サンマと寄生虫を知っておいしく安全に食べよう!アニサキスやサンマヒジキムシも

サンマヒジキムシは黒糸虫と覚えてください。黒糸虫は、体長は7センチメートルくらいです。大きいくくりで言うとカニやエビなどの仲間、プランクトンの一種です。生態はあまり詳しくはわかっておらず多く発生する年とそうでない年があります。

黒糸虫は無害

黒糸虫は目立つので誤って食べることは無いと思いますが、たとえ口に入れたとしても問題ありません。白糸虫と違い、人の体内に寄生し食中毒症状を起こすことはありませんのでご安心ください。そのまま胃で消化されます。

さんまとサンマヒジキムシ:対処法

黒糸虫のほとんどはスーパーなどに出荷される際に業者にて取り除かれますが、それでもやはり付着してしまう場合もあります。害は無いと知りつつも気持ちの良いものではありませんので対処をしましょう。

見つけ方

黒糸虫を見つけるのはなにもとっても簡単です。さんまの体に黒い糸が付着していた場合が黒糸虫です。取り方はとても簡単で「引っ張って抜く」だけです。強くかみついていることがあるため、少々力を入れる必要があります。

冷蔵庫に入れておくとでてくることも

生のさんまを冷蔵庫で保管していると黒糸虫がうねうねとはい出てくることがあります。そんな時はあせってびっくりせずにつまんで捨ててしまいましょう。グロテスクで気持ち悪いかもしれませんが、触ってもまったく害はありません。

さんまに潜む寄生虫をご紹介③ラジノリンクス

さんまの塩焼きで内臓も一緒に食べるのが大好きな方は多いと思います。さんまの味と独特の苦みがマッチしてさらに食欲が進みます。

ただ、内臓も一緒に楽しむ方なら、内臓に赤くて細いミミズのような虫を見かけたことが一度はあると思います。それがラジノリンクスです。

さんまとラジノリンクス:特徴

ラジノリンクスは、さんまなどの青魚の内臓に寄生します。そのため、黒糸虫のように簡単には発見できず加工時には取り除くことができません。さんまの内臓には、必ず一匹はラジノリンクスがいると言われています。

ラジノリンクスは赤糸虫と覚える

ラジノリンクスは「赤糸虫」と覚えるとわかりやすいです。赤糸虫(ラジノリンクス)は、赤橙色で2センチから3センチほどの寄生虫です。イトミミズや細切りの紅ショウガのような姿をしています。

赤糸虫は無害

赤糸虫は、人体に寄生することはないので食中毒を発症することはありません。白糸虫が「危険」で、黒糸と赤糸は「無害」と覚えてください。カタカナの名前で覚えるよりもわかりやすいです。子供にも教えるのも簡単です。

さんまとラジノリンクス:対処法

赤糸虫は人の体内に取り込んでしまったとしても、食中毒を発症させることはありません。ただ、それをわかってはいても、やっぱり口にするのは避けたいものです。ここでは、誤って赤糸虫を口にすることの無いよう対処法をご紹介します。

対処法①見つけ方

赤糸虫はさんまの内臓に寄生するため、黒糸虫のように外目からは見つけることは不能です。残念ながら、塩焼きで内臓ごと食べる場合には、その時にしか発見することができません。内臓を取り出す下処理の時に初めて発見することができます。

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