ツールームテントとは?
キャンパーの間で設営や使い勝手がいいと人気のこの商品。そんなに便利なものであれば一度使ってみたいと考えておられる方も多いかと思います。ではこの2つの部屋を持つテントとは一体どんなものなのでしょうか?
ツールームテントは寝室とリビングが一体化したテント
キャンプ場に着くとまずは主に寝るための場所としてテントを、そして食事をしたりくつろぐためのリビングとしてタープを張りその下にテーブルや椅子をセットしますよね。でもこのタイプのものはリビングスペースが寝室と一体化した構造のため、テントを設営すると同時に2つの居住スペースを確保することができます。
ツールームテントにもワンタッチテントがある
寝室とリビングが一体になっているということは本体もそれだけ大型で設営が大変なのでは?と思われる方もいるかと思います。もちろん寝室だけのものに比べたらサイズが大きくなるのは否めませんが、モデルによっては簡単操作で設営できる便利なものも登場しています。これについては後ほどおすすめ商品の中でご紹介させていただきます。
1人〜2人用のツールームテントもある
このタイプのものはなんとなく4人くらいの家族やグループで使用するアイテムみたいなイメージがありますが、実はこのタイプの商品にもソロやカップルで利用すのにちょうどいいサイズのものもあります。一般のテントと同じように幅広いユーザーニーズに対応しているのですね。
ツールームテントの魅力
使い勝手がいいとキャンパーに人気のこのタイプの商品ですが、具体的にはどんなところが使いやすくいいのでしょうか?従来のように別にタープを設営するやり方がいいのか、こちらの1回ですむタイプを選んだ方がいいのか迷われている方のためにこのタイプの魅力を解説したいと思います。
ツールームテントはレイアウトを悩まなくて良い
まずは設営の際にレイアウトで悩まなくていいのが一番の魅力でしょう。実際にされている方はよくお分かりだと思いますが、自分の区画の中でのテントの位置や出入り口の方向、そしてタープの位置に方向とそれぞれの居住スペースのレイアウトには結構悩むものです。
なぜ悩むかというとできるだけ使い勝手をよくしたいということももちろんありますが、周りでテントを張っている他のキャンパーからの視線を気にしたり適度な距離感をとりたいということも大きな要因です。しかしこのタイプだと考えるのはテントの位置と方向だけですので悩むところは従来の半分で済みます。
ツールームテントは夏場の虫対策がしやすい
通常タープだと多少の雨は防げますが飛んでくる虫の侵入に対してはほぼ無防備になってしまいます。特に虫の多い夏場は深刻でせいぜい光の強いランタンをリビングから少し離して設置するくらいしか手がないのが実状です。
それに対して一体型の場合リビングスペースも周囲をフライシートで覆われているため、全て閉めてしまえば虫の侵入を最小限に抑えることができます。また開口部分にはネットがついているので外の風を取り入れながら快適に中で過ごすことができるのです。
ツールームテントでも設営は簡単
2つのスペースが一体になっているためサイズは大きくなりますが、基本的な設営方法は一般のテントと同様です。インナーシートにフレームを通して立ち上げ、フライシートをかぶせペグで固定するだけです。タープのように2本のポールとシートをバランスをとりながらロープで立ち上げていくような設営が不要なので初心者にも優しいと言えます。
ツールームテントの選ぶときのポイント
ここまでの説明でこのテントの便利な点や魅力がお分りいただけたと思います。では実際に商品を際にはどんな点に気をつけて選んだらいいのでしょうか。ここでは商品選定のときに確認しておくべき3つのポイントについて解説します。
サイズ、収納人数をよく確認する
まずテントの収容人数をスペックを見るなどしてしっかり確認しましょう。家族で使いたいのかソロやカップルで使いたいのかによって必要な定員のものを選びましょう。また商品のサイズはモデルによっても異なりますが、収容できる人数が多くなれば大きくなりますので車に積み込める大きさなのかを確認しておくのも大切です。
通気性や保温性を見て選ぶ
通気性という面ではオープンにできる開口部の数や大きさ、そしてメッシュが付いていて虫が侵入しにくくなっているかどうかがポイントです。4人以上など比較的多い人数で利用することがおおいので通気性がしっかり確保されているモデルを選びましょう。
