燻製食材のおすすめ20選+ランキングTOP10|作り方のステップもご紹介

燻製食材は魚介類からコンビニで買えるものまで幅広いのが特徴です。最近はキャンプだけでなく家でも燻製に挑戦している方も急増中。今回は燻製食材の定番おすすめを種類別に20選一挙紹介。さらに人気食材ランキングTOP10も大公開します。ぜひ参考にして美味しい燻製ライフを!

この記事をかいた人

家族で釣りや登山を楽しんでいます。 今年の目標は4歳の息子との富士登頂です! アウトドアのアイテムを調べるのは毎日の楽しみ。 よろしくお願いいたします。

燻製を食べたい!方法は3つ

燻製の方法は、大きく分けると3つあるというのはご存知ですか。作り方を変えることで、仕上がりの食感がまったく違ったものになります。食べたいもののジューシーさやシーンを想定して、燻製にかける時間や温度を調節しましょう

温燻

一番スタンダードなのが、温燻。50~80度で数時間~1日をかけていぶします。食材の水分は半分くらい残っているので、塩分が薄く口当たりが優しいです。そのかわり保存期間は長くても3日~5日。燻製できる食材は、たいていの場合温燻で食べることができます。

冷燻

20度前後、室温状態でいぶすのが冷燻。数日~数週間をかけていぶすので、食材の水分がほとんど抜けた仕上がりになります。固くなりますが、そのかわり一か月ほどの保存がききます。作るのに時間がかかるので、高温多湿の夏場には食材が痛みやすく、作るのに適しません。

熱燻

80度以上の温度で作るのが、熱燻。15分~1時間ほどいぶすと完成です。食材の水分がしっかり残っているので、ジューシーな味わい。食品に対して加熱するというより、煙で香り付けをする感覚。なので、生ものを熱燻で調理する場合、保存性はあまりありません。すぐに完成するので、アウトドアに最適です。

燻製を食べたい!作り方のステップ

燻製には、いくつかのステップがあります。となると、初心者にとってみては、面倒で敷居が高いかな、と思われがちですが、実際にやってみると意外と簡単なものです。詳しい手順を見ていきましょう。

塩漬け

一番最初のステップは「塩漬け」。「ソミュール液(濃度4~20%の塩水に砂糖とスパイスを混ぜた液)に、食材を付け、冷蔵庫に入れて塩分をなじませていきます。殺菌と味付けの効果があり、何日間もつけるとそれだけ燻製後の保存期間も長くなります。

塩だし

塩分がしみこみ、殺菌された食材から、塩分を取り除くのが「塩だし」。食材をボールに入れて水道水を流し込み、塩分と食材の汚れを取り除いていきます。勢いよく水をかけると水が傷ついてしまうので、ボールの壁面に水道水をあてるようにしましょう。1時間~3時間ほどで綺麗になります。

乾燥

塩出しによって食材にしみ込んだ水分を飛ばします。キッチンペーパーで表面の水分をとり、風通しのいい涼しい日陰か冷蔵庫で自然乾燥。日陰の場合は虫が寄りやすいので、メッシュ袋に入れて吊るすといいでしょう。扇風機を当てると早く乾燥します。アウトドアで燻製を作る場合は、出発までにこの段階まで済ませておきましょう。

注意点

暑い時期は冷蔵庫に入れて乾燥させるのがいいのですが、外に出すと食材の表面に水分がつくことがあります。水分がついたままスモークすると、酸味のある燻製になってしまうので、常温に戻した段階でしっかり水分をふき取ることが大切です。

燻煙

いよいよ燻煙に入ります。燻製剤(燻製チップもしくはブロック)の煙を充満させた燻製器に食材を入れ、温度調節をしながらいぶしていきます。燻製剤に食材が当たらないように、燻製剤の上に網を置いたり、食材を蓋からつるしておきます。水分が抜ける事と、煙の成分により、殺菌されますし、腐敗効果もあります。

燻製での注意点

肉や魚介類など、火を通すことで液体が出てくる食材をスモークする場合は、燻製剤に液体が落ちないように気を付けましょう。食材を乗せる網の下に、くしゃくしゃにしたアルミホイルを敷いておくのがおすすめです。

熟成

できたての燻製は、煙や塩の味がなじんでいなくて、鼻に少々きつく感じます。熱燻以外は、すぐに食べるのではなくて少し寝かせます。日陰や冷蔵庫で数時間休ませれば、味が柔らかくなじんで食べごろです。

燻製食材のおすすめ|人気・定番6選

おススメの燻製食材を見ていきましょう。まずは、定番で、かつ初心者にも作りやすいものを紹介します。すべて生ものではないので、中まで火を通すことを考える必要がなく、短時間で作ることができます。

①チーズ

スモークチーズといえば、燻製の代表選手。スモーカーの上部にセットし、とけてしまわないように温度調節をしながら燻製しましょう。チーズにコショウなどのスパイスを擦りつけてスモークするのもおすすめ。

スモークに向くチーズ

大きなプロセスチーズや6pチーズ、さけるチーズなら温度に強いのでスモークにぴったり。カマンベールチーズでも、ホールのままなら解け流れないので燻製できます。まるごと豪快にスモークしてとろとろを食べてみてもいいですね。

②たまご

そのまま食べても、他の料理のトッピングにしてもおいしいのがたまご。ゆでたまごを2時間ほど麺つゆにつけておき、スモークします。半熟たまごを軽く熱燻すれば絶品に。切り分けた時の黄身のトロトロ感がたまりません。

③トマト

野菜も燻製できます。下処理もいらないので簡単、初心者向け。プチトマトなら、表面を拭いてから燻煙器にセットするだけ。10分ほどで、うまみが凝縮した燻製トマトのできあがりです。加熱することで甘みが強く感じられます。

④かまぼこ

かまぼこも、下処理が簡単で簡単にできるので初心者におススメの食材。スモークする前に、少し表面に塩を振ります。すると水分が出てくるので、拭きとってからスモーク。10分でできますが、途中でまた水分が表面についてくるので、一度ふたを開けて水分をふきとりましょう。

⑤たくあん

NEXT ⑤たくあん