チヌの落とし込み釣り大特集!おすすめタックル、エサ、仕掛けをご紹介!

目次

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目印仕掛けはチヌからのコンタクトを視覚化出来るアイテムです。ウキに近いイメージです。目印の仕掛けを長くすれば底の方まで探ることが出来ます。逆に短くして表層だけを積極的に探り次から次へと移動することも可能です。

OWNER(オーナー) チヌ発泡落し込み目印 オレンジ

OWNER(オーナー)が販売する目印の仕掛けです。目印は発泡製なので微力な浮力を持っています。この浮力がエサが落ちていくスピードにブレーキをかけいい感じに沈めていくのです。釣り人はラインのコントロールよりも目印の動きに注目しているので視認性が高いことが重要です。

視認性が高いオレンジカラー

海面で視認性が最も高いと言われるカラーの一つがオレンジ。OWNERの発泡シートもオレンジを採用しています。目印探る深さによって変わってきますが、15個前後が一般的です。間隔は25㎝~30㎝です。OWNERの発泡シートは14個入りなので予備も含めてちょうどいい数です。

詳細

  • カラー:ビビットオレンジ
  • サイズ:10mm
  • 14個入り
  • 価格:約430円(2019年3月上旬Amazon価格)

チヌの落とし込み釣り用おすすめ目印:その2

がまかつ(Gamakatsu) 前打ち目印仕掛4.5m(高浮力) 4.5m TO106

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次に紹介する目印仕掛けは仕掛けとして既に完成しているタイプです。ビギナーの方はこういった既製品を最初に使ってみるのがおすすめです。慣れてきたらコレを参考にして自分で作っていくことが出来るようになります。

がまかつ(Gamakatsu) 前打ち目印仕掛4.5m(高浮力) 4.5m

がまかつの目印仕掛けは完成した状態で売っている仕掛けです。自分でシートを撒いたり準備する時間が無い方にはとても便利な仕掛けです。ラインに結ぶだけですぐに釣りが開始できます。予備として持っておくのもいいかもしれません。

高浮力でゆっくり丁寧に探る

この仕掛けは高浮力でゆっくりと探ってきたい時に使う仕掛けです。落とし込みはゆっくり落とした方がチヌは食いやすいです。そう考えると高浮力は断然有利になります。しかし、ゆっくり探ると沈めることが出来る回数は減ってしまいます。ゆっくり探るか、数を探るか、釣り場の状況によって判断します。

詳細

  • 長さ:4.5m
  • 浮力:高浮力
  • 仕掛け:完成品仕掛け
  • カラー:オレンジ
  • 目印間隔:30㎝
  • 価格:約860円(2019年3月上旬Amazon価格)

チヌの落とし込み釣り用おすすめタックル⑤ スイベル

スイベルは仕掛けと仕掛けを繋げる金属のアイテムです。両方にリボンのように輪っかがついてクルクルと回転する仕組みになっています。この回転が重要です。ラインや仕掛けで発生したよれを吸収してくれるからです。直結でハリスを結ぶ人もいますが、うまくよれを処理しないとエサが回転しながら沈下することになってしまいます。

NTスイベル(N.T.SWIVEL) タル型サルカン クロ # 22

NTスイベル(N.T.SWIVEL) タル型サルカン クロ # 22

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スイベルにも重さがあるので仕掛けのバランスを考えると直結して使わないという人も多いです。しかし使わないとよれの問題もあります。初心者の方は出来るだけ小さなタイプのスイベルを使う事をおすすめします。回転しながら落ちていくエサにはチヌは食いつきません。

極小の小さなスイベルは破損することも

極小のスイベルは安価なものを使うとスイベルが破損していることもあります。せっかくかかった大物がスイベルの破損で取り逃がしたとならないように無名のブランドは避けたほうが無難。NTスイベルは安心の日本製です。

詳細

  • サイズ:22号(極小)
  • 強度:6.1kg
  • 入数:13個
  • 日本製
  • 価格:約171円(2019年3月上旬Amazon価格)

