土鍋は料理を美味しくする最高の調理器具
土鍋は鍋料理にしか使うことが出来ないと思っていませんか?実は土鍋はたくさんの料理に使用できる優れものなのです。普通の鍋で調理するよりも土鍋で調理したほうが美味しくなることもあります。
保温力が高く煮込み料理にバッチリ
土鍋は一度温まると冷めにくい特徴を持っているため、保温性が高いです。そのため鍋のまま食卓に出してもいつまでも温かいままの料理を食べることが出来ます。土鍋は筑前煮、煮豚だけではなくロールキャベツや煮込みハンバーグなども作ることが出来ます。
遠赤外線効果でうまみを引き出す
土鍋をよく見ると表面には小さな穴がいくつも開いていることに気づくでしょう。土鍋は、その小さな穴から遠赤外線を出しているのです。そこから出てきた遠赤外線が鍋の中の食材に当たると食材の本来持っている旨みが引き出されます。土鍋で野菜を食べるといつもよりおいしく感じるのは、そのような作用が働いているからなのです。
土鍋で炊いたご飯の美味しさは格別
遠赤外線効果を特に感じやすいのがご飯を炊くときです。土鍋と食材との間に隙間が出来ることで遠赤外線がたくさん出て安いお米でも、旅館で食べるようなお米の味に変化するのです。旅館のようなご飯を毎日食べたいと考えている方はぜひ遠赤外線を多く発生させる陶器タイプの土鍋を購入することをおすすめします。
土鍋でのご飯の炊き方とは
実は、意外と簡単に土鍋で炊くことが出来るのです。ここでは一般的なやり方を紹介します。まずお米と水を適量入れたら、蓋をして中火で沸騰するまで待ちます。蓋の穴から蒸気が多く出てきたら、沸騰した合図です。次に10~15分弱火にかけます。最後に火を止めて10分蒸らしたら完成です。
土鍋のスペックの号数とは
号数とはどんな風に決められているのか?10号とはどのくらいの大きさなのか?そのようなことを聞かれて答えられる人は少ないのではないでしょうか。土鍋を買う際にきちんと欲しいサイズの土鍋を購入することが大切です。この機会に知らなかった人は覚えておきましょう。
号数とは直径を基準にしたサイズ
もともと「寸」で表記していたものを「号」という表記方法に改めたものになります。1寸は約3センチになるため、1寸=1号=約3センチということになります。この大きさは土鍋の直径の大きさを表しています。しかし、土鍋は商品によって深さに違いがあるため号数だけでなく、深さにも注意して購入することに気を付ける必要があります。
土鍋の選び方チェックポイント
土鍋を選ぶ際、重要なチェックポイントが人によって異なってきます。何も考えずに購入してしまうと使いづらかった、使うことが出来なかったということが起こります。買う直前でどれにすればよいのか迷わないためにも、大体の考えをまとめておきましょう。
サイズ(号数)と人数の目安
鍋と言ったら大きい土鍋をみんなで囲むということが多いかもしれませんが、今は1人用の土鍋もたくさん出ています。家族で1つの鍋を囲むのも楽しいですし、1人ずつお気に入りの土鍋で食べるのも楽しいでしょう。自分に合ったサイズを選ぶために人数に合わせた土鍋の号数を紹介します。
少人数向けのサイズは
一般的には1人用としては6号がおすすめです。もっと小さい3~5号サイズの土鍋はお粥や湯豆腐、高齢者や少食な方、子供用の土鍋として利用することが出来ます。二人暮らしをしている方には直径22センチ前後の7号が良いでしょう。食卓に持ち運びやすい大きさで、収納する際にさほど場所をとらないところが嬉しい面です。
大人数や家族向けのサイズは
家族や友達と土鍋を使うことが多い方は5~6人用の10号がおすすめになります。これよりも大人数で土鍋を使う機会が多い方は15号などの大きいサイズもありますが、10号の土鍋を食卓に2つ用意してそれぞれ違う料理や味付けにしてみるのも良いかもしれません。
IHヒーター対応かどうか
見分け方として、磁石がつくかというものがありますが中には磁石がついても対応していないものもあるので注意が必要です。一番確実な判断方法としてはIH対応の土鍋には「IH]「CH-IH]と書いてあるSGマーク表記がついています。SGマークがついているものはIH対応商品なのでIH対応の土鍋を買いたい方は必ず確認しましょう。
陶器とセラミック製の違い
一番の大きな違いは土鍋を作るときの原料です。原料の違いから特性も違い、手触りも変わってきます。価格も変わってきますが、まずは自分がどのような用途に使うのかをはっきりさせて、それに合った特性を持つほうの土鍋を購入することが大切です。
陶器の特性
耐熱性の高い土から作られているため、蓄熱、吸水性があり直火をしても問題ありません。そして保温性の高さも忘れてはいけない部分です。陶器は土特有の温かみがあり手になじみやすく味覚だけでなく触覚、視覚でも楽しむことが出来ます。陶器は使えば使うほどに少しずつ表情を変えていくため愛着が湧きやすくなります。