恐怖の「ベルメスの顔」は嘘!?コンクリートに浮かぶ顔の真実は?

光に当たることで黒く変化する性質を持っており、この性質を利用して日光の当たる位置に顔を描きシミを浮かび上がらせたという推理をしたようです。

ベルメスの顔は酢酸とススで描いたという説

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こちらは当時の超心理学研究会が主張したもので、家の台所の床材の採取し成分を調査したところ、この成分が検出されたことがこの主張がされた理由です。可能性は確かにありますが、ススなどは台所から発見されても不自然ではないように考えられます。

コンクリートのシミ消し材によるもの

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こちらも成分分析によって判明しました。ドイツ生産のものと同じ種類の成分がも検出されています。この発見により模様が消えるという現象は単に洗い落としてはまた描いてを繰り返していたからという疑惑が生まれました。

ベルメスの顔は徐々に有名になり観光客も来るほどに

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1900年代は世界はオカルトブームの最中でヨーロッパでも様々な怪事件が確認されており、今回の事件も大々的に広まった為、多くの観光客が町へ訪れるようになりした。

他の1900年代のヨーロッパの超常現象についてのある方はこちらもご覧ください。

キリストの顔に似ているということで有名に

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ヨーロッパはキリスト教徒が大多数を占めるイメージがありますが、特に大聖堂のある地域なだけに敬虔なキリスト教徒も多かったのでしょう。この情報が流れてから、噂はかなり爆発的な広がりを見せました。

市長がベルメスの顔を壊すのを禁止に

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村への観光客増加により市長から直々にこのような命令を出しました。こうして家自体が町の収入源となっていきます。個人宅の事情に市長が口を出すという事態からもその人気ぶりがわかります。

今であれば市長が個人の私財である家のあれこれに口を出せば裁判沙汰にでもなりそうなものですが、当時はまだまだ権力者に今では考えられない力を持っていたのでしょう。

ベルメスの顔の博物館ができる

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市長は日本円にして1億円以上の資金を投入し、2012年に博物館をつくりました。この博物館は今も周辺地域の貴重な観光資源として機能しています。

 

ベルメスの顔はマリアのお金儲けのためのいたずら?その背景とは

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さて、結局この事件はなぜ発生したのでしょうか。様々な説の中には、お金を儲けるためにやった悪戯だという説があります。この先ではシミの第一発見者であるマリアに焦点を当てていきます。

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