この世界は仮想?シミュレーション仮説について紹介!証拠から否定的意見も

ゲームキャラクターとして設定されているワールドを舞台にした物語なども数多くありますが、音声や感触、匂いまでも再現できるというのは、よほどの技術力を要するでしょう。

シミュレーション仮説の証拠?二重スリット実験

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量子力学について詳しい方の中には「二重スリット実験」をご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

二重スリット実験は、目に見えない小さな電子を二重のスリットがはいった壁にあててみるとどうなるかという実験で、電子は粒であり干渉しあう波の様になって2本の筋ではなく何本もの濃さの違う筋が映し出されました。

証拠の1つとして挙げられる“二重スリット実験”

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実験の結果を受けて、電子が粒でもあり波でもあるとされた結果に異論を唱えた物理学者は多く、観測するポイントを増やして実験をする事になりました。

スリットと映し出す板の間にも観測ポイントを設置してみたのですが、結果は、観測ポイントを増やしたことによって影響を受けてしまい、正しい結果は得られなくなってしまったのです。

“観察”することで現れる現実

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観察するポイントを増やしたことに影響を受け、結果が変わってしまう事は「観測問題」として学者たちの間で議論され、その中でパラレルワールド的な解釈がなされるようになりました。

最も近い観測ポイントでも同じ結果にならないのは、分かれているために波の干渉がされないといったモノです。

私たちが“観察”することで世界は成り立っている?

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観測者がいるからこそ、成り立っているのだという解釈も有力で、観察している人間によって、別のワールドにある波は観測できないという考え方は、証明方法が全く見つかってはいませんし、想像もつきませんが、考えられるすべての可能性に説明が出来ます。

シミュレーション仮説にバグは存在する?

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バグとは虫の事を言いますが、パソコン上でのバグとは、画面やシステム上でおかしな部分がある時に「バグがある」というように使います。

エラーとも言われていますが、模擬空間だとするのであれば、どのようなエラーが考えられるでしょうか。

“仮想”の現実であるのならバグが存在するのではないか

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誰かが作り出した空間なのであれば、エラー箇所が発生してもおかしくはありません。

模擬的な実験場として考えるのであれば、完璧なシステムとはいえず、この世にあるバグやエラーが説明のつかない出来事であるならば、あり得るのではないでしょうか。

心霊現象など超常現象がバグ?

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心霊現象や超常現象というモノをしばしば観測する事が出来ますが、もしかすると心霊現象は空間のバグやエラーである場合もあるのではないでしょうか。

説明のつかない現象をバグだと考えると、この世は本当に模擬実験場である可能性も捨てきれません。

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