チヌの落とし込み釣り用おすすめタックル⑥ ガン玉

小さなアイテムですが意外と重要な役割を果たしているのがガン玉。適当に使っていると釣果はおぼつきません。ガン玉のサイズはB~3Bを針のすぐ上のハリスの部分に打ちます。2Bを基本にして、釣り場の状況によって3Bへ交換したり、Bへと軽くしたりします。

タカタ やわらか君粒ぞろいセット

 

タカタ やわらか君粒ぞろいセット

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食いが悪い時はガン玉を軽くしてゆっくりと探りす。風が強くてラインがコントロールしきれないときや、潮の流れが速い時にはサイズを大きくします。その他にも、海底であたりが多い時は一気に底まで沈めるためにガン玉のサイズを大きくしてテンポよくアタリの出るタナを狙う場面もあります。

ケース入りでオモリの調整が楽々

前述した様に釣りの状況によってオモリのサイズは変えることがあります。堤防の上を箸から端まで足を使って移動を繰り返すので、手荷物を少なくするのが鉄則。多くのオモリが収納できるケース入りはとても便利です。

詳細

  • 外観:ケース入り
  • サイズ:3B、2B、B、5、4、3、2、1
  • 価格:約460円(2019年3月上旬Amazon価格)

チヌの落とし込み釣り用おすすめタックル⑦ ハリス

見切られてしまっては釣れないハリス。だから出来るだけ細くしたいのが釣り人の心情です。しかし、細い分だけバーストする確率も高くなってしまいます。落とし込みはハリスが太くても釣れる!という説もありますが0.8号~1.5号の間で細めを使うのがおすすめです。0.6号になると障害物がない場所に限定されます

ヤマトヨテグス(YAMATOYO) ライン チヌフロロハリス 50m

ヤマトヨテグス(YAMATOYO) ハリス チヌハリス フロロカーボン 50m 2号 8lb グレー

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ヤマトヨテグスのハリスはフロロカーボン性で0.6号~2号まで揃っています。細いハリスの方が確実に当たる回数は増えるので初心者には0.8号がおすすめです。ただし、障害物がある場所ではもう少し太いサイズを選択してください。

信用できるハリスは号数を沢山揃えたい

魚の食いが悪い時や海の状況でチヌに見切られているなと感じることがあります。そんな時はハリスの号数を下げるのも手段の一つです。ワンサイズ下げるだけでチヌのアタックが増えるという事も。ヤマトヨテグスならサイズが豊富なので状況に応じた変更も思いのままです。

詳細

  • 主な対応魚種:クロダイ
  • 主な釣場:磯・堤防
  • 素材:フロロカーボン
  • 号数:0.6号~2.0号
  • カラー:グレー
  • 価格:約1,000円(2019年3月上旬Amazon価格)

チヌの落とし込み釣り用おすすめタックル⑧ ハリ

釣り上げるための最も直接的なアイテムであるハリ。堤防で使うハリには色々な種類があります。ターゲットの魚ごとにハリがあるといっても過言ではありません。落とし込みに使うハリにもいろいろなタイプがありますが、最もオーソドックスなカニをエサにした時のハリを紹介します。

がまかつ(Gamakatsu) カニ専用チヌハリ 黒色

がまかつ(Gamakatsu) カニ専用チヌ フック (黒) 4号 釣り針

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カニをエサにした時に専用に使うチヌハリです。落とし込みで手に入りやすく良く釣れるのでポピュラーに使われるカニ。自分で採取することも、エサ屋で購入することもできます。価格も1匹アタリ数十円とリーズナブルです。カニを出来るだけ弱らないように工夫されたハリがカニ専用のハリです。

カニはしっかりとハリに刺す!でも弱らないように

カニ専用のハリはカニが弱らないように針全体がやや細めになっています。そして、カニが岸壁に捕まりやすいように、ハリの根元部分にガン玉が打てるように平たく加工してあります。サイズは2号~5号程度を使用します。

詳細

  • 本数:12本
  • サイズ:4号
  • エサの種類:カニ専用
  • 価格:約240円(2019年3月上旬Amazon価格)

チヌの落とし込み釣り用エサをご紹介!

