プライヤーとは、挟み物または掴み物の工具を総称して言います。その形状はいろいろで用途も多岐に渡っています。掴む、挟む、そして切る、曲げるなど、指先で行いたいことは、全て動きを力強く行うことができるので、シ-バス夜釣りの場合、汎用性が高く非常に助かる必需品です。
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シーバスの釣り方!夜のコツ③ポイントの選び方
夜のシーバス釣りのポイント選びは、この魚が好む場所を確実に知ることです。大きな魚体を維持するために捕食を目的に移動しています。まずはベイトフィッシュの有無を常に意識して釣り歩くことが大切です。どんな所にベイトフィッシュがいるか、どんな所で捕食するかを常に念頭に置きポイント探しをしましょう。
先行者がいる実績ポイントが無難
ポイントを探す時は、前もって釣り場の地図や航空写真など観て確認しておきましょう。スマートフォンを使えば容易にできます。予め気になる所の目安をもって実際に釣り場に行ってみることが大切です。釣り場に到着して先行者がいる場合は、大抵実績のあるポイントですので、無難です。
ストラクチャーがあるポイントもおすすめ
港湾には、シーバスなどが身を潜める橋脚などの障害物(ストラクチャー)が多くあり、絶好のポイントです。このようなストラクチャー周辺を上手にピンポイントで狙えば、かなり高い確率でシ-バスをゲットすることができ、釣果も期待できます。障害物の際を攻める場合は、海面の明暗の境や潮目の変化が出ている所を狙いましょう。
オカッパリでは河川や河口がメインポイント
オカッパリでは、河川や河口が主な釣りフィールドになります。シーバスは餌を求めて川の河口まで遡上するので、河川であってもこの釣りはしっかり成立します。河川や河口ではストラクチャーが数多くあり、様々な生き物が生息するのに適した環境が整っており、河川のシーバスが捕食するエサは、淡水域に生息する生き物が中心です。特に鮎は稚アユパターンや落ちアユパターンの時期に捕食の対象となります。
明暗がはっきりしているポイントも狙い目
シーバス夜釣りでは、橋脚の常夜灯などにできる明暗のはっきりしている場所が主なポイントになります。常夜灯によりできる明るい所にはベイトが集まっており、暗い部分にはシーバスが潜んでいることが多く、このような明暗のある場所を探して釣りをすることが大切です。
ただし、常夜灯の明暗であっても、点灯する時間に制限があるかないかを見極めることが必要です。点灯時間が制限のあるタイプによりできる明暗では、ベイトの居つきが悪く、シーバスもいる可能性が低くなり、釣りにならない場合があります。
ポイントで音を聞くことも大切
シーバスの捕食する餌は、バチなどの多毛類やアミなどの甲殻類、プランクトン、小魚などのベイトフィッシュです。耳を澄ませば、捕食の対象がバチやアミの時とベイトの時の水面から聞こえる音が違うと言われています。
バチやアミなどをエサとして捕食する時は「チョボッ」という音で、ベイトをエサとして捕食する場合は「パンッ」とか「バチャッ」のような音が聞こえてきます。このような音を聞くことによりシーバスがいるかを判断し、夜釣りに臨むことが大切です。
シーバスの釣り方!夜のコツ④時間
日が落ちる夕マズメには、夜行性であるシ-バスなどの魚を恐れて、ベイト(小魚)が一斉に避難を始めます。流れの強弱のある所やライトが点灯する所、浅場なとが避難しやすいような場所になります。そのことをしっかり抑えた上で、夜釣りにおいてシ-バスの釣れる時間帯を考えて釣りをすることが大切です。
魚の時合い
潮止まりに魚の活性が下がり、潮が動き始めると魚は活性が上がるというのが一般的に言われますが、それは、流れによって水が動き、水中の酸素濃度の上昇によって魚が活性化して活発にエサを捕食するようになるからです。
また、潮の流れで堤防や岩礁などにプランクトンが溜まりやすくなり、それを求めて小魚が集まり、更にその小魚を捕食する大型魚が集まることで魚影の濃くなり魚が釣れやすくなります。このように潮がよく動いている時間帯を魚の時合いと言っています。
シーバスの時合い
シーバス夜釣りの時合いは、ベイトフィッシュの動きが活発化する時間帯です。具体的には、タマズメから始まり、日没直後~午後10時頃 、そして夜明け前~早朝といった時間帯を指します。更にその時間帯に潮が変わり潮流の大きな変化が重なると一段とシーバスの活性が高まりチャンスが広がります。
流れが出てきたらチャンス
日によってシーバスは、潮の動きに対して敏感に反応することがあります。ほんの小さな流れの変化により魚の活性化されることがありますので、そこを確実に見逃さないことが大切です。前もって潮見表で釣行日の潮の動きが出る時間帯を把握して目安を持って釣りに臨みましょう。
シーバスの釣り方!夜のコツ⑤季節
シーバス夜釣りでは、まずどんなエサを捕食しているかを知り、その餌に合致したルアー選択をすることが大切です。季節によっても地域によっても違います。捕食する餌が季節により限定されパターン化されている地域も多くあり、そのことを頭に入れて釣りに臨むようにしましょう。
シーバスは春と秋が狙い目!
