ハコフグは毒があるけど美味しい魚!その生態や料理をご紹介

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続いて中にある内臓を取り出して、味噌、みりんなどを肝と混ぜ込んでいき、そのままで焼いていきます。ただしこれは当然ながら免許が必要ですので注意してください。

ハコフグはシンプルに丸焼きにするだけでも美味しい!

かっとっぽの作り方などについてご紹介しました。焼くことによって独特の臭みなども出ることが無く、前述しました通りお酒にも合う非常においしい料理になるのですが、まだまだ美味しい料理はあります。

続いてはシンプルに味付けをしてそのままで丸焼きするというものになります。

ぬめりのある毒を落とす

まず最初に、体表面から出ている毒を危険ですので取り除きます。これは専用の器具などをわざわざ用意する必要はなく家庭にあるたわしなどでこすると思いのほか簡単に落ちてくれますが、ご紹介しました通り非常に危険ですので絶対に素手で触ったりしてはいけませんし当然ながら免許も必要となります。

丸焼きにする

まず、魚を焼く用のフライパンを用意して、下準備をしたフグをそのままその上に載せます。そして弱火にかけて時間にして30分程度焼いたら、蓋を開ければ表面が黒くなっています。

これは甲羅ですのでこれを取り除くと中から食べられる肉が出てきますので、塩などお好みの調味料を付けていただきましょう。

ハコフグは観賞魚としても人気

以上、かっとっぽや丸焼きといったハコフグの調理方法をご紹介しました。このほかにもいろんな調理方法はあるのですが、上記2つは定番ですので料理ができるという方は免許を取得してぜひ試してみてください。

そして実は食べるためだけではなく、観賞用の魚としても人気を集めているのです。

泳ぐ様子が可愛い

観賞用とされているだけあって非常に人気があり、ご紹介しました通り体が甲羅で覆われていますので小さなひれでちょこちょこと泳ぎ回る姿がかわいらしいと評判のようです。

間違いなく毒も持っているでしょうが、観賞する限りであれば影響を受けてしまうような可能性も気をつけていればありません。

水槽で飼育しやすい

そして、成長しても大きくなりすぎないので一般的な水槽で飼育するのにはちょうど良いというのも観賞用として人気である理由の1つです。ただしここまでで何度もご紹介していますとおり強力な毒を持ち合わせていますので、他の魚と一緒の水槽の中で飼育するというのは難しいということだけ覚えておいてください。

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さかなクンの帽子はハコフグ

魚に精通している有名な方といって皆さんが一番最初に思い浮かべる方は、大抵さかなクンなのではないかと思われます。そしてさかなクンといえば魚のデザインの帽子をかぶっているところが思い浮かびますが、あれは実は今回取り上げているハコフグの帽子とされているのです。

魚博士として知られるさかなクン

さかなクンといえば、非常に豊富な魚の知識を持っていることで有名です。本業は魚類学者で、東洋大学で肴に関する研究を行ったり、教鞭をとっているなど立派な方なのです。

更に中学生の頃にそれまで不可能とされていたカブトガニの人工ふ化を成し遂げたという偉業もあり、テレビで見る以上に非常に権威のある方なのです。

ちなみに魚とは関係ありませんが、さかなクンは吹奏楽部に所属していたこともあります。それも水槽と吹奏楽の吹奏を間違えたという理由のようですが、現在もバスサックスなどの貴重な楽器を所持しており東京スカパラダイスオーケストラとコラボして演奏しているなどされていました。

ハコフグの帽子がトレードマーク

そんなさかなクンの被っているトレードマークの帽子が、前述しました通りハコフグの帽子なのです。ぷくぷくちゃんという名前も付けているほどで、大学で講義をしている時にも子の帽子をかぶったまま行っているのだそうです。

また講義用や水に潜る時用などいろんなバリエーションもあるのだとか。

ハコフグは見ても食べてもよし!

ということで、今回はハコフグという魚について基本的な生態や見た目の特徴、危険性や美味しい料理などについてご紹介しました。

何度もご紹介してきました通り毒を持っているために危険な魚の一種ではありますが、免許を持っている方であればしっかり調理をすれば非常においしい料理に仕上げることができる魚なのです。

また、観賞用の魚としても人気を集めているということもご紹介しました。他の魚と一緒に飼うということはできませんが、飼うこと自体は他の魚と同様普通にすることができますし飼育もしやすいです。

興味を持たれた方は是非料理、飼育をしてみてください。

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