ここまではポップアップタイプのテントの畳み方を4つのブランドのモデルごとにご紹介しました。続いてはワンタッチタイプの畳み方を全3点ほどご紹介していきます。前述しました通りこちらの方が撤収に関しては簡単にできます。
クイックドーム
まずはキャプテンスタッグから出ているモデルを見ていきましょう。ご紹介するのは「クイックドーム250UV」というテントで、インナーとフライシートは分離式、メッシュをインナーに使用しているため通気性も抜群です。
たたみ方の手順
まずペグを取り外してフライのマジックテープとセンターポールを取り外し、ポールからフックを外してテント中央を下げていきます。そして広がったテント本体を中央のポール方向に折りたたんで、収納袋に入れられれば完了です。
動画で確認
動画になっているのは同じくキャプテンスタッグの「サンラインUVシェルター」ですが、基本的には畳み方は前述しました通りです。輪っかを折りたたんで入れるというような手順はありませんので、こちらの方が初めてでもスムーズに進められるでしょう。
Contents
簡易テント(ワンタッチ)のたたみ方②DOD
何度かご紹介していますように、フレームを折りたたんで云々という作業が必要になるポップアップよりは、ワンタッチの方が直感的に撤収ができます。ただしこちらのタイプのテントにも畳み方にはコツがありますので、しっかり覚えておきましょう。
ライダースワンタッチテント
2点目はドッペルギャンガーことDODより「ライダースワンタッチテント」のご紹介です。製品名通りツーリングなどで使用することを背負う体したモデルで、持ち運びや積載がしやすいよう収納時のコンパクト化と軽量化が図られています。
たたみ方の手順
では畳み方の手順を見ていきましょう。まず打ち込んだペグを外し、天頂部のポールを上と下に引っ張るとテントが萎んでくれます。そして4か所のフレームの設置部分を取り外し、内側に折りたたんでコンパクトにして収納します。
動画で確認
動画で収納手順を見ればお分かりいただけるかと思われますが、ペグは簡単に取り外せますし中心部のフレームを取り外したら後は4か所フレームの接続部分を外して折りたたむだけで、後は収納袋に入れれば完了するのです。
簡易テント(ワンタッチ)のたたみ方③ロゴス
比較的簡単な作りになっているワンタッチタイプのテントにも、ウォールがシングルとダブルの2種があります。基本的にはダブルの構造の方が雨への耐性や頑丈さなどは勝っていますので、ダブルウォールの方をおすすめします。
QTOPフルシェード
ご紹介するのはロゴスの「QTOPフルシェード」になります。このブランド独自のQTOPという技術を採用しており、設置には30秒程度しか時間がかからないようになっています。またフルシェードですので全閉にして着替えもできます。
たたみ方の手順
まずはフックとジョイントを取り外します。このときフックとジョイントを上下でそれぞれの手でもって取り外します。そしてそのあとは動画内でも言っていますが折り畳み傘のようにフレームと本体とを折りたたんでいけば収納ができます。
動画で確認
前述しました通り、こチらのモデルで収納をする時に気をつけるべきはフレームのフックとジョイント部分を両手でもって取り外すだけです。後は生地を中央に丸め込んでいくだけで、収納袋に入れられる大きさにできます。
簡易テントを撤収で選ぶならワンタッチが良い
ということで、ポップアップとワンタッチそれぞれの畳み方をご紹介しました。それでは結局のところ、この2種の設置が簡単なテントを選ぶ際にはどちらを選ぶのが正解ということになるのでしょうか。
たたみ方のコツを覚えればポップアップテントが最短
まず、畳み方のコツさえ覚えてしまえればポップアップ式の方がおすすめです。最初こそ時間がかかるかもしれませんが、畳み方を覚えれればワンタッチと比較しても非常に素早く収納を完了させることができるからです。
誰でも簡単にたためるワンタッチ式がおすすめ
しかし、誰でもすぐに撤収が素早くできるという観点で見た場合はワンタッチタイプの方がおすすめできます。ポップアップ式のようにコツなど覚えることなく、フレームを折りたたんでコンパクトにすればそのまま収納袋に入れられるからです。
(参考)普通のテントのたたみ時間は?どれくらい?
