ヒラマサのおすすめ人気レシピ14選!刺身から焼き物、アレンジまでご紹介!

海のスプリンターの愛称で知られ、釣り人に非常に人気のターゲットであるヒラマサですが、食べても非常に美味しく、多くのレシピが確立されています。そんな数多くのヒラマサのレシピの中から、おすすめの12レシピを紹介したいと思います。

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料理が好きなのでレシピ系の記事を書いていきたいと思っています。
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ヒラマサってどんな魚?

そもそもヒラマサとはどういった魚なのか、名前だけは知っていても詳細は知らないという方も多いのではないでしょうか。よくブリと間違われるヒラマサですが、意外と違っている点も多いんです。

ヒラマサの特徴

ヒラマサはアジ科最大の魚で、成魚は大体1m。記録では2m50cm、96kgの個体が存在したようです。見た目は前後に細長く、体色は腹が銀白色、背が青緑色となっており、体側には太くはっきりとした、黄色の縦帯がみえます。アジやイワシ、サバなどをエサとしています。

ヒラマサの生息域は?

全世界の亜熱帯や温帯の海域に広く生息していますが、赤道付近の熱帯海域での目撃報告はありません。日本近海では、北海道南部以南で見られます。沿岸や沖合いの浅い海に生息していますが、水深825mの記録もあります。ブリよりも高温を好み、水温18~24℃の海域に多いですが、これより低い水温で見られることもあります。回遊魚でもあり、北海道南部や東北地方では夏に北上したヒラマサが目撃されます。

ヒラマサとブリの見分け方は?

ヒラマサはよくブリと間違われます。ですが違いを理解していれば、見分けることは可能です。一番特徴的なのは体の中央にある黄色の縦帯で、これがはっきりと明瞭な色をしている場合はヒラマサです。

体形は同じような紡錘形ですが、ブリよりもヒラマサの方が側偏しています。口元はブリが角が三角に角ばっているのに対し、ヒラマサは角がやや丸みを帯びています。また、胸ビレよりも腹ビレの方が明らかに長いのもヒラマサの特徴です。口先からエラ蓋の端までの幅が、体長に対してブリよりも狭くなっています。

ヒラマサの旬は?

せっかくヒラマサを食べるなら、旬の時期に食べてみたい、という方もいるでしょう。実はヒラマサは旬でなくとも美味しく食べられるんです。ちなみに、先程ブリと見た目が似ていると紹介しましたが、旬に関しては真逆となっています。

ヒラマサは初夏から夏が旬

ヒラマサの旬は夏です。これは味ではなく漁獲量の面から見たもので、東北など日本の北側では夏の海水温上昇に合わせて北上してきたヒラマサが漁獲されます。その為、初夏から秋口にかけてヒラマサの漁獲量が上がり、出盛りの旬となります。

ヒラマサは一年中おいしい魚?

ヒラマサは季節によっての味の変化があまりなく、いつ食べても美味しいお魚です。大きさによる味の変化もあまりなく、「大きい方が美味しかった」「小さいやつでもブリより美味しかった」「あまり大きいと味が落ちたように感じた」等、色々な意見が出ている事から、好みに左右されるものだと思われます。

ヒラマサのさばき方とは?

ヒラマサは大物釣りで狙われることも多い魚です。せっかく苦労して釣りあげても、さばき方を知らないと食べられませんよね。ここでは三枚おろしのやり方を説明します。魚をさばき慣れている方にはそこまで難しくはないでしょうが、あまりさばいた事の無い方には辛いかもしれません。その場合は小さい魚やさばきやすい魚で練習しておくことをお勧めします。

その①背ビレと尻ビレを取り除く

鱗をすき引きする際に邪魔になる、背ビレと尻ビレを取り除きます。ヒレの根本に包丁の刃先を当てて、一気に切り落としましょう。勢い余って左手を切らないように注意してください。

その②鱗をすき引きする

ヒラマサの鱗は細かい上にしっかりとくっ付いていて取れにくいので、包丁ですき引きします。尾の付け根から頭の方に向けて、体側に沿わせるように刃先を上下させながらこそぎ取っていきましょう。同じように、背ビレや尻ビレの脇や胸ビレの付け根にある鱗も残さず取り除きます。

その③頭と内臓を取り除く

  1. 頭を左手に、背を手前にして置き、腹びれの右側の付け根から包丁で切りこみを入れます。内臓に届かない程度に刃を入れ、胸ビレの付け根の右側を通って、頭頂部まで切り込みます。
  2. 背骨へ直角に刃をあてて骨を切断します。包丁を刺したまま、背骨を軸にして腹が手前になるよう魚を回転させ、反対側も同様に頭頂部に入れた切り込みから胸ビレ右側を回りこんで腹ビレの切り込みのところまで逆くの字に切り進めます。
  3. 内臓も一緒に引き出しやすくする為に、肛門から腹を切り開きます。
  4. 頭部を胴体から離します。この時、内臓も一緒に引き出します。
  5. 腹を開いて、背骨のところに血合いの膜があるのでこれを切り開きます。その後腹の中を綺麗に洗います。血合いの所は小振りの物なら歯ブラシを、大きな物はササラを使うと良いでしょう。
  6. 綺麗に洗い終えたら、外側と腹の中の水気を出来るだけ拭き取ります。

