湖には生態系があります。つまり、「生産者」である植物プランクトンと「一次消費者」であるミジンコなどの動物性プランクトン、「二次消費者」である魚類、そして生物の排泄物などを分解するバクテリアなどの「分解者」です。
ミジンコは植物プランクトンを食べる消費者であるとともに、魚類の餌になる生物でもあり、植物プランクトンが作った有機物を二次消費者に受け渡していくので、湖の生態系のなかでも非常に重要な役割を果たしています。
ミジンコは正面から見なければ可愛い!癒される愛好家も多い
生物の授業でよく目にするミジンコの写真は、見方によってはなんとも愛らしい姿をしていますよね。SNSでは「可愛くて萌える」などの声も。なかには好きが高じて、鑑賞を目的にミジンコを飼っている人もいるぐらい密かに人気なんです!
シンプルながらも可愛い姿
黒くてまるい目に、顔から突き出たおちょぼ口、それにずんぐりむっくりとした胴体。一目見れば覚えられるぐらいシンプルな姿で、ゆるキャラみたいです。こんな形をした小さい生き物が水中をぷかぷかと浮かんでいるのですから可愛くないはずがありません。
危険を感じると頭が尖る
ミジンコは天敵であるフカサ幼虫が近づくと頭を尖らせて、自らを食べにくくさせます。なのですが、敵がもう近くまできているのに尖るのに一日もかかり、せっかくとんがって捕食されにくくなっても、食べられるときは食べられてしまいます。そんなところも愛すべきポイントですよね。
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ミジンコは正面から見てはいけない?
ミジンコが可愛いと感じる思いには、多くの人が共感してくれるのではないでしょうか。しかし、それは正面から見なければの話。一部ではミジンコは正面から見てはいけないとまで言われています。
写真は殆ど横から見た姿
ミジンコと言われて思い浮かべる姿は上の写真のような横からのものです。それは教科書をはじめとした多くの写真は横から見た姿ばかりだからです。ということは、ミジンコを正面から見たことがないという人も多いはずです。