恐怖の「ベルメスの顔」は嘘!?コンクリートに浮かぶ顔の真実は?

強かなことに一家はこの事件を商売道具にするかのように様々な方法で活用し、お金を稼ぎ始めます。気味の悪い現象に悩まされていたはずが、噂の家を一目見ようと家を訪れる観光客に、なんと入場料まで取り始めました。

ベルメスの顔の写真を販売する

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これによりシミはどんどん恐怖の対象からただの見世物へなっていきます。最初は気持ち悪く感じていたはずのものを好き放題に利用したことから周囲の疑いの目はさらに色濃くなりました。

ベルメスの顔のバスツアーができる

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びっくりするほどの行動力と商売魂で一家は自宅の観光地化を進めました。この企画によりこの村に訪れる人はさらに増加し、村の経済は潤っていったことでしょう。

お金儲けのためと言われる背景

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お金儲けにはしっていると噂される原因には、彼女の過去も関係しています。ここからはなぜこのような疑念が生まれたのか、その理由についてご紹介していきます。

マリアの村は農業のみの貧しい村だった

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一家の住む小さな村は、オリーブの栽培で生計を立てていました。ハエン県自体あまり観光客は知られていない地域であり、特に山中にあった村は県都からも遠く、人口の少ないところでした。

冬の寒さによってダメージを受けた

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事件前の年の冬はとても寒さが厳しく本来春である時期になっても雪が降るくらいでした。大量の家畜が死に、村の命綱であるオリーブは不作になり、農業頼りの貧しい村に大打撃を与えます。村全体が困窮していました。

観光資源のない村だった

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農業が不作であったとしても、他に産業があれば村全体が安定します。しかしそれが無い、農業しか頼るもののない生活は想像を絶して心細いものであったことでしょう。

マリアの家族の名前で商標登録されている「ベルメスの顔」

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現在もこの事件で発生したシミのすべてはマリアの親戚であるカルメン・ゴメス・エルバス氏の名前で商標登録されおり、この徹底した利益を求める姿勢が悪戯説を後押ししています。

マリア没後の2004年にも現れたベルメスの顔

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家はしばらくの間、怪奇現象は起こらずいました。しかし家に住む人間が死去した後、再び同じ現象が発生しました。これは20世紀に入ってからの、かなり最近の事件です。

マリア没後も生家で顔が発見された

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顔が現われたのは、マリアの実家にあたる家でした。当時の超心理学研究会の会長であったペドロ・アロモス氏はこれを念写の一種によるものだと発表し、再び事件は一大ニュースになりました。

ボーリング玉のような顔

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しかし近年の事件は過去のものとは異なる点が多いです。浮かんだのは丸いボーリング玉のような形で、キリストなどとは似ても似つかないような、よく見れば顔に見えるかもしれないという類いの曖昧なものでした。

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