栄養満点!マグロの血合いレシピ|ステーキや煮付けの作り方をご紹介

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しかしマグロの血合いのすごさはカロリーの低さ、タンパク質の豊富さにあります。タンパク質は主に筋肉をつけるために重宝され、さらに髪や肌に栄養を与える美容効果や、集中力と思考力を高める効果があり、私たちの食事に欠かせない栄養素です。また体を温める効果があり冷え性改善にも役立ちます。

マグロの血合いはダイエットに最適な食材

前述したカロリーの低さとタンパク質の豊富さだけでなく、鉄分も多くありダイエットに最適な食材です。ハイカロリーな肉料理や油っこいものに抵抗がある方、普段のダイエットメニューに飽きてしまった方はぜひ食事に取り入れてみてください。

マグロにはDHAとEPAも

血合い部分も含め、マグロ全体にはDHAとEPAが含まれています。それぞれ青魚に多くあり人間の体では作れない必須脂肪酸の一つです。一見同じような成分と思われがちですが、それぞれ違った素晴らしい性質を持っているのです。

EPAは血液をサラサラにしたり中性脂肪値を下げるだけでなく、心臓病、脳梗塞、動脈硬化の予防にも効果があります。反対にDHAは脳や網膜など、神経を構成するために欠かせない成分です。特に成長期の子供の神経や頭脳の発達にかかわる重要な成分です。

マグロの血合いは鉄分も豊富

血合いならではの鉄分の多さが魅力です。普通の赤身に比べ、その含有量はなんと2倍ほどにもなります。鉄分は赤血球の中のヘモグロビンの成分であり、酸素を体に運搬させる重要な役割を持っています。

鉄分が不足すると貧血になったり、酸素不足で疲れやすくなってしまいます。しかし摂りすぎると内臓に体に負担をかけてしまうので、一日の摂取量は成人女性は40gまで、成人男性は50gまでを目安に摂取してください。

マグロの血合いのカロリーはどのくらい?

普段口にするマグロのカロリーは100~130kcalですが、血合いの部分は117kcal程度と少しヘルシーです。しかし他の魚と比較すると血合い部分はとても低カロリーであることが分かります。下記に表があるので見てみましょう。

魚の種類 100gあたりのカロリー(kcal)
マグロの血合い 117
マグロのトロ 344
ブリ 257
サバ 202
ハマチ 256
さけ 133
ししゃも 177

このように比較してみるとカロリーの低さがよく分かります。特に人気の高いトロが344kcalであるのに対し、血合いはわずか100kcalです。夕飯のメインのお魚を血合いで代替してみればグッとカロリーが抑えられることでしょう。

マグロの血合いは刺身で食べられる?

鮮度がよければもちろん食べられますが、血抜きをしっかりしないと独特な臭みが残ってしまいます。お店に並んでいる血合いは加熱調理を前提としたアラで提供されることが多く、刺身で食べることはポピュラーではありません。自分で釣ったキハダマグロなど新鮮なものなら美味しくいただけるでしょう。

マグロの血合いは栄養満点!ぜひチャレンジを!

このようにマグロの血合いは一見地味な立ち位置ですが、手順さえ踏めばおいしくいただける食材です。おまけに栄養価が高く体の健康やダイエットにも効果てきめんです!メインでも副菜でも、普段の食卓に一品添えてみてはいかがでしょうか?

マグロは血合い以外にもちゃんと栄養があっておいしい部位がたくさんあります。好みに合わせてレシピもアレンジしてみましょう。下記の記事にマグロの美味しい食べ方がより詳しく記載されているので参考にしてみてくださいね。