ご紹介したテントであれば数分、早ければ数十秒で収納を終えられそうですが、それ以外のテントの場合はどうなのでしょうか。経験によって差はありますが、通常のテントの場合目安として4人用のテントの撤収の場合30分程度は基本的にかかるようです。
ポップアップが畳めない時は
前述しました通り、ワンタッチの方は撤収の段階でそこまでコツが必要な手順があるわけではありませんが、ポップアップの方は少しばかり独特な畳み方をするので、どうにもなれないという方もいらっしゃるかもしれません。
実際にやってみると難しい
いくつかポップアップの方でも動画で撤収時のテントの畳み方の手順をご紹介していますが、動画の中では非常にスムーズにできていますので簡単かと思いきや、実際にやってみるとなかなか難しくて、フレームを損傷してしまったというケースもあるようです。
畳む際の共通ポイント
おそらくポップアップの法のテントをたたむ際に一番難しい手順は、片方の端の部分を内側に入れ込んで、できた2つの輪っかを収納ができるように重ね合わせていくという手順でしょう。これは大体のポップアップに共通の手順です。
膝を緩めて押し込むように!
この内側に折りたたんでいくときには、トップに来ている部分を折り曲げて膝で押さえている箇所を少し緩め、その緩めたスペースに滑り込ませて押し込むように入れるということです。押し込むように、というのが重要な所です。
たたむのが簡単な簡易テントおすすめ3選!
ポップアップとワンタッチのテントの畳み方やどちらを選ぶべきかなどについてをご紹介してきましたので、最後に撤収時に簡単に畳んで回収することができるおすすめのテントのモデルを3点ほどご紹介して締めに行きましょう。
フルクローズサンシェードテント
まず最初の1点目にご紹介するのはフィールドアより「フルクローズサンシェードテント」になります。4人まで収容することができる程度のサイズで、このモデルの魅力は製品名にもありますとおり、全閉にすることができるということです。
UVカットとプライバシー保護
こちらは前述しました通り前面を閉じておくことができるようになっていますので、すべて閉じておけば中で着替えなどをすることもできます。また記事は紫外線からの影響を軽減するような加工もされていますので、夏場も暑くなりません。
スペック
- サイズ:160×145×125cm
- ※収納時 :57×5.5cm
- 重量:1.8kg
ライダースワンタッチテント
2点目は畳み方の中でもご紹介した、ドッペルギャンガーの「ライダースワンタッチテント」になります。こちらは収容人数が1人から2人までの少人数用モデルで、雨などの影響も少ないダブルウォール構造になっています。
取り回しやすさ重視
畳み方についてはご紹介した通りで誰にでもできるような手順でできますが、折りたたんで収納した時はタンデムシートにすっぽり収まるようなコンパクトさ、そして3.2キロ程度の持ち運びやすい軽量さを実現しています。
スペック
- カラー:ブラック
- 収容可能人数:大人2名
- 組立サイズ:220×165×120cm
- インナーサイズ:210×120×100cm
3人用ワンタッチテント
最後の3点目はクイックキャンプより「3人用ワンタッチテント」のご紹介です。製品名通り収容人数は3人までですが、実際に使用する時のことを考えるとこの3人用のものを2人で使用すると余裕が出てよいかと思われます。
設置も簡単
こちらは撤収も非常に簡単にできますが、簡易テントの例にもれず設置するときもわずか十数秒で完成するような構造になっています。中央のロープを引っ張ればほぼ完成し、フライシートも使用できるようになっています。
スペック
- 展開サイズ:210×190×110cm
- 収納サイズ:17×17×102cm
- 重量:約2.8kg
簡易テントのたたみ方をマスターして楽々撤収
今回は、簡単に設置することができるテントたちの畳み方やおすすめのモデルなどをご紹介しました。ポップアップの方は多少コツが必要にはなりますが、それも経験で身につくことでしょう。是非気に入ったモデルでキャンプをしてみてください。