バチは細長いミミズのような生き物なのでルアーもなるべく細長い棒状のものを用意します。ワームの方がよりバチに似たシルエットをしていますが、逆にバチ抜け中の大量のバチの中では目立たず掛かりにくいことも。ハードルアーの持つアピール力が効果を発揮することもあります。
またバチは魚のように尻尾を振って泳ぐことはなく、水中をウネウネ漂います。そのため引き波を立てながらゆらゆらとゆっくり浮いていられるシンキングペンシルなどのルアーが適しています。
ルアーサイズ
バチは大体5cmまでの素早いもの、10cmまでの中型のもの、20cmを超える大型のものの種類がいます。10cm程度のバチが一番多く見かけられます。まずはこの10cmに近いサイズのルアー(90mm~100mm)を選択しましょう。素早い動きが特徴の5cm以下のバチについているシーバスをルアーで狙うのは難しいので、ワームを使う方が効果が高いです。(後程ワーム釣りについてもご紹介します)
ルアーカラー
バチは本来、緑や赤に茶色が混ざったような色をしていますがルアーカラーは明るい色が人気です。ナチュラル系の赤黒、アピール系の白系などがおすすめで、これらをローテーションすることでより釣果が上がるでしょう。表層レンジへのアプローチが基本になるので、お腹のカラーが重要です。背中は釣り人が視認しやすいカラーを選びましょう。また少し深いレンジを狙う際にはシルエットが細く見えるように、背中が黒いルアーを選ぶと良いでしょう。
バチ抜けにおすすめのルアー①「Jackson(ジャクソン) にょろにょろ」
商品名がインパクト大のこちらの商品。発売以来、数々の釣果をあげてきたバチ抜けルアーの代表格です。よく飛ぶので広い範囲を探ることができます。極端に細身のシルエットが特徴で、サイズ展開も豊富なので様々なレンジのシーバス釣りにも対応可能。サヨリやシラス釣りにも応用できます。
バチ抜けにおすすめのルアー②「コモモSF125」
細身で動きも小さいのでごく浅い水面下のレンジを狙う時に使用します。ゆっくりと流れに任せて引いていると、シーバスを引き寄せます。
バチ抜けの最終兵器「ワーム釣り」
ここまでルアー釣りでの方法を説明してきましたが、ルアーでダメなら最終兵器ワームを投入してみましょう。
ワームとは?
ワームとはソフトルアーとも呼ばれ、プラスチックではなくゴムでできた柔らかい疑似餌です。ジグヘッドと呼ばれる重りつきの針につけて使用します。ルアーに比べて小さくバチに似たシルエットをしています。よく釣れると評判でここ最近、シーバス釣りにも用いられるようになってきました。
バチ抜けにおすすめのワーム「BREADEN(ブリーデン) バチ」
長さ60mm、10本入りで価格410円です(2018/9/29現在)。ゴカイのスイミング時そっくりのシルエットが、シーバスの食欲を刺激すること間違いなし。バチ抜きに最適ですが、アジやメバル、ブラックバスの数釣りにも使用できます。
バチ抜けにおすすめのタックル
バチ抜け釣りには仕掛けのチョイスも重要です。ここではロッド・リール・ラインについてどんなものを選択するべきか解説していきます。
ロッドは柔らかいものがGOOD
バチ抜け時のシーバスは口を開けていれば勝手に餌が入ってくる状態なので、とにかく怠慢。餌に対する食いつきはいいですが、食い込みは悪く軽い当たりが頻発することも。そのため柔らかいロッドで、軽い当たりも繊細にキャッチする必要があるのです。おすすめはソリッドティップと言われる、ロッドの穂先が詰まっているタイプのもの。最近ではバチ抜け専用のシーバスロッドも販売されています。
リールはローギアのものが使いやすい
バチ抜け時のリールの巻き方のポイントは、ゆっくりとスピードを均一にすること。ローギアタイプのリールで、巻き心地のいいものを選ぶと使いやすいでしょう。
ラインはPEをチョイス
シーバス釣りには感度の高いPEラインがおすすめです。0.8号~1号のPEラインがシーバス釣りには最適でしょう。また、PEラインは根ズレやエラ洗いなどでラインが切られやすいという特徴があるため、それを補うためにリーダーを使用するのが吉です。リーダーの長さは1m前後、メインラインよりも弱いラインをリーダに選びましょう。
まとめ
いかがでしたか?バチ抜けの時期は、1年の中でも最もシーバスが釣りやすいと言われているシーズンです。タイミングとタックル、釣り方を攻略して、みなさんもシーバスの爆釣り体験を楽しんでみてください。