一方保温性の面ではフライシートにスカートが付いていて下からの冷たい風の侵入をシャットダウンできる構造かどうかがポイントになります。このスカートは寒い時期だけでなく強い雨風から守ってくれたり虫の侵入を防ぐことにも一役買ってくれます。
設営の仕方を事前に確認して選ぶ
モデルによって設営方法は多少異なりますので、ショップの店員さんやメーカーのウェブページなどで設営の仕方についてもよく確認した上で選びましょう。後ほどご紹介しますが初心者の方や女性だけで行かれる場合なら、ワンタッチタイプのものや空気を入れるだけで1人で設営できるタイプのものを選ぶのもいいでしょう。
おすすめのツールームテント!コールマン6選
アウトドア好きの方なら知らない人はいないというくらいのアウトドア用品の老舗メーカーです。このメーカーはランタンやクッキングストーブなどとともにテントも豊富にナインナップしています。そんな中から厳選したおすすめのモデルを6選ご紹介していきます。
トンネル2ルームハウス/LDX+
長さ約3.5mのゆったりリビング
幅3.3m長さ約3.5mある広大なリビングスペースが確保できるため、家族やグループでゆったりと過ごしたい方におすすめです。開口部が大きいので出入りも楽ですし風の通りもよく快適に過ごせます。もちろんメッシュスクリーンが付いているので虫対策も万全です。これだけの大きなスペースを4本のポールだけで組み立てられるのも魅力です。
スペック
- 本体サイズ:約660x330x200cm
- 収納時サイズ:約Φ31x72cm
- 収容人数:4〜5人
- 本体重量:約16kg
ウェザーマスターワイド2ルームコクーン2
収容人数が4〜6人とかなり大型のモデルです。インナーテントを取り外すことも可能で外すと大きなスクリーンテントとして大勢で食事をしたりくつろいだりすることが可能です。結露を防いでくれるルーフのフライシートが標準で付いています。
天井から光と風を入れられる
天井の中央部にもファスナーで開け閉めできる開口部がもうけられているので、そこからも光を取り入れたり換気をすることが可能です。フライシートも光を通すようにクリア仕様になっており明るい室内を実現できます。上でご紹介したモデルよりもさらに大きな約4x4mの明るいリビングで楽しく過ごせるモデルです。
スペック
- 本体サイズ:400x740x190cm
- 収納時サイズ:40x85cm(本体用)、24x75cm(ポール用)
- 収容人数:4〜6人
- 本体重量:約30kg
- その他:ルーフベンチレーション、クリアルーフフライ
ウェザーマスターワイド2ルームコーチ
このモデルも天井部分に明かり取りを兼ねた開口部が設けられています。側面からに加えて天井面からも換気ができ同時に明かりも取れるため、大勢で使用しても汚れた空気がこもらず明るい室内で快適に過ごすことができます。
吊り下げ式インナーで簡単設営
インナーテントが吊り下げ式なので外側のテントを組み立ててれば簡単に設営が完了します。またインナーを取り外してしまえば約4x7mの大きなスクリーンハウスとしてグループでの食事や語らいの場として利用できます。
スペック
- 本体サイズ:685x365x205cm
- 収納時サイズ:38x88cm
- 収容人数:4〜5人
- 本体重量:約26kg
- その他:ルーフベンチレーション
タフスクリーン2ルームハウス+
1人でも設営可能
このメーカーの2ルームタイプのなかでは比較的小さいサイズで1人でも設営ができるのが魅力です。家族4人で使いたいけどあまり重くて荷物になるものはちょっと、と考えている方にはおすすめのモデルです。本体下部に電源コードを通すファスナー付きの口が設けられており電源が取れるサイトでは重宝します。
スペック
- 本体サイズ:約320x230x170cm
- 収納時サイズ:直径約30x74cm
- 収容人数:4〜5人
- 本体重量:約16kg
- その他:吊り下げ式インナー
ラウンドスクリーン2ルームハウス
夏のキャンプも快適
素材にメーカーがUVPROと呼ぶ紫外線を軽減させる素材を仕様しており、夏場の強い日差しを和らげてくれ快適に過ごすことができるモデルです。設営も慣れてくれば2人で30分くらいで終えることができます。たたむと小さくなり重量も20kgほどなので荷物を増やしたくないファミリーなどにも最適です。
