こちらは溝幅が10mm以上のレインモールが付いてる車種に取り付けが可能な部品になります。吸盤のタイプよりも外れてしまう心配が少ないので、より安心感が保てるアイテムです。取り付けたままドアの開閉も可能です。
タープは大雨でも使用できるのか
タープの大きな役割といえば、陽射しを遮って快適なキャンプをアシストしてくれることです。しかしタープは陽射しや紫外線だけではなく、雨や水からも私たちを守ってくれます。一体どの程度の雨までなら耐えられるのでしょうか。
素材が雨を防ぐ性質
そもそも、タープなどのアウトドア用品はどのようにして雨や水から私たちを守ってくれているのでしょうか。まずはその機能を知るために必要な「構成している素材の性質」について、いくつかご紹介していきたいと思います。
耐水性
耐水性とは生地にしみ込もうとする水の力を抑えることで、雨や水を防ぐ一番重要な役割だと言える性質です。つまり、耐水性=防水機能ということになります。耐水性が高いほど防水機能に優れているということです。
耐水圧
耐水性を耐水圧という数値にしてみます。耐水圧は、生地の上に1cm×1cmの水が入る筒を立ててその中に水を入れ何mmの高さまで水圧に耐えられるかという方法で出します。小雨で約300mmが必要と言われており、一般的なタープが約1500mmだといわれています。
撥水性
撥水性とは生地表面に付着した水を玉のようにはじき、使用後には軽く振るだけで水滴が落ちてくれるという性質です。撥水性は水をはじくことで耐水圧を補助したり、生地が水を吸って重くなることを防いだりと様々な働きをしています。
タープに使用される主な素材
では性質に続いて、タープに実際に使用される素材についてお話したいと思います。それぞれの素材にどんな特徴があり、どう機能して雨に強くさせているのかなどを具体的にお話していたいと思います。
ポリエステル
ポリエステルは現在販売されているほとんどのタープに用いられている素材です。軽量で強度も強く、コスパも良い素材です。ここで取り上げる素材の中で最も吸水性が低く、濡れた時に重さがあまり変わらないのが大きな強みです。
ナイロン
ポリエステルに比べて軽いため、登山などで用いられる軽量テントによく使用われています。軽量な分持ち運びに便利なので、ソロキャンプやバイク・自転車の旅に向いています。ポリエステルに比べ少々コストがかかります。
コットン(綿)
綿は水分を含むと、膨張して密度が上がり雨を防ぐ仕組みになっています。強い雨に長時間さらされると生地にも限界がきて雨漏りしますが、少々の雨であれば問題ないことが多いです。注意すべきは、濡れるととても重くなり、早めに乾かさないとカビが発生することです。
T/C(ポリコットン)
名前の通りポリエステルとコットンを混ぜた素材で、コットンの利点を保ったまま軽量で水を吸いやすくした素材です。コーティングをしていないので素材自体の耐水圧になりますが、日本など雨の多い国では綿よりもポリコットンの方が向いているといえます。
タープの意外な使い方
そんな素材の性質をうまく利用したタープですが、日差しや雨から身を守るためだけではなくある“意外な使い方”があるのをご存知でしょうか。筆者自身も、キャンプを始めたばかりの頃は常に悩まされた「あるもの」を軽減させる使い方です。