南蛮漬けといえば揚げた小あじなどの小魚などで作ることが多いですよね。南蛮とはスペインやポルトガルを指します。南蛮漬けは酢漬けしているため、日持ちも良く、また揚げているにも関わらず、さっぱりと食べることができます。
南蛮漬けの特徴は?
刺身として食べ飽きてしまった時にも、一風変わった食べ方で楽しむことができます。野菜も一緒に摂ることができますので、栄養バランスもばっちりです。酢は食欲増進や疲労回復、動脈硬化、カルシウムの吸収を助ける作用があるので、相乗効果が期待できます。
南蛮漬けの材料は?
2人分でカンパチ200g、玉ねぎ1/2個、にんじん1/3本、ベビーリーフ1袋(40g)。野菜は好みでピーマンやパプリカも加えてください。南蛮酢は酢大さじ3、砂糖・しょうゆ各大さじ1、塩少々、唐辛子(輪切り)小さじ1、水100ccです。揚げ焼き用に片栗粉大さじ1、サラダ油適量。
南蛮漬けの実際の作り方は?
油で揚げるというよりは揚げ焼きをしますので、油の使用量が少なく、ヘルシーに仕上がります。冷やす時間がかかりますが、作業時間は短く、手軽にできます。手軽な食材ばかりなので、おかずに困った時にもぴったり。所要時間は約30分です。
実際の作り方:手順①
カンパチはお好みの食べやすい大きさに切り、片栗粉を薄くまぶしておきましょう。刺身で余っていたものを使うのなら、そのままの形でも大丈夫。玉ねぎとにんじんは千切りにします。玉ねぎとにんじんには火を通さないので、薄い方が食べやすいですよ。
実際の作り方:手順②
南蛮酢を作ります。ボウルに南蛮酢の材料を全て入れて、混ぜ合わせたら南蛮酢の完成です。続いてフライパンに適量のサラダ油を入れ、中火で熱し、熱くなったらカンパチを加えましょう。両面をこんがり揚げ焼きして、中まで火を通します。
実際の作り方:手順③
熱いうちに南蛮酢の入ったボウルにカンパチ、玉ねぎ、にんじんを入れて混ぜます。時々、上下を入れ替えながら、冷蔵庫で冷やしましょう。お好みにもよりますが、15~60分で味もなじみます。お皿にベビーリーフをしき、南蛮漬けを盛り付けたら完成です。
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カンパチのおすすめレシピ⑤ あら煮
アレンジレシピをといいながら、どうしても外せないのが定番ではありますが、このあら煮。基本の作り方さえマスターしてしまえば、アレンジはし放題。あらだけではなく、切り身でももちろん大丈夫。お好みでお好きな野菜も加えれば、オリジナルのあら煮が完成しちゃいます。
あら煮の特徴は?
その名の通り、あらを煮込んだ料理です。切り身でももちろんおいしいのですが、あら特有の旨味が切り身よりも濃厚で、ご飯が進むこと間違いなしです。あらでも切り身でも、他の種類の魚でも大丈夫。野菜も大根、にんじん、ごぼう、里芋、ねぎなどが合います。自分好みでオリジナルのあら煮を作ってみましょう。
あら煮の材料は?
あら300g、水150cc、しょうゆ50cc、砂糖・みりん・酒各大さじ3、下処理用の塩適量です。驚くほどシンプルで、あらさえあれば、家にある材料でできてしまうのです。お好みで大根、にんじん、ごぼう、里芋、ねぎなどの野菜も適量。下処理はしますが、臭みが気になる時はお好みでしょうがのスライス5~6枚。
あら煮の実際の作り方は?
