浅間山荘事件とは?当時の驚異の視聴率
浅間山荘事件をご存知でしょうか?平成生まれの方には聞いたことはあっても、どんな事件だったのかわからない人も多いと思います。一体、どんな背景でどんなことが起こった事件だったのでしょうか。
連合赤軍が起こした人質立てこもり銃撃戦事件
浅間山荘事件は大変凄惨な事件です。長野県で19日間も続いた立てこもり事件です。犯人グループは「連合赤軍」と名乗る団体であり、警察機動隊の人質救出作戦により事件は解決します。しかし、警察2名、一般人1名の死者を出し、警察の中に重軽傷者27名(うち1名は報道関係者)を出すいたましい事件です。
日本最長記録の人質事件
浅間山荘事件は連合赤軍が人質をとり立てこもる事件です。メディアでも何度もとりあげられたあの鉄球で建物を破壊するという策をとった、機動部隊による突入によって人質は救出され、5名の犯人は逮捕されます。この事件での人質の拘束時間は219時間(3日間以上)であり、警察に囲まれながらの人質事件としては日本で最長記録です。
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当時のテレビ中継は89.7%に到達
2月の氷点下という極寒の環境の中、犯人グループと警察との攻防や、負傷し血で赤く染まった警察官が運ばれる姿など、インパクトのある映像が当時テレビで生放送されました。民放、日本放送協会(NHK)を合わせて視聴率89.7%(ビデオリサーチ・関東地区調べ)に達しました。今でも破られることのない、報道特別番組の視聴率において日本一となっています。
浅間山荘事件は映画にもなった
事件当時、テレビで生放送されとても注目された浅間山荘事件ですが、実は映画にもなっています。浅間山荘において、連合赤軍が人質を取り立てこもって、銃撃戦になり、警察機動隊は救出作戦を行うということが、描かれている映画になっています。
メディア化された浅間山荘事件
浅間山荘事件を描いた映画は、「あさま山荘への道程」のほかに「光の雨」という映画と、「突入せよ!あさま山荘事件」という2作があります。どれも浅間山荘事件の、人質をとり立てこもる連合赤軍に対し、警察機動隊の人質救出作戦が開始されるという内容を描いています。