ゼラチン質と筋肉質の2つの味わいが同時に楽しめるテールの部位です。玉ねぎのスライスがあるとさらにシャキシャキした食感が加わるのでよりおいしくいただけます。テール自体が大きいので丼にする際は切り分けて盛りつける必要があります。こちらはそのままステーキとして食べるほうがおいしくいただけるでしょう。
マグロステーキのレシピ:ほほ肉編
最後はマグロのほほ肉のステーキです。ほほ肉は体の中でもよく動かす部位なので繊維質な肉質をしています。口の中に入れると牛すね肉の煮込みの様にほろほろとほどけていくような食感を楽しめます。ステーキの他にもから揚げなども人気の食べ方です。
材料と作り方
- マグロほほ肉:300g
- バター:20g
- 醤油:15㏄
- 塩コショウ:少々
- 赤ワイン:15㏄
- にんにく:1かけら
- 熱したフライパンにバターとにんにくスライスを加えて香りがしてきたところでマグロほほ肉を加えます。バターは焦げやすいので弱火がいいでしょう。
- マグロの両面を軽く塩コショウし、あまり何度も裏返したりせず中火にしてじっくり火を入れていきます。
- ニンニクスライスは焦げてしまうとおいしくないのできつね色になったところで取り出しておきましょう。
- 火が通ったマグロほほ肉を取り出したら熱したフライパンのまま醤油と赤ワインを加えて軽く煮詰めていきます。フライパンに残ったマグロのエキスと絡めるようにソースを混ぜれば完成です。
ポイントと丼アレンジ
マグロのほほ肉は繊維質なため、ほろほろと崩れやすいです。焼く際は何度もひっくり返していると身が壊れてしまうので優しく扱いましょう。うまみが強い部位ですので丼としてごはんと一緒に召し上がるのもおすすめです。ソースをたっぷりご飯にかけて召し上がってください。
マグロのステーキをいろいろなソースで!
マグロの部位ごとに色々な食感がありそれぞれステーキとして楽しめることはお分かりいただけましたか?ここからはそのステーキをさらに何通りも楽しめるソースの簡単レシピをお伝えします。ソースとの組み合わせで味わいがガラッと変わるマグロステーキをお楽しみください。
にんにくしょうゆ、バターしょうゆ、わさびソース、ワインソース、レモンソースと様々なラインナップをご用意しました。どれも簡単に電子レンジで作れ、余ったソースが使い切れるようにそれぞれのソースに合う他の料理にもワンポイントでご紹介します。
マグロのステーキソースレシピ①:にんにくしょうゆ
まずは王道のにんにくしょうゆです。赤身の魚であるマグロには醤油とにんにくは相性抜群です。冷蔵庫によくあるもの、スーパーなどで簡単に購入できるものでもおいしいステーキソースが簡単に作れます。
材料と作り方
- すりおろしにんにく(市販のチューブのもの):お好みの量
- 醤油:30㏄
- みりん:15㏄
醤油:みりんを2:1の割合で混ぜたところにすりおろしにんにくを加え、吹きこぼれに注意しながら電子レンジで沸騰加熱すれば完成です。ジャム瓶などで作ると残った分はそのまま蓋をして冷蔵庫で保存できます。
ソースのおすすめ料理
マグロステーキの他には、牛肉ステーキはもちろんのこと、チャーハンや焼きそばに回しかけてもにんにくの風味が際立っておすすめです。ほんの少しマヨネーズと混ぜればまったりとした味わいになってお好み焼きなんかにもぴったりです。