見る人を魅了するルリボシカミキリとは?生態や見つけ方・飼育方法を解説!

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先ほどもお話ししたように、死んでしまうと色が変色していしまいます。その為、愛好家たちはどうにか色を綺麗に保とうと試行錯誤を繰り返します。この難しさも、どうにか綺麗に残そうと多くの愛好家を魅了する理由です。

科学書もルリボシカミキリに注目

ルリボシカミキリの青 福岡ハカセができるまで (文春文庫)

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あこがれたのはルリボシカミキリだった。小さなカミキリムシ。でもめったに採集できない。その青色は、どんな絵の具をもってしても描けないくらいあざやかで深く青い。こんな青は、フェルメールだって出すことができない。

その青の上に散る斑点は真っ黒。高名な書家が、筆につややかな漆を含ませて一気に打ったような二列三段の見事な丸い点。大きく張り出した優美な触角にまで青色と黒色の互い違いの模様が並ぶ。私は息を殺してずっとその青を見つづけた。(引用;ルリボシカミキリの青 福岡ハカセができるまで (文春文庫)

内容としてはルリボシカミキリのことではなく、自分のはいたco2がいろんな生き物は通って、最後は自分に戻ってくるということを科学の視点から分かりやすく書かれているものです。その中で、幼少期に見たルリボシカミキリの美しさについて書かれています。

フェルメールでも出せない青

この本の著者は、ルリボシカミキリの綺麗な青を、フェルメールでも表せないと表現しています。フェルメールといえば「真珠の耳飾の少女」がつけているターバンの青色が綺麗だと有名だが、そのフェルメールでも表せない、自然界の美しさだと絶賛しています。

ルリボシカミキリを見つける方法

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そんな愛好家を魅了するルリボシカミキリは一般の人でも見つけ出すことは可能なのでしょうか。実は、意外と簡単なところに身を潜めているかもしれません。その美しさを一目見たくはありませんか?

暖かい時期の広葉樹に多い

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ルリボシカミキリの生息地でもある、広葉樹で多く発見されています。ブナ・シラカバ・カエデの木などを探してみましょう。また、暑いところを甘えい好まない為、陽の当たらないところであれば見つけやすいかもしれません。

まずは近所の公園から探すのがおすすめ

生息地が住宅地まで広がってきている為、公園などの陽の当たらない木などにいる可能性もあります。日中に出てくることが多く、夜には森林に帰ってしまう為、陽の出ている時間帯に探しにいきましょう。

ルリボシカミキリは飼育できる?

ルリボシカミキリは絶滅危惧種に登録されていますが、採集して飼育することは可能になっています。実際に、家で飼い、その日本固有の美しさを独り占めしてみませんか?羨ましがられる事間違いなしです。

他にも飼育できる昆虫はたくさんいます。春にみられる蝶として定番のキアゲハです。美しい羽の模様や、ひらひらと優雅に舞うキアゲハを家で飼ってみませんか?詳しい買い方はこの記事を参考にしてみてください。

採集・飼育は可能!

採集して飼うことも可能ですし、ショップでも買う事が可能です。とても希少価値が高い種類の為、2000円ほどと高めの設定になっています。しかし、生きているまま見たいと、人気のある昆虫です。

環境を整えれば繁殖も可能

餌と朽木さえあれば、繁殖させることも難しくありません。基本的には、クワガタと同じような手順になります。3ヶ月という短い命の為、長く飼育する為には繁殖が必須です。家でルリボシカミキリ を増殖させ、生態をもっと観察してみませんか?

ルリボシカミキリの飼育方法

それでは、細かい飼育方法を紹介していきたいと思います。飼育方法をきちんと熟知し、毎日世話をしていれば繁殖だって可能な昆虫です。これから説明する飼育方法であなたも家で飼育してみませんか?

水槽か昆虫ケースを準備

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まずは、ルリボシカミキリ の住む部屋を用意します。そんな手の込んだものを用意すり必要はありません。ルリボシカミキリの数や繁殖用の朽木の大きさを考慮し、ケースの大きさは変えてください。

餌は昆虫ゼリーでOK

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餌は、野生では花粉や樹液を食べていますが、飼育の際は、昆虫ゼリーで代用できます。おける時は、ブドウやモモなどの果物を用意してあげると、なおいいでしょう。様子などを見ていきながら、あげる餌も考えていきましょう。

繁殖させるなら朽木を用意しよう

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繁殖させる為には、朽木は必須です。朽木は切られてから時間が経っているものを拾ってきてもいいですが、クワガタ用の産卵セットなどで代用できます。産卵用の木に水を含ませ置いておく事で、繁殖も期待できます。

オスとメスの見分け方

繁殖させる際には、オスとメスを一緒に飼育する必要があります。しかし、ルリボシカミキリのオスとメスを見分けるにはどこを見ればいいのでしょうか。これから、そんな見分け方について紹介していきます。

触覚が違う

ルリボシカミキリは、触覚に黒いボンボンのようなものがついており、シマ模様になっています。その触覚が、メスの場合7節くらいから小さくなっていきます。しかしこれは、オスとメスを同時に見たときにわかるくらいの小さな違いです。

顎の発達の仕方

大きな見分けるポイントは、顎です。オスの方が大きく発達しています。これは比べなくてもわかるほどの違いです。ぜひ見つけられた時は、細かいところまで観察し、違いを見つけてみてはいかがでしょうか。

美しいルリボシカミキリを探してみよう

これほどまでに多くの人が魅了される、儚いルリボシカミキリは、実際にみたら虜になる事間違いなしです。ぜひ探しにいき、美しさに触れてみてはいかがでしょうか。あなたの見つけるルリボシカミキリの色はどんな色をしているのでしょうか。

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