スペック
- 収納時サイズ:直径28x82cm
- 収容人数:4〜5人
- 本体重量:20kg
- その他:紫外線軽減素材
タフスクリーン2ルームハウス
2019年4月発売予定の限定商品
基本的な仕様は同メーカーのタフスクリーン2ルームハウスと同じですが、4月25日発売予定のアマゾン限定色モデルです。1人でも設営できるアシストクリップや電源コードの引き込み口など便利な機能はそのままです。コールマンは人気が高く他の人と被る可能性も高いので、人とは違う色が欲しいという方はぜひチェックしてみてください。
スペック
- 本体サイズ:約320x230170cm
- 収納時サイズ:直径約30x74cm
- 収容人数:4〜5人
- 本体重量:約16kg
- その他:アマゾン限定商品(オリーブ色)
コールマンの2ルームテントに関する記事はこちら
おすすめのツールームテント!ロゴス4選
このメーカーも有名なアウトドア用品のブランドでご存知の方も多いかと思います。ツールームタイプの商品も販売しており中でも、組み立てにエアを使用し簡単な設営を実現してものなど独自の機能を盛り込んだユニークなモデルが目を引きます。
エアマジックPANELドーム
組み立て5分の新構造
新しい構造のエアテントで専用の空気ポンプを使用し1人でも簡単に立ち上げできるのが魅力です。できるだけ簡単に設営をしたい方には最適なモデルです。本体のメイン出入り口部分は一つのパネルとしてランタンも吊るせるひさしとして使用することが可能なので簡単にリビングスペースの拡大ができ重宝します。
スペック
- 本体サイズ:約475x310x210cm
- 収納時サイズ:約66x44x34c
- 収容人数:4人
- 本体重量:約15.4kg
- その他:エアー注入構造、全面マッドスカート
neosALストリームドゥーブル
コンパクトで軽い
本体の重さがおそよ10kgと軽く収納時のサイズも小さいので持ち運ぶのに便利なモデルです。収容人数は大人4人+子供2人となっていますが4人家族くらいで使用すると中に荷物も置けるので便利でしょう。持っていく荷物をできるだけ少なくコンパクトに収めたい方に向いています。
スペック
- 本体サイズ:約590x295x160cm
- 収納時サイズ:約66x24x24cm
- 収容人数:大人4人+子供2人
- 本体重量:約10kg
neos PANELドゥーブル
独自のPANEL SYSTEMで使い勝手がいい
先ほど紹介したモデルより一回り大きく大人4人がゆとりを持って使えるモデルです。フレームを2本通しパネル状にした独自のPANEL SYSTEMと呼ぶ出入り口が特徴です。骨組みが入っているため開け閉めがしやすく、キャノピーポールでひさしにするとタンタンを吊るすことだってできる優れものです。
スペック
- 本体サイズ:約520x300x205cm
- 収納時サイズ:約63x23x54cm
- 収容人数:4〜5人
- 本体重量:約16.9kg
- その他:PANEL SYSTEM
ROSY ドゥーブルXL
お求め安い価格
一番の魅力はなんといっても3万円を切るお手頃価格でしょう。全体の居住スペースはあまり大きくありませんが190cmと高さがあるため圧迫感はありません。他のロゴスモデルのようなPANEL SYSTEMなど目新しい機能はありませんが、気軽に2ルームを試してみたい方にはおすすめです。
スペック
- 本体サイズ:約440x290x190cm
- 収納時サイズ:約70x19x19cm
- 収容人数:5人(目安)
- 本体重量:約10.5kg
- その他:キャノピーポールは別売
ロゴステントに関する記事はこちら
おすすめのツールームテント!ドッペルギャンガー4選
カマボコテントなどユニークな形のモデルを展開しています。各モデルともゆったり感を大切にサイズ設計がされており、小さいものも大きなものも圧迫感を感じずに楽しむことができます。どれも人気の商品で入荷待ちのものも多く見受けられるため、興味のある方は販売店に入荷時期など問い合わせてみることをおすすめします。
カマボコテント2
大きなサイズでファミリーからグループでの利用まで幅広い用途に活用できるモデルです。フライシートのスカートもついているため夏はもちろん秋・冬キャンプなど四季を通じて使用することができます。