下村まなみちゃん失踪事件|小学五年生から止まってしまった時間の真相と現在

下村まなみちゃんは周りのケア(または少しの配慮)が無くてはならない人物だったと思われます。その様な状況で監督としてついていった校長先生や、同校5年生の教員たちは常にリスクを考えて統率を取るべきだったのでしょう。次のブロックでは学校側の対応について見ていきます。

学校の対応に落ち度はなかったのか?

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下村まなみちゃんはダウン症候群であったため、周りの少しのケアが必要な人物でした。そんなまなみちゃんが林間学校に行くからには、もっと計画的に統率を取るべきだったのではという声はあります。

疑いの声もあがる校長先生

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2ちゃんねるやヤフー知恵袋といった匿名で意見が書ける場所では校長先生への非難や疑いの声が上がっていました。最期の目撃者である大人であること。下村まなみちゃんが遅れていることに気がついても付いていくだけだったことなどが怪しいとされています。

しかし実際の校長先生は一日たりともこの日を思い出さない日はない、と後悔の念を語っており、一生悔み続けるかと思います。これもこれで心が痛くなる話です。子供の行方不明事件は発生しないのが一番です。誰も得をしない、誰も幸せにならない、そんな神隠しの事件だったのです。

大勢いたはずの教員に問われる疑問

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この林間学校に同行したのは校長先生だけではなく、同校の教員たちもいます。日頃生徒と触れ合うことのない校長先生ではカバーしきれない部分も出てきます。例えば、後ろ姿を見ただけで下村まなみちゃんだと分かるのは教員たちだけです。

下村まなみちゃんとクラスメートの些細な人間関係。それを把握していれば下村まなみちゃんを置いていかない生徒と組ませてあげれば、グループから遅れてそのまま行方不明といった今回の悲劇は起きなかったはずです。先にも述べた2ちゃんねるやヤフー知恵袋では教員に対する疑問の声もありました。

下村まなみちゃんの失踪事件の真相は?

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下村まなみちゃん本人はおろか、私物も一切見つからないこの行方不明の真相は何なのでしょうか?当時から現在までいろいろと議論されています。現実的なものからオカルト説まで、そこでこのブロックではその事をまとめて行きます。合理的な説明が欲しい方は是非最後まで読んでください。

ツキノワグマに襲われた説

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失踪事件が起きた前後、岐阜県郡上市ではツキノワグマの出没情報が報告されていました。今回のケースだと、まなみちゃんの前方には同じグループの子どもたち。後方には校長先生がいたため誰にも見られずに連れされたというのは考えにくいです。

それにもし、連れ去られたとしたらどこかに服の破片や靴が落ちているはずです。しかし1週間にも及ぶ大捜索で私物すら見つからなかったということからも考えにくい状況です。実際に熊は怖い生き物として定着していきますが、人間を襲うのは冬眠前のナーバスな時期とも言われています。この時期はそれにもあたりません。

誘拐説

誘拐説の根拠はこうです、私物すらも一切見つからないということは、着の身着のままどこかに連れ去られたのではないか、というものです。しかしこれも反論の余地があります。ツキノワグマに襲われた説と同じく、前後に人間がいて、第三者が何の目撃もされず誘拐を実行できたのか、という点です。

さらに当日は「ひるがの高原キャンプ場」は同校が貸切状態でした。誘拐を実行するには、小学生が泊まりに来るという情報を前もって把握しており、前もって林道に姿を忍ばせ、まなみちゃんにも叫ばれること無く遂行したことになります。

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また、林道の反対側は崖が切り立っていたため、移動ルートも限られます。自動車で下山して連れ去るにも、誰にも見つからずに車のエンジンをかけて外へ行けたのか?などなど不自然な点が沢山あげられます。この誘拐説も真実味は薄いのが現実です。

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