チヌの落とし込みに使う活きエサを5種類と疑似餌のルアーを1種類の合計6種類を紹介します。チヌの落とし込みは堤防付近までエサを食べに来たチヌを狙う釣りです。だからエサも岸壁に付いているものを使います。カイとカニが入手しやすく使い易いエサです。

チヌの落とし込み釣り用エサ① イガイ

チヌの落とし込みのエサはマニアックなものまで入れると無数にありますが、最もよく使われるエサの一つがイガイです。春先から岸壁に現れ、水温が下がる秋の終わりになると落ちてなくなります。春先に乗っ込みが始まり寒くなると深場に移動するチヌと同じ周期です。イガイの特長と適した状況を説明します。

イガイの特徴は?

イガイはチヌが良く食べる貝の一つです。だからイガイしかエサに使わないという釣り人もいるほどです。イガイは釣り場の近くの個人で経営するようなお店なら売っている可能性がありますが、大きなチェーン店では扱いがありません。自力で採取するのが一般的です。

②イガイが適する状況は?

チヌが居る堤防を見極める方法の一つにイガイの存在があります。堤防にイガイが沢山付いていたらチヌの魚影は濃いぞ!というわけです。夏場は潮通しの良い岸壁にはびっしりとイガイが付きます。イガイはチヌにとって絶好のご飯なのです。イガイが付いている夏場は「先ずはイガイでスタート!」で間違いないでしょう。

イガイならチヌが釣れる!イガイをエサにしてみたい方はこの記事も一緒に読んでみてください。

チヌの落とし込み釣り用エサ② タンクガニ

落とし込みのエサになるカニは数種類あります。一年中コンスタントに釣果が望めエサ屋さんでも手に入りやすいからカニを使う釣り師は多いです。その中でもタンクガニはチヌが好んで食べるカニ。タンクガニの特徴と適した状況を説明します。

タンクガニの特徴は?

タンクガニは爪が大きいのが特徴。タンクガニの爪はチヌの好物なので、切り取って爪だけをエサにしてもチヌは食いついてきます。また冷凍保存してもOKです。冷凍で保存しておけば壁ギリギリを落とし込む演出ができます。

タンクガニが適する状況は?

落とし込み釣りには当たりエサが存在します。当たりエサは、イガイだったりタンクガニだったり日によって変わります。数種類のエサを用意するのは落とし込みの基本。ただしエサ屋さんでは見かけることは少ないです。フジツボやイガイの隙間の生息しているので見つけたら是非採取したいです。

チヌの落とし込み釣り用エサ③ イソガニ

イソガニは堤防やテトラの周りですばしっこく動いている小さなカニ。小さいけれど人間が食べることもできます。おいしい出汁が取れるので味噌汁などには最高です。イソガニの餌としての特徴や出番となるタイミングを紹介します。

イソガニの特徴は?

餌に使えるイソガニは、甲羅のサイズが親指の爪くらいのサイズです。余り大きいとかじられるだけでフッキングしません。アタリがあっても「カニグシャ」と呼ばれる噛みつかれただけで吐き出されてしまいます。食いが悪いときも小さめの餌を使用します。

イソガニが適する状況は?

イソカニと岩カニは正確には違う種類ですが非常によく似ているのでエサとしては区別されていません。イソカニ、岩カニという名前で年中売っています。手に入りやすいエサなので使う人も多いエサ。チヌのエサとしては最も釣果の実績のある餌の一つです。迷ったらイソガニを使ってください。

チヌの落とし込み釣り用エサ④ フジツボ

フジツボは名前の通り富士山のような三角形をした貝の仲間。石灰質の白っぽい硬い殻を持っています。晩秋から春先まで堤防の周りに現れます。水温が下がっても深場に移動しなかったチヌのエサになる貝です。このフジツボの特徴と適した使い方を説明します。

フジツボの特徴は?

夏の間に堤防へぎっしりと付くイガイ。秋になるとイガイが落ちて、変わりに付くのがフジツボです。冬場の落とし込み釣りのメインになるエサです。チヌの食性はイガイからフジツボへと自然に変化します。つまり夏場にイガイが釣れるからと言って冷凍保存して冬につかっても釣果は期待できません。冬に合ったエサを使った方が釣れやすいです。

フジツボが適する状況は?