上記でも述べましたが、バチ抜けの春は、シ-バスの夜釣りを人気で釣り人で溢れています。梅雨に入るまで狙えます。また、秋は産卵を前にシーバスが体力をつけるため荒食いをする季節です。産卵で川を下る鮎や小さなボラ(20cm程度)などエサなる魚も大きくなり、シ-バスの捕食するベイトフィッシュが豊富なので狙い目です。
春のシーバスの釣り方
バチ抜けパターンだとシーバスのバチへの意識が高いので、ルアーはバチに似ているワームを使用し、ゆっくり緩やかな流れに乗せてドリフトさせながら誘うのがコツです。ベイトパターンでは、餌として捕食されているベイトフィッシュに合致したルアーを使ってアクションすることが大切です。
秋のシーバスの釣り方
秋は、夜間に潮が動き産卵前のシーバスが荒食いを始めますので、夜釣りの釣果が期待できるベストシーズンとなり、体高がある大物とのパワフルなやり取りが楽しめます。
餌としては、夏に引き続きイナッコ(小さいボラ)、釣り場よっては落ち鮎やコノシロを捕食する場合があります。いずれにしろ、対応できるように12~15センチ程度の大型ルアーを用意しましょう。
シーバス夜釣り実践動画を見てみよう!
秋の漁港でのシーバス夜釣りの動画です。漁港の中には多くのイワシなどのベイトフィッシュがおり、それを狙ってシーバスが漁船の下に潜んでベイトを狙い捕食します。そこでのルアー釣りは大変効果的ですので、是非動画を見て参考にしましょう。
シーバスの釣り方!夜のコツ⑥レンジ
夜釣りでは、イナッコやバチパターンなど表層付近を攻めるのが一般的ですが、レンジを固定化するのではなく、表層から狙い始めて、中層、底(ボトム)とレンジを下げ、攻めるレンジを少しずつ下げていくことが大切です。特に捕食の対象となる餌のベイトやバチなどのいるレンジを意識してナイトゲームをやることが大切です。
シーバスは夜になると浮いてくる
夜のシーバスは、警戒心が薄れていますし、それと同時に活性化していますので、表層付近の餌を求めて浮いてきます。シーバスは一般的には表層に浮いてくると言われますが、水深1m前後を魚がいるレンジと想定してルアーアクションをするようにしましょう。
シーバスのレンジは表層から探る
釣り場の水面や表層にベイトフィッシュやシーバスの気配を感じなくても夜釣りでは、表層から探っていくのが鉄則です。このことでタ-ゲットを効率的に釣っていくだけなく、魚がヒットした時、そのやり取りによって下のレンジにいる他のシ-バスにプレッシャーが伝わりにくいメリットがあります。
順番にボトムまで
夜釣りで仮に海底(ボトム)からシ-バスを狙った場合、投げたルア-が根掛かりしてしまい、その近くにいる全てのタ-ゲットに警戒心を与えて釣りにはなりません。表層から中層、そしてボトムの順番に攻めていきましょう。
シーバスの釣り方!夜のコツ⑦水の流れの判断
夜釣りでまず大切することは、水の流れを探すことです。なぜかと言うとシ-バスかその周辺にいる可能性が高いからです。エサであるーベイトフィッシュなどがその水流に負けて、流れの境目であるヨレている部分に溜まっている状況ができます。中にはダメ-ジを受けて流されてくる小魚などもいて、シ-バスの絶好のエサ場となっています。
流れ(引き抵抗)を感じることの必要性
夜釣りの釣り場に着いてまず行うことは、水面を見ることです。シャバシャバしている部分であったり、ノンタリしている部分であったりとエサが溜まりやすい流れのヨレているところを探すことから始めます。そう言ってもそんなポイントをすぐに発見することはできませんので、とりあえず広い範囲にルア-を投げてみて巻いてくる流れの引き抵抗を感じて探ってみましょう。
流れを感じるのはロッドの感度とルアー
夜釣りで釣り場で流れの変化を探すには、ロッドの穂先の感度やルア-の引き抵抗を感じることが重要です。特にルア-で流れを感じる場合は、一つだけ使うルア-を決めて同じルア-を使ってその強弱で流れの変化をつかむことが大切です。
シーバスの釣り方!夜のコツ⑧アクション
シーバスは捕食が下手な魚だと言われますので、特にシ-バス夜釣りでは、ルア-が動き始める最もおそい速さでリトリ-ブ(ただ巻き)することが有効です。また、ルア-のサイズや色も考えて釣りをしましょう。
ルアーはただ巻きで釣れる
夜釣りでは、シーバスの捕食能力を考えて、ルアーのただ巻きをゆっくりすることにより釣のが基本的です。しかし、時にはただ巻きだけでは通用しない場合があるので、トゥイッチをしたり、ジャークをしたりするなど他のアクションも有効ですので、臨機応変に対応しましょう。
リトリーブスピードはゆっくり
リトリーブ(ただ巻き)は、別に難しいことではなく、ロッドをしっかり持ってリールを同じ速さでゆっくりルアーを巻いていくだけです。ただ、気をつけることは、手首の力は抜いて指先で軽くハンドルレバーを摘まんで柔らかな感覚で巻くことが重要です。その時、ルアーがどんな動きをしているかイメージしながら巻きましょう。
ルアーのサイズとカラー
シーバスという魚は、常に水面を意識して上を見上げています。できるだけターゲットに認識できるような色を選びます。光量が多い場合は、黒などのダーク系カラーを、光量が少ない場合は白などの膨張色をセレクトします。ルアーのサイズは、その釣り場にいるベイトの大きさで選びましょう。
夜のおすすめシーバスルアーを見ていこう!
