金山ダムの基本情報
金山ダムは、産業や暮らしを支えているだけでなく、北海道の中心部に位置し環境にも恵まれていることから、今や北海道を代表する観光地としても有名となっています。まず始めに、そんな金山ダムの基本情報について見ていきましょう。
所在地とアクセス
場所は北海道の空知郡南富良野町字金山にあります。最寄り駅はJR根室本線金山駅です。駅下車後2kmほど東へ行くと到着します。ただし空知川を渡らなければいけないので、かなやま湖沿いの道路や国道237号から車で行く方が無難でしょう。
ダムが作られた目的
金山ダムの目的は、「洪水調節」・「かんがい(灌漑)用調節」・「発電」・「水道用水」の4つです。かんがい用調節とは、農地へ水の供給を行っているということです。また、ダム直下に金山発電所があるので、そこに電力を供給しています。
湖・ダム・ふれあい展示ホール
ダムのすぐ脇には管理事務所があり、その内部には「湖・ダム・ふれあい展示ホール」があります。こちらでは、金山ダムのできる前の町の様子や、金山ダムの役割、周辺の観光スポットなどがパネルやビデオで展示されています。
金山ダム自体の魅力
金山ダムは多目的で役立ち、観光地としても有名なだけでなく、そのシンプルな外観からは想像のできない特徴的な造りをしています。この構造が、ダムマニアにはたまらない大きな魅力となっています。
日本に13基しかない珍しい構造!
金山ダムは、ダムの中に大きな空洞がある「中空重力式コンクリートダム」という型式で、日本には13基、北海道では唯一の貴重な型式のダムです。 施工は非常に難しいのですが、その分使用するコンクリートの量を節約することができるのです。
ダム湖のかなやま湖の魅力
ダム自体の魅力の他に、ダム湖「かなやま湖」としての魅力もいっぱいあります。人造湖とは思えないほどの環境に恵まれていることから、キャンプ場やイベント会場としても活躍しています。こちらではその魅力の数々を詳しく見ていきましょう。