フジツボは晩秋から春先のエサ。特に季節の変わり目に、堤防に付く貝がイゴイからフジツボに変わり、堤防の壁面の色が黒から灰色に変わるときに、爆発的な釣果を見せることもあります。付け方は下の柔らかな部分にキリで穴を開けて使います。

チヌの落とし込み釣り用エサ⑤ イワイソメ

岩イソメは大型の虫エサで投げ釣りの定番のエサです。もちろん落とし込みでチヌも釣れます。他のイソメ類と比べると体長が大きくアピールが大!ただし値段もちょっとお高めです。地域で呼び名が変わり、マムシ、ホンムシと呼ばれることもあります。

イワイソメの特徴は?

秋から冬に活躍することが多いイワイソメ。イワイソメは針を刺すと多くの汁が出てきます。この汁は人間には少し気持ち悪いのですが集魚効果は凄い!「イワイソメは匂いで釣る」と言われるほど魚にアピールします。

イワイソメが適する状況は?

イワイソメをエサにする場合は夕まず目からの半夜が良く釣れます。電気ウキのエサになることも多く夜半の万能餌。大きな体なので小さなメジナやフグが「エサ取り」によってきても大丈夫です。食いが悪い時は半分に切ったり、頭を切って使って使います。

チヌの落とし込み釣り用エサ⑥ 各種ルアー

チヌをルアーで狙う釣りを「チニング」と呼びます。このチニングの中でもソフトルアー(ワーム)を使って落とし込みをする釣りが流行っています。ゲーム性が高くアングラーの方には大人気!シーバスと並んで強烈な引きが楽しめるターゲットです。

各種ルアーの特徴は?

使用するルアーはワームです。チヌは上から落ちてくる物に反応する習性を持っています。チヌにワームがエサだと誤解させることが出来れば食いついてきます。釣り方はエサと同じで岸壁20㎝以内を狙いそっと落としていきます。落とすだけです。下手にしゃくったり不自然な動きは禁物です。

各種ルアーが適する状況は?

ルアーはチヌに見破られたら終わりなのでシーバス釣りと同様に夜釣りに分があります。シーバスのタックルそのままでちょっと岸壁でチヌを狙ってみる!そんな手軽な釣り方がおすすめです。初心者の方にはワームの中でも匂いを発して集魚効果を高めた「ガンプ」が良く釣れるのでおすすめです。

チヌの落とし込み釣り仕掛けの基本構成は?

チヌの落とし込みの基本構成です。仕掛けは目印がどうなっているのかな?というのがありますが基本的にシンプルです。それぞれのおすすめのスペックをまとめて一覧にしたので参考にしてください。また、次項で目印の作り方を動画で解説します。

  • 竿:3.5m~4.5m
  • リール:太鼓リール
  • ライン:ナイロン2.5号
  • ハリス:フロロカーボン0.8号
  • ハリ:カニバリ4号

落とし込みの目印仕掛けの作り方

落とし込みの仕掛けの作り方を紹介します。仕掛けの長さは2.5m~3mです。そこに発泡シートを30㎝感覚で取り付けていきます。初めて作る方は言葉だけでは想像がつきにくいと思います。上に動画を貼りましたので是非参考にしてください。

目印を自作するメリット

完成品の目印仕掛けは意外と効果でコストがかかります。自作すれば驚くほど安く作れます。そして、仕掛けの長さが自在にコントロールできます。短い仕掛けで表層をスピーディーに探ることも、ボトムまで丁寧に探ることも可能になるのです。

落とし込み釣りでチヌを狙ってみよう!

落とし込みはシンプルな仕掛けでチヌとの一対一の対決が出来る人気の釣法です。シンプルだからこそ奥が深くベテランを飽きさせない魅力があります。しかし、同時に初めての釣行でいきなりチヌをゲットできる可能性もある釣りです!40㎝を超えるチヌに引きは格別で病みつき間違いなしです。ぜひ落とし込みでチヌに出会ってください。

イガイならチヌが釣れる!イガイをエサにしてみたい方はこの記事も一緒に読んでみてください。

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