夜釣りでは、ルアーが見えないので釣れないと考えがちですが、シーバスなどの魚は、いろいろな感覚でエサを探して捕食しています。特に視覚は優れており、月や街灯のほのかな明かりでもルアーを見ることができます。ここでは夜のおすすめシーバスルアーを見ていきましょう。
夜のおすすめシーバスルアー①春
ダイワ(Daiwa)・ ミノー モアザン ガルバ 73S ボラグロー ルアー
短めのリップを装備したことで素早く浮上、同じレンジをキープ
水面から約20cm下を狙えるシンキングタイプのルアーです。短めのリップを装備したことで素早く浮上させたり、同じレンジをキープさせたりする性能を持っています。
風のある状況下でも上ずりと横滑りを軽減していますので、水面直下を簡単にトレースすることができます。ボディを太くなっているので、揚力を得ることができ重さもあり投げると飛距離もかせぐことができます。
スペック
- サイズ:73mm
- 自重:12.8g
- 潜行レンジ:水面直下~20cm
- フック仕様:ST-46#8トレブル#2リング
バレーヒル(ValleyHill) ・ミノー 邪道 スーサン 24 HGイワシ ルアー
早巻きからデッドスローまでのリール巻きを行っても同じレンジをほとんどキープ
ウォブリングを限界まで絞り込みハイピッチでローリングアクションができます。速さは早巻きからデッドスローまでのリール巻きを行っても同じレンジをほとんどキープしてくれしっかりとしたアクションします。ただ巻きだけでも、シーバスのバイトを刺激しシーバス夜釣りに効果的なルアーアクションをします。キャスト飛距離も申し分ありません。
スペック
- 自重:17g
- 全長:75mm
大見出し:夜のおすすめシーバスルアー②秋
アムズデザイン(ima)・ ミノー サスケ 裂波 120mm 17g ボラ #RP217 ルアー
魚種や釣りフィールドを選ばない汎用性のあるルアー
メーカー独自のタングステンウエイトとレードルリップヘッドを採用しています。シーバス釣りには持ってこいルアーですが、魚種や釣りフィールドを選ばない汎用性はすごいものがあり、シーバスや青物などをはじめあらゆる魚に対応できるおすすめのルアーです。
スペック
- タイプ:フローティング(海水)
- サイズ:120mm / 重量:17g
- カラー:#RP217 ボラ
- レンジ:70-90cm
- アクション:ウォブンロール
- フック:#6
- リング:オリジナル#3
GAEA(ガイア) ・ミノー エリア10 FIX 100mm 9g グローバチ #08 ルアー
固定した重心にすることで、素早くルアーが動き出し、しかもサイレント効果を実現
多くのベテランアングラーの要望に応えて更に進化したルアーに仕上がっています。港湾やシャローなどのシーバス釣りには欠かせないルアーです。特に優れているのが、固定した重心にすることで素早くルアーが動き出し、しかもサイレント効果が実現されターゲットのバイトを誘います。
スペック
- タイプ:フローティング
- サイズ:100mm / 重量:9g
- カラー:グローバチ #08
シーバスがルアーに食いつく瞬間を動画で見てみよう!
シーバスがキャストしたルアーに対してどんなふうに食いつくかを見ることは、釣りを実際にする際、大変参考になります。シーバスがルアーに食いつく瞬間を水中カメラの動画で強烈な魚のバイトシーンを見てみましょう。
シーバスの釣り方を知って1匹を手に
シーバスの夜釣りについて解説してきましたが、初心者の方にも大方ご理解いただけたと思います。シーバス釣りでの魚とのやりとりはとても興奮し醍醐味があります。上記の記事を参考に釣り方を学び、シーバス夜釣りに挑戦して、ぜひ一匹を手にしましょう!
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