クリスタルスカルの伝説を検証!謎に包まれたオーパーツ、その全貌に迫る!

Array

発見された20種類以上の中で、固有の特殊能力を発揮したのではないかと話題になった髑髏が何個かあります。その能力はそれぞれ全く異なりますが、どれもマヤの文明に伝わる説にある13個のうちの一つなのではないかと推測されています。

LMoonlight / Pixabay

内部が空洞ながら重さは14キロもある、別名「呪いのスカル」。その名の通り、所有者に呪いのような現象が起きると言われていて、所有者だった人物やその周りの人々に次々と不幸が起きました。さらには自らの命を絶ってしまう所有者もいました。最後の所有者が寄贈をしたことにより現在はスミソニアン博物館の所蔵品となっています。

マックス・スカル

paulbr75 / Pixabay

現在の髑髏の持ち主は、アメリカ在住のジョアン氏。彼女は1980年に前所有者からマックスを譲り受けました。マックスという名前は髑髏が自らテレパシーでそう名乗ったという理由から。マックスは現在見つかっている髑髏の中でも特に人気があり、隠れたファンもいるほど、人々に愛されています。

コンパッション・スカル

Marys_fotos / Pixabay

この髑髏は、ヘッジススカルと作りが似ていて、下顎を外すこともできます。光を頭頂部に照射すると様々な物が浮かび上がると言う特徴があります。浮かび上がるのは地図のようなものだったり、光の角度によっても映り方が変わるのですが、それが一体何を示しているのかはまだ解明中です。また、作られた時期も不明です。

クリスタルスカルは偽物?

max60500 / Pixabay

オーパーツなのではないかと話題になったクリスタルスカル。しかし2008年に入り、謎は急展開を迎えます。髑髏が古代文明の遺跡で出土したという今までの話を覆す調査結果が発表され、髑髏は偽物ではないかという疑惑が浮上したのです。検査は技術力の優れたスミソニアン研究所で行われました。

ヘッジスのクリスタルスカル

発見された水晶髑髏の中で最も知名度の高いヘッジス・スカル。しかしスミソニアン研究所で電子顕微鏡検査を用いた精密検査が行われた結果、なんとそれまで一切ないと言われていた近代の機械加工の跡が見つかりました。さらに立て続けに新事実が発覚していきます。

NadineDoerle / Pixabay

ヘッジス氏の探検に同行したはずの人物が、水晶髑髏発見の話が初耳だったこと、発掘の証拠となる写真も一枚も残されておらず、そもそもスカルが発見された時期にヘッジスたちは全員イギリスに帰っていて遺跡に行けるはずがなかったこと、また彼が1944年に美術商から髑髏を購入していたことが分かりました。

つまり、アンナ氏が遺跡で水晶の髑髏を発掘したことを裏付ける証拠が何もなかったのです。後に、ヘッジス氏が美術商から水晶髑髏を購入したという話について尋ねられた彼女が否定の言葉を口にしなかったので、髑髏がマヤの遺跡で見つかったものではないことがほぼ決定的になりました。

大英博物館とケ・ブランリー美術館のクリスタルスカル

LauraTutu / Pixabay

ヘッジス・スカルの他に有名なものとして「ブリティッシュ・スカル」、「パリス・スカル」があります。どちらも古物商のユージン・ボバン氏が所有していたもので、彼が「アステカの遺跡で出土したものだ」と主張していました。しかしこれらも調査の結果ヘッジスの髑髏と同様に遺跡から発掘されたものではありませんでした。

blickpixel / Pixabay

ブリティッシュ・スカルは現在イギリスにある大英美術館に展示されています。回転するカッターのようなものやドリルによる加工跡が見つかり、19世紀後半にドイツで制作されたものだと判明しました。さらに含有物の調査も行われ、使われた水晶がマダガスカル産であることも分かりました。

パリス・スカルは現在フランスのケ・ブランリー美術館が所蔵しているものがあり、頭蓋骨の頭頂部から底まで穴が垂直に空いているのが特徴です。こちらも調査の結果、表面に機械のかすかな加工跡が発見され、上記のブリティッシュと同様に19世紀後半に制作されたものだと判明しました。

クリスタルスカルは映画・アトラクションにもなっている

3dman_eu / Pixabay

水晶の髑髏はその話題性と神秘性から、現代で映画や有名施設のアトラクションにもなっています。その中で代表的なものをご紹介します。気になった方は、水晶髑髏の世界をより深く知ることができるのでぜひともチェックしてみてはいかがでしょうか。

「インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国」(2008年)

Amazonで見る

2008年に上映された「インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国」。この映画の中で主人公インディ・ジョーンズがさまざまな困難を乗り越えながら幻の秘宝である水晶髑髏の謎に少しずつ近付いていきます。観ているうちに古代文明の世界観にあっという間に吸い込まれてしまいます。まさかのラストに賛否両論が巻き起こった人気作品。

ディズニーシーの「インディ・ジョーンズ」

毎日たくさんの人で賑わうディズニーシー。そのアトラクションの「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー」で水晶髑髏が登場します。この人気のアトラクションは一度は乗ったことのある人が多いのではないでしょうか。とてもスリリングで楽しみながら乗れるので、水晶髑髏の世界を体験するのにおすすめです。

商品化されているクリスタルスカル

miosyn / Pixabay

水晶の髑髏は現代でも人気があるため、さまざまなところで商品化されています。たとえばインディ・ジョーンズのアトラクションがあるディズニーリゾートのお土産ショップでは、本物の水晶で作られたクリスタルスカル(\800,000)が販売されています。他にも通販サイトなどでも色々なグッズが販売されています。

クリスタルスカルのパワーストーン

熟練職人手作りの1点物 天然水晶 クリスタル スカル 骸骨 化粧箱入 運気上昇 オーパーツ パワーストーン

Amazonで見る

Amazonでも商品検索をしてみるとパワーストーンやグラス、置物、日用品など多種多様なグッズがあります。こちらは本物の天然水晶で作られた髑髏のパワーストーン。職人の手作りで、水晶の透明感とその再現度は非常に高いです。

クリスタルスカルのワイングラス

クリエイティブクリスタルスカルデザインビール/ウォッカ/ワインカップ3個セット

Amazonで見る

こちらは少し変わり種、水晶髑髏のワイングラス。ワインを注ぐたびに透明な髑髏が色付き、まるで光を当てると色を変える髑髏の特徴を模しているようです。神秘的なパワーを感じながらいつもと違った雰囲気で飲むことができたり、シンプルにおしゃれさも演出できます。

クリスタルスカルのグラススタンド

メガネスタンド クリスタルスカル

Amazonで見る

普段メガネを使っている人には実用的な、水晶髑髏のグラススタンドもあります。まるで髑髏自身がメガネをかけているようにも見える、ちょっとした工夫を凝らした作りになっています。日常的にメガネを使う機会が多い方にはおすすめです。

クリスタルスカルの不思議な魅力

poljar / Pixabay

現代まで語り継がれ多くの人を魅了し続けているクリスタルスカル。偽物と証明された例もありますが、古代文明の謎はまだまだ奥深いです。もしかするとまたいつか新たな水晶髑髏を発見したという声が出るかもしれません。そんな新たな発見があれば、水晶で作られた髑髏の謎に再び世間の関心が集まる日が来るでしょう。

マヤ文明に関する記事はこちら

地球外生命体に関する記事はこちら