Kトラハウスとは
軽トラとキャンピングカーの一体化を実現させたKトラハウス。2018年に販売開始されたばかりなので、聞き慣れない方も多いでしょう。しかし発売前からあらゆるメディアで取り上げられ、アウトドアやDIY好きの間で浸透してきています。
ありそうでなかった機能が搭載された、新感覚のキャンピングカーとして注目を浴びる、Kトラハウス。使い方はその人次第でいかようにもなります。ここからはその魅力について詳しくご紹介していきます。
Kトラハウスは軽トラでキャンピングカーが作れる!
Kトラハウスの特徴は、軽トラックがあれば誰でもキャンピングカーを作ることができることです。あらかじめ必要なものをセットにして販売しているので、専門知識がなくても3日ほどで完成できます。
キャンピングカーといえば、元々キッチンや寝室などの設備が車と一体化になっているので、使用に限りがあります。しかしKトラハウスは後付けタイプなので、キャンプや釣りなどのアウトドア用や移動販売用など用途に合わせて自作することが可能です。
Kトラハウス(会社)について
Kトラハウスの販売会社は、大阪府大東市にあるKトラハウス株式会社。「つくるは楽しい!」をコンセプトとして、軽トラ用キャンピングシェル(簡易ハウス)組み立てキットを販売しています。キャンピングカーが欲しいけれど高くて買えない、大きくて駐車場に置けない、などの声に応えるべく試作を重ねて開発されました。
Kトラハウスのスタッフは、専門の大工ではないという驚きの事実があります。そのような中でも販売までに至ったのは、キャンピンカーを自分でつくりたい、という方の手助けになればとの想いからです。実際に作る側と同じ素人の目線で開発されたからこそ、つくって楽しい、乗って快適を実現しているといえるでしょう。
Kトラハウスの魅力
1台あれば様々な用途に使えるKトラハウス。収納力や機能性に優れており、釣りをはじめサーフィンやキャンプなど、アウトドアで大活躍します。ここでは、釣りをする場合にどのように役立つのかをご紹介していきます。
荷台が部屋に早変わり!快適空間
何より嬉しいのは、荷台を部屋として使えるので寝泊りができること。大人2人がゆったり過ごせるように設計されています。遠方への釣りや長期滞在で活躍するでしょう。またKトラハウスは防水加工がしっかりしているので、天候が悪くなった際の非難場所としても役立ちます。
キッチン搭載でその場で楽々調理
Kトラハウスは改造もできるので、キッチンカーとしても使えます。キッチンや冷蔵庫を装備しておくと、釣ったばかりの魚を捌いてすぐに食べることができます。その場で調理して食べる魚は格別でしょう!保管の際も、新鮮なうちに処理するので鮮度を保つことができます。
コスパが良い
気になる価格ですが、基本セットは44.8万円から購入可能。例えば、新車で約70万円の軽トラを購入したとすると、合計が120万円ほどになります。小型のキャンピングカーでも300万円以上はするので、Kトラハウスははるかに安いといえるでしょう。そしてガソリン代や税金などの維持費が少額ですむことも魅力です。
Kトラハウスができるまでの手順:購入まで
ここからはKトラハウスを完成させるための手順についてご説明していきます。公式サイト内に「キット購入から完成までの流れページへ」という項目があるので、その内容に沿って進めていきましょう。
手順①パンフレットをダウンロード
はじめの手順としてパンフレットをダウンロードします。ダウンロードには名前や連絡先の入力が必要になりますので、フォームに従って入力してください。Kトラハウスでは、誰にでも作れるように基本キットが準備されているほか、カスタマイズも可能です。まずはパンフレットを見て、どのような仕様にしたいのかを検討しましょう。
基本セットの仕様
- 寸法(外寸):長さ2.6m×幅1.4m×高さ1.8m
- 寸法(室内):長さ2.5m(上部)2.0m(下部)×幅1.2m×高さ1.7m
- 重量:220kg
- 資材:フレーム・合板・固定用具・窓・ドア・自立脚・副資材(シリコン・ビス・コーキンガンなど)・説明書
手順②見積
おおよその仕様を決めたら、見積もり依頼をしましょう。こちらも専用フォームがあるので、必要事項を入力して送信します。見積もり結果はメールで返信がきます。内容を確認して、不明な点があればメールや電話で随時相談してください。
手順③申し込んで契約
見積もりが決まったら、電話かメールにて注文します。その後メールで契約書が送られてくるので、届いた時点で正式契約となります。最後に代金を指定の銀行口座に振り込めば完了です。あとは商品の引き渡しを待つのみ!キットの製作完了日が決まり次第、引き渡し予定日の連絡が入ります。
Kトラハウスができるまでの手順:完成まで
キットが到着したら組み立て開始!2人で作業をしたとして、約3日間で完成できるように考えてつくられています。あくまで目安ですので、急がず自分のペースに合わせて作ってください。まずは必要な道具を揃えてからはじめていきましょう。
道具はホームセンターで販売されているものでOK。特殊な道具は必要ありません。上記の動画を参考にしてみてください。動画は各道具の使い方や選び方の解説で、動かし方まで詳しく説明されています。
手順①説明書と動画で組み立てを確認
組み立てる際はいきなりはじめるのではなく、付属する説明書やDVDを見て全体の流れを把握してから作業することをおすすめします。また公式サイトのブログ内には、作業工程がまとめられた動画もあるので、そちらもぜひご覧になってください。
手順②組み立てる
キットは屋根や床、ドアなど13のユニットに分かれています。これらを仮組み立て、本組立て、防水施工の順で進めていきます。それぞれの手順に1日ほど費やし3日目には完成することを目安にするとよいでしょう。ここからは動画を交えて組み立て方法をご説明していきます。
1日目:仮組み立て
仮組み立てでは、まず13カ所あるユニットの仮組み立てをしていきます。この工程は組み立ての基礎となり、各パーツの寸法に間違いがないかを確認する重要な作業です。13のユニットが完成したらそれぞれを組み合わせて、全体の仮組み立てをしていきます。
2日目:本組み立て
続いては本組み立てです。全体の流れは仮組み立てと同じで、仮組み立てしたユニットを1カ所ずつ外し、金具やシリコンシーラントを使用して組み立て直します。最終的に各ユニットを繋ぎ合わせて、本組み立てが完了です。
3日目:防水施工
最終工程は防水施工です。出来あがったキットの継ぎ目をシリコンシーラントや樹脂テープで塞いていきます。施工が甘いと水漏れの原因になるので、丁寧に作業しましょう。これで雨風にも対応するキャンピングシェルの完成です!