あらというと切り身に比べて臭みが気になる方も多いでしょう。でも、このレシピなら大丈夫。しっかり下処理をすれば臭みは気になりません。それでも気になる時はしょうがのスライスを入れれば大丈夫です。下処理さえすれば、煮込むだけの簡単料理。所要時間は約60分です。
実際の作り方:手順①
臭みをなくすためにも、下処理をしっかりしていきます。あらに全体的に適量の塩をふりかけて、20~30分程時間をおきましょう。時間がたったら、分量外の熱湯をあらにかけます。下処理はこれで終了です。
実際の作り方:手順②
鍋に水と調味料を全て入れて、煮立たせましょう。煮立ったらあらを入れて、汁気がなくなるまで煮込みます。お好みで野菜を入れるときは、あらかじめ切ったあとに下茹でをしたものをあらと一緒に加えると良いでしょう。しょうがスライスも加える時は同じタイミングで加えて煮込みます。
実際の作り方:手順③
汁気が少なくなり、艶が出るまで煮込んだら完成です。器に盛り付けたあとに、お好みでねぎ(白ねぎでも万能ねぎでも可)を散らすと、色合いも良くなります。そのままおつまみとして食べても、ご飯のあてにも最高に合います。
カンパチのおすすめレシピ⑥西京漬け
西京漬けは京都で作られる白い味噌・西京味噌を使用した料理です。お店で購入しようとすると値段も高く、調理するにも失敗してしまうことも多々ありますよね。でも、ポイントさえ押さえれば、自宅で漬け込むことも焼くことも簡単にできちゃうのです。
西京漬けの特徴は?
言い伝えで「味噌は医者知らず」といわれていたように、みそには様々な健康効果があります。動脈硬化や背活習慣病の予防や、がんのリスクも下げるといわれており、相乗効果が期待できます。塩焼きや照り焼きでは飽きてしまったという時にもオススメです。
西京漬けの材料は?
カンパチは人数分の切れを用意しましょう。漬け味噌は3人分で、白味噌・砂糖各大さじ1と1/2、みりん大さじ1、酒大さじ2、油小さじ1です。西京漬けのため、今回は白味噌を使用していますが、お好みで味噌の種類を変えて色々な味噌漬けを楽しむのも良いでしょう。
西京漬けの実際の作り方は?
特別な下処理の必要性もなく、調味料を混ぜ合わせて、漬け込んでしまえば味噌漬け自体は完成です。味噌の種類を変えたり、漬け込む魚を変えれば応用がききます。こんなに簡単なのに、健康にも良くて味は料亭なみ。所要時間は漬け込み時間を除いて約30分です。
実際の作り方:手順①
魚の下処理は不要ですが、水分などが気になるときはキッチンペーパーなどで拭き取っておきましょう。みりんは小鍋に入れて煮切ったあとに、冷やしておきます。下処理は以上で終了です。簡単ですね。
実際の作り方:手順②
密閉することのできる保存容器の中に調味料を入れてよく混ぜ合わせます。ここに切り身を入れて漬け込みます。漬け込み時間は最低でも3時間、時間があれば一晩です。漬け込み時間が長いほうが味がしみて、より旨味が増します。
実際の作り方:手順③
西京漬けの魚を焼く時に一番失敗するポイントは焼きです。でもポイントさえ押さえて、焼けばおいしい西京漬けが焼けちゃいます。フライパン、グリル・トースターそれぞれで焼く方法とポイントをお伝えしましょう。
フライパンで焼く場合
冷蔵庫から取り出してすぐの冷えた状態で焼くのはNGです。一度室温に置いて、常温に戻しましょう。味噌はキッチンペーパーで優しく拭き取ります。テフロン加工ではない時はクッキングシートを敷いたり、油を入れてから焼きましょう。火加減は弱~中火です。
グリルやトースターで焼く場合
焼く前の処理はフライパンの時と同様です。網の上に直接置くのではなく、一度くしゃくしゃにしたアルミホイルの上に切り身を乗せて焼きましょう。こうすることで、身がアルミホイルにくっつくのを防ぐことができます。弱火で片面5~6分、裏面は3~4分焼きます。
カンパチのおすすめレシピ⑦刺身でピリ辛パスタ
刺身でパスタ?と疑問に思ったり、本当においしいのか疑ってしまうこのレシピ。安心してください、おいしくなかったらご紹介はいたしません。余ってしまった刺身救済レシピで生まれたものですが、これを作るためだけに刺身を残したり、そもそも残さずにこのためだけに刺身を買いたくなる一品です。
刺身でピリ辛パスタの特徴は?
刺身として食べていたら残ってしまった、いつもの食べ方で飽きてしまったという時にも活躍するレシピです。カンパチはもちろん、マグロでもなんでも魚ならOK。魚というとどうしても日本人としてはご飯に合わせたくなってしまいますが、洋風アレンジでもおいしくいただけます。
刺身でピリ辛パスタの材料は?