その④三枚におろす

  1. 腹の身を持ち上げつつ、尻びれに沿って尾の付け根辺りまで浅めに切り込みを入れます。切り込みを入れた所に刃先を入れて、中骨の上を滑らせる様に刃先を動かして、背骨に当たるまで切りこみます。
  2. 魚をひっくり返し、背ビレに沿うように背中側を浅く尾から首元まで切り込みを入れます。切り込みを付けた所に刃を刺し、中骨上を滑らせる様に何度か刃先を進め、背骨まで切り込みます。
  3. 尾の付け根近くに尾の方へ刃先を向けて差し込み、身を骨から削ぐように切り離します。尾の付け根の身を左手で持ち上げながら、身と背骨の間へ刃を入れ、包丁を水平に持ち背骨の上へ沿って刃を進め、骨と身を切り離していきます。
  4. 背骨と腹骨の接合部は、刃先の角度を腹側から背に向けるような感じで切り離していきます。
  5. これで片身が完了です。反対側の身も同じようにおろします。

難しい場合は動画を参考に

文章では分かりにくい、という方は動画の視聴をお勧めします。ここでは2つだけ紹介しますが、調べてみるともっと沢山の動画が見つかります。どれも手順や手段に違いはありますので、ご自分がやりやすそうな捌き方動画を探してみるのも良いかもしれません。

ヒラマサのレシピを紹介!

ヒラマサを美味しく食べられるレシピを紹介します。刺身に揚げ物、焼き物にアレンジ料理まで。ヒラマサは色々な料理に使うことが出来ます。どれも美味しいので、是非作ってみて下さい!

ヒラマサのおすすめレシピ①刺身編

お魚の食べ方と言えば、まずは刺身でしょう。お刺身は生である為に、あまり長くは持ちません。しかしそれ故の美味しさがあります。簡単に醤油をつけて食べるのも勿論美味しいですが、ちょっとひと手間加えるだけでもより美味しく食べられますよ。

ヒラマサのおすすめレシピ:刺身編1

最初に紹介するレシピは「昆布締め」です。タイ等の白身魚によく使われる料理法ですが、ヒラマサでも可能です。昆布締めにすると昆布に魚の水分が吸われる事により身が締まり、さらに昆布の旨味成分が魚に移る為、刺身をそのまま食べるよりも数段美味しくなりますよ!

ヒラマサの昆布締め

材料

  • ヒラマサ 四半身
  • 昆布 2枚(四半身より大きなもの)
  • 日本酒 少々
  • 塩 少々

料理レシピ

  1. ヒラマサの両面に軽く塩を振り、10分程置きます。水分が出てくるので綺麗に拭き取ります。
  2. 日本酒を染み込ませたペーパータオルで昆布全体を湿らせます。
  3. 昆布の上にヒラマサを置き、もう1枚の昆布を上に乗せて挟みます。
  4. ラップでしっかりと包み、冷蔵庫に入れて1~2日程寝かせます。
  5. 昆布をはずし、好きな大きさに切って頂きましょう。醤油をつけて食べるのは勿論、茶漬けにしても美味しいですよ(上の写真はヒラマサの出汁茶漬けです)。

調理のポイント

塩をかけた後に出る水分はしっかりと拭き取って下さい。ラップで包む際はきつめに包みましょう。二重三重にしても構いません。隙間があると昆布の旨味がうまく魚に移らず、失敗する可能性があります。

ヒラマサのおすすめレシピ:刺身編2

刺身を食べる時に、酢飯を準備してお寿司や丼ぶりにして食べる方もいます。ただの丼ぶりではなく、づけ丼という食べ方は如何でしょうか?タレが染み込んだ刺身はまた違った美味しさがありますよ!

ヒラマサのづけ丼

材料

  • ヒラマサ(刺身) 5~6切れ
  • 白米 どんぶりに軽く1杯
  • 醤油 大さじ3
  • みりん 大さじ2
  • 酒 大さじ1
  • ごま油 お好みで
  • 万能ねぎ、大葉 お好みで

料理レシピ

  1. 醤油、みりん、酒を鍋に入れ、軽く沸騰させます。
  2. 冷ました漬けダレにヒラマサを入れ、冷蔵庫で30分程漬け込みます。ごま油がお好きな方は漬けダレに混ぜておきましょう。
  3. どんぶりに白米を入れ、漬け終わったヒラマサを綺麗に並べます。
  4. お好みでねぎや大葉を乗せて出来上がりです。

調理のポイント

熱々のご飯に刺身を乗っけると火が通ってしまうので、軽く冷ましておきましょう。ねぎや大葉を乗せる以外にも、白ごまをまぶしたり、しらすを隙間に敷き詰めたり、刺身の下に刻み海苔を敷いても美味しいですよ。

ヒラマサのおすすめレシピ:刺身編3

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