手順としては、まず同様の下準備をして乾かし終えてから鍋に8割程度入れておき、弱火で片栗粉などの時と同様の時間をかけてじっくりと沸騰させていきます。時間が経ったら火を切って鍋が十分に冷めるまで老いておき、その後中の汁を取り出し洗って乾燥させれば完了です。
このとぎ汁の中にもでんぷんが含まれていますので効果はあるといえばあることになるのですが、お粥を使った方法などに比べるとでんぷんの濃さが薄めになっています。ですので効果的かどうかを比較した場合お粥などに軍配が上がりますので、どちらかというとお粥などのやり方の方がおすすめです。
IHでも同じことができる?
いろいろとやり方をご紹介しましたが、水を沸騰させるときはどれもガスコンロで火にかけて行っていました。ではこれをIHで行う場合はどういったやり方になるのでしょうか。ということで、ご自宅にIHがある方たちのためにそれでのやり方もご説明しましょう。
布巾を使っての目止め
まずIH調理機で行う場合はキッチン用の布巾やタオルなどを用意して厚さが3センチ程度になるように折りたたんでおきます。そしてそれを土鍋の底に敷いておくのですが、このとき底と器が直に触れあってしまわないように敷いた布などの上に器を置いておきます。この状態でご紹介した手順で粥などを入れていきます。
IHでの目止めをする場合、鍋に直に器を置くとその置いてある箇所だけが集中的に熱されてしまい、温度の差が大きくなってしまいます。これがヒビを入れたり破損の原因になってしまいますので、布巾などを噛ませることで水が行き渡り温度が一定に保たれるのです。
土鍋を長く使うための上手なお手入れ方法
ここまではお粥から始まり計4つの目止めのやり方をそれぞれでご紹介しました。土鍋は様々な料理を作るのに使うことができ非常に便利です。そんなアイテムを入手したのですから、できれば長く使いたいと思うのは当然かと思われます。そう思うのならば、上手なお手入れの方法を覚えることをおすすめします。
土鍋はやさしく洗ってよく乾燥させる
まず料理に使ってから洗う時ですが、ごしごしと洗うのではなく優しめに洗いましょう。意外にも傷つきやすく荒い洗浄方法ではひびが入るなどの原因に繋がってしまいます。そうならないよう目の粗いスポンジなどは使わず、またカビなども生えやすいので何度もご紹介しているように十分乾燥させて保管しましょう。
土鍋にカビが生えたときはお酢で処理
もしも乾燥が十分でないなどの理由でカビが発生してしまった場合には、お酢を使って除去を行いましょう。土鍋の中に水とお酢を入れておいて沸騰させ、煮沸させることで殺菌作用が働き、カビを落とすことができるのです。