1人分でカンパチ(刺身)4~6枚、お好みで量は増減してください。一部をマグロやタコ、エビなどに置き換えてもOKです。パスタ100g、にんにく1片、オリーブオイル大さじ2、鷹の爪1/2個、ブロッコリーはお好みの量、塩・ブラックペッパー適量。
刺身でピリ辛パスタの実際の作り方は?
簡単レシピなので、お一人ランチにも最適です。手軽にシーフードパスタを楽しんじゃいましょう。難しいことは一切ありません。下処理も不要です。思い立った時にさっと作れちゃう、絶品パスタを召し上がってみてください。所要時間は約25分です。
実際の作り方:手順①
鍋にたっぷりのお湯を沸かしたら、分量外の塩を入れて、パスタを表示時間通りに茹でましょう。ブロッコリーを食べやすい大きさに割いておき、パスタの茹で上がり時間2分前に一緒に入れて湯がきます。
実際の作り方:手順②
パスタを茹でている間に、フライパンにオリーブオイルとにんにく・鷹の爪を入れて火にかけます。できれば茹で上がり時間に合うように時間調整しましょう。にんにくの香りがたってきたら、刺身を入れます。刺身には火が通り過ぎないように注意してください。
実際の作り方:手順③
軽く刺身に火が通ったところで塩を加え、茹で上がったパスタとブロッコリーを入れて炒めます。茹で汁をお玉1/2杯程入れて、さらに炒め合わせたら完成です。お皿に盛り付けたあとに、ブラックペッパーを振りかけましょう。
カンパチのおすすめレシピ⑧フリット
フリットとは元々はメレンゲの入った衣をつけて揚げたもので、外はカリッとしているのに、中がふわっとした食感を楽しいめるのが特徴です。でも、正直なところメレンゲを作るのって面倒ですよね。ここではメレンゲを使用しないフリットをご紹介します。
フリットの特徴は?
衣に粉チーズを混ぜることで、カリッとした食感を楽しむことができます。ソースも家にある材料で作れるオーロラソースを使用するので、作るのも簡単ですが、魚が苦手な人はもちろん、お子様でもおいしく食べることができます。
フリットの材料は?
2人分でカンパチブロック10cm大(約200g)、卵1個、粉チーズ5g、オリーブオイル小さじ2、小麦粉10g、刻みパセリ適量、塩・小麦粉(下処理用)適量、レモン適量です。オーロラソースはマヨネーズ・ケチャップ各大さじ2、レモン汁・タバスコ少々です。お好みで付け合せの野菜も用意しましょう。
フリットの実際の作り方は?
メレンゲを入れないので、簡単にフリットを作ることができちゃいます。材料さえ準備してしまえば、作業工程はとても少なく、手軽におしゃれなカフェメニューが作れます。所要時間は約20分です。
実際の作り方:手順①
カンパチはブロックのまま、塩を振り、キッチンペーパーで表面に出た水分を拭き取ってから小麦粉をまぶしましょう。塩を振ることで浸透圧の作用が働き、臭みが抜け、旨味が凝縮されます。水分をしっかり拭き取らないと、せっかく抜けた臭みが残ってしまうので要注意です。
実際の作り方:手順②
続いて衣を作ります。卵、粉チーズ、小麦粉、適量のパセリを混ぜたら衣の完成です。①のカンパチに衣をつけますが、ポイントは厚くなりすぎないようにすることです。170℃まで熱した油で、きつね色になるまで揚げたらフリットは完成です。
実際の作り方:手順③
お皿にお好みの野菜を添えて、フリットは食べやすい大きさにカットして盛り付けます。オーロラソースは材料を混ぜ合わせるだけで完成。ソースはかけても、添えても良し。お好みでレモンも添えたら完成です。
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レシピの工夫でカンパチをとことん味わおう!
カンパチはおいしいだけではなく、栄養価も高く、普段から積極的に摂りたい魚です。刺身やお寿司以外でも使えるレシピがいっぱいあることが、おわかりいただけたのではないでしょうか。アレンジを加えるだけで、レパートリーは無限大に広がります。ぜひ、ここでご紹介したレシピももちろん、オリジナルのアレンジを加えて、味わってください。