあるので、お酒のつまみとしても最適といえるでしょう。おいしいからといって、食べすぎ・飲みすぎには気をつけましょうね。

カロリー

100gあたり129kcalです。同じ100gあたりのカロリーを他を比べてみると、黒マグロは125kcal、タイは177kcal、サーモンは139kcal、秋刀魚は297kcalとなっています。カロリーは高くも低くもないのですが、糖質が0.1gと低いので糖質制限に向いています。

カンパチのおすすめレシピをご紹介!

ここからはオススメのなるべく手軽に、簡単に作れるアレンジレシピを8種類ご紹介していきます。生食から加熱調理まで、様々な食べ方をご提案します。アレンジ次第で、そのレパートリーは無限大。ぜひ作ってみて、おいしさを味わってください!参考になれば幸いです。

カンパチのおすすめレシピ① 塩こんぶのカルパッチョ

カルパッチョはイタリアの前菜としておなじみですよね。よくあるソースの酸味の正体はレモン汁ですが、ここでは一風変わって和風なカルパッチョをご紹介いたします。ドラマ「釣りバカ日誌」内で紹介されたレシピになります。

 塩こんぶのカルパッチョの特徴は?

最大の特徴は和風なところです。ソースには一般的なレモン汁ではなく、柚の皮と絞り汁を使用します。そこに、これまた和な食材である塩こんぶを加えます。薬味にもみょうがや貝割れ大根を使用するため、見た目も華やかな和風の一品が完成です。

塩こんぶのカルパッチョの材料は?

4人前の分量で、カンパチ(刺身用)350g、薬味のみょうがは2個、貝割れ大根は1/2パック。ソースには塩こんぶ15g、柚の皮2g、柚の絞り汁小さじ1、オリーブオイル大さじ2、こしょう少々です。お好みで薬味をしょうがなどの香味野菜に変更してもおいしく食べられます。

塩こんぶのカルパッチョの実際の作り方は?

それではさっそく、作り方を解説いたしましょう。下準備さえしてしまえば、とても簡単にできちゃいます。下準備をしっかりすることで、食べやすくなりますので、ポイントはきちんと押さえてくださいね。所要時間はおおよそ10~15分です。

実際の作り方:手順①

カンパチは薄く切ります。みょうがは縦半分に切ってから、千切りにします。貝割れ大根は半分に切ります。切ったみょうがと貝割れ大根は水にさらしたあと、水分をよくきりましょう。こうすることで、食感が良くなるだけでなく、えぐみを除くことができます。

実際の作り方:手順②

続いてソースの準備ですが、塩こんぶと柚の皮はみじん切りにしましょう。柚の皮は上から下に剥き(3×6cm大)、裏返しにして苦味となる白い部分は取り除きましょう。柚を絞って果汁を出したあとは、ボウルにソースの材料を全て入れて、混ぜ合わすだけです。

実際の作り方:手順③

お皿にカンパチを並べます。並べ方はお好みですが、放射状に並べていくと良いでしょう。中心にみょうがと貝割れ大根を盛り、ソースをかけたらできあがりです。薬味とソースを巻きながら召し上がってください。

カンパチのおすすめレシピ②ごまカンパチ

福岡県で食べられるごまさばという料理をご存知でしょうか。名物料理でもあるごまさばは新鮮なさばと特製のタレ・たっぷりのごまで和えたものです。福岡のソウルフードともいえるこの名物料理もカンパチにアレンジしても、おいしくいただけるのですよ。

 ごまカンパチの特徴は?

そのまま食べてお酒のつまみにも、ご飯に乗っけて食べたり、お茶漬けにしたりと、食べ方が色々あるのが特徴です。また一緒にたべるごまは鉄分が豊富なため、味に風味が出るだけでなく、貧血予防の効果がさらにアップするという嬉しいメリットがあります。

ごまカンパチの材料は?

2~3人分でカンパチ200gです。特製タレはしょうゆ大さじ2、みりん大さじ1、酒大さじ1/2、すりごま大さじ1~2です。お好みにはなりますが、できたらあった方が良いのは、いりごま、わさび、おろししょうが、万能ねぎ、大葉を適量用意してください。

ごまカンパチの実際の作り方は?

作り方はとっても簡単で、あっという間にできちゃいます。同じ特製タレを使って、魚を変えて楽しむことも可能です。あと一品ほしいという時や、作る元気がない、なかなかおかずが思いつかないなんて時にもオススメな一品です。所要時間は10分程です。

実際の作り方:手順①

カンパチを適当な大きさに切ります。本場の福岡でも様々な切り方がされており、決まってはいませんので切り方薄く刺身のように切ったり、細く切ったり、角切りにしたりとお好みの形に合わせて切ってくださいね。

実際の作り方:手順②

特製タレを作りましょう。ボウルにしょうゆ、みりん、酒、お好みでわさびやおろししょうがを入れます。もし濃い目の味がお好きであれが、しょうゆの量を増やしてみてください。タレができたら、切ったカンパチを漬け込みます。

実際の作り方:手順③

薄切りであれば5~10分漬け込めば、味がなじみます。すりごまを混ぜ合わせたら、お皿に盛り付けて完成です。大葉をお皿に敷いた上に盛り付けると、ぐんとお高く、おいしそうに見えます。お好みで上からいりごまや万能ねぎを散らしてください。

カンパチのおすすめレシピ③和風ブルスケッタ

ブルスケッタはイタリア料理の軽食の1つで、ガーリックトーストのことをいいます。おつまみや前菜として食べられますが、見た目の華やかさからパーティーやおもてなし料理でも活躍すること間違いなしの一品です。そんなブルスケッタを和風仕立てで作ってみましょう。

和風ブルスケッタの特徴は?

なんといってもイタリア料理であるブルスケッタが、和風仕立てとなっているところでしょう。プチトマトと一緒に合わせていますが、意外とこれがいけるのです。手軽に作れるので、朝ごはんにもぴったり。

和風ブルスケッタの材料は?

フランスパン4~5切れ、カンパチ100g、プチトマト3~4個、万能ねぎ(小口切り)大さじ2、麺つゆ大さじ1、オリーブオイル大さじ1、塩2つまみ~、にんにく1片です。ほとんどが常に家にある材料ですよね。刺身として食べたけど少しだけ残ってしまったといった時にもオススメです。

和風ブルスケッタの実際の作り方は?

材料もお手軽なものですが、作り方もとっても簡単で手軽にできちゃいます。刺身やフランスパンが少しだけど余ってしまった、たまには一風変わったものも食べたいなと思った時に、気軽に作れます。所要時間は10~15分です。

実際の作り方:手順①

カンパチは適当な大きさに切ったあとに、包丁で軽くたたいて、たたきにします。たたきの具合はお好みですが、あまり細かくしすぎるよりは身の形が残るくらいの荒めな感じが食感も残って良いでしょう。

実際の作り方:手順②

万能ねぎは小口切りで細かく刻みます。ボウルにたたいた身と万能ねぎ、麺つゆ、オリーブオイルを入れ、混ぜ合わせます。プチトマトは8等分にしてから加えて、お好みで塩を加えます。少し濃い目くらいが丁度良いです。

実際の作り方:手順③

フランスパンを焼きましょう。フランスパンの厚さは厚いものよりも、薄いほうがカリッとしておいしいです。こんがりと両面が焼けたら、片面に半分に切ったにんにくをすり込み、その面に具を乗せたら完成です。

カンパチのおすすめレシピ④南蛮漬け

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