もうすでに軽トラを所有されている方であれば、これを有効活用しない手はありません。アウトドア好きキャンプ好きであればなおさらです。もし今回の記事で興味を持たれたら早速挑戦して見てください。
軽トラでキャンプ宿泊する2つの方法
ここからは具体的に車を使って宿泊する2つの方法について解説していきます。1つ目は比較的気軽に挑戦できる簡単な改造の方法で、2つ目はもう少し踏み込んでキャンピングカーのように改造してしまう方法です。
簡単な工夫&改造で荷台に泊まる
一番簡単な方法は荷台の上にテントを張って宿泊する方法です。この方法だとキャンプに行かない時には簡単に荷物を降ろして置けますので、普段は仕事ように使っている方にもおすすめです。
車とのフィット感と快適性をよりアップしようと思えば、専門メーカーが販売している荷台専用の幌キットを購入し設置するという手もあります。これについては後ほど詳しく解説します。
キャンピングカーにカスタム改造
さらに快適な居住空間を求める方には、キャンピングカー仕様への改造がおすすめです。多少費用はかかりますが、雨や風など天候の変化に対する安心感は、テントや幌に比べると格段にあがります。これについても後ほど詳しく解説いたします。
軽トラをキャンプ仕様に!①軽トラのサイズ・積載量を確認!
簡単な改造をするにしても本格的なカスタマイズにしても、まずは荷台の大きさや乗せることのできる荷物の量をきちんと把握する必要があります。
①軽トラの荷台のサイズ
メーカーや車種により多少異なりますが、ダイハツ ハイゼット トラックの場合だと、2,030(縦)×1,410(横)×285(荷台高)mmとなっています。これは20リッターのボリタンクであれば40個分ほどの大きさです。
道路交通法では車長の+10%までの長さのものを積むことが認められています。また、積載物の横幅については車の幅を超えないことが必要です。
②最大積載量・人員
荷台に乗せることの最大積載量は軽自動車と同じなので350kgまでとなります。また、乗車できる人員は2名です。キャンプには関係ありませんが、荷物の監視目的であれば荷台に人が乗ることは許されています。
軽トラをキャンプ仕様に!②簡単工夫・改造でも荷台宿泊は快適!
荷台のサイズや載せることのできる積載量が把握できたところで、具体的な工夫・改造事例をご紹介する前に、荷台に泊まることのメリットについて解説したいと思います。
フラットで地面のデコボコから解放
キャンプ場の区画サイトのように一見平坦に見える地面でも、実際にテントを張って寝てみると微妙な地面の凹凸を感じるものです。
しかし荷台の上は基本的にフラットなので、そういった寝心地の悪さに悩まされる心配はありません。もちろん荷台表面は通常鉄板が波状に加工されているので、板やマットなどを敷いておく必要はあります。
雨が降っても水や泥汚れの心配なし
地面敷いたグランドシートの上に直接設営するテントと異なり、泥の混じった雨水が直接テントに流れてくる心配がありません。また、荷台に上がる際に靴を脱ぐようにすれば、泥で汚れた靴でテント内を汚すことなく室内を快適に保つことができます。