ブラックナイト衛星とは?
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宇宙への関心の高まりと共に湧きあがってくるのが、「未知なる」ものへの好奇心です。そんな人々の好奇心をくすぐったのが、ブラックナイト衛星。ブラックナイト衛星とは、ウィキペディアによると「地球を周回しているとされる、存在の疑わしい物体」とされています。
人類が打ち上げていない人工衛星
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人工衛星は、その名の通り、「人」が打ち上げたもの、つまり、どこかの国が打ち上げたものであるはずです。しかし、ブラックナイト衛星は、どの国にも打ち上げを行ったとする記録がなく、誰がどこから打ち上げたのか「謎」の存在なのです。
その存在は憶測を呼んだ
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このブラックナイト衛星、発見されたのが、アメリカ、ソ連の冷戦時代というタイミングでした。そのため、「ソ連が極秘に打ち上げたものではないか?」という憶測が飛び交い、混乱を巻き起こしました。
ブラックナイト衛星の名前の由来
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人が(国が)打ち上げていないから、「人工」とは呼ばないのは想像できますが、なぜ、「ブラックナイト」衛星と呼ぶのでしょうか?まずは、ブラックナイト衛星の名前の由来について見ていきましょう。
黒い騎士
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ブラックナイト衛星、英訳すると「Black Knight satellite」、直訳すると「黒い騎士衛星」となります。「黒い騎士」には、「正体不明」というニュアンスがあるのですが、その理由については次で説明します。
中世に由来
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ウィキペディアによると「黒騎士」とは、「出自を表す紋章を持たない、あるいは理由があって隠す為に盾や鎧を黒く塗った騎士のこと」です。つまり、何者かわからない存在だったんですね。まさに、ブラックナイト衛星とは「正体不明の衛星」を意味した絶妙なネーミングというわけです。
ブラックナイト衛星が発見された経緯
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どの国も打ち上げた記録のない謎の衛星、ブラックナイト衛星は、どのように発見され、人々の注目をあつめていったのでしょうか?好奇心をくすぐるブラックナイト衛星が発見された経緯について見ていきましょう。
1954年アメリカのUFO研究家によって発表
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1954年、アメリカの新聞に「アメリカ空軍が地球を周回する衛星を報告した」とする記事が掲載されました。当時、人類は衛星を打ち上げることに成功していません。そんな時代に、この記事が出たことで、人々は様々な憶測をしたに違いありません。ちなみに、この記事は、UFO研究家の書籍や天文学者の研究を元に書かれたと言われています。
新聞に取り上げられ話題に
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その後、1960年、今度は「アメリカ海軍が地球を周回している黒く回転する物体を発見した」という記事が報じられました。この時、人類は衛星を打ち上げることに成功していましたが、どの国も所有を表明しなかったのです。「どの国も打ち上げていない衛星の存在」を新聞が報じたことは、大きな話題となりました。
ブラックナイト衛星の存在の裏付け
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新聞が取り上げ、話題になったものの、どうもその存在が曖昧なブラックナイト衛星。しかし、その存在を裏付ける出来事がなんとブラックナイト衛星が発見される1900年台半ばより前に起きていました。その2つの出来事を見ていきましょう。