ニシアフリカトカゲモドキの値段やモルフ|寿命や繁殖、飼育方法も

ニシアフリカトカゲモドキはファットテールとも呼ばれ、太く短い尾にずんぐりとした体型が愛くるしく、ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)と並ぶ人気があります。今回は、ニシアフリカトカゲモドキの特徴や種類、飼育方法から繁殖方法までをご紹介いたします。

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ニシアフリカトカゲモドキとは

爬虫類のペットとして、ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)と並ぶ人気があり、その愛くるしい体型からファットテールとも呼ばれている生き物です。もう少し詳しいその生態や分布などについてこの見出しで解説していきます。

ヤモリ科トカゲモドキ亜科

ヤモリ科トカゲモドキ亜科という種族なのですが、トカゲ?ヤモリ?どっちなのか混乱してしまうと思いますが、ヤモリに属します。またペットとしての体の大きさは20センチ程度ですが、ワイルド個体のものはもっと大きく育つ可能性があります。ニホンヤモリについて気になる方はこちらの記事を合わせて読んでみてください。

アフリカ大陸中西部沿岸に分布している

日本のちょうど反対側に位置すると言われる、アフリカ大陸の西側、ギニアやアルジェリアなどの国々の海外沿いに分布して生息しています。身体は薄い茶色と濃い茶色で形成され、その可愛らしいフォルムからファットテールとも呼ばれています。

夜行性で湿度のある草原や森林に生息する

日本にはないような荒野やごつごつとした山岳地域、またある程度の湿気があるような草花や森、山などに生息しており、昼間はそのいろいろな自然に身を隠して休んでおき、夜は活動的になり肉食性なので、それに対応する獲物を探し出します。つまりは夜行性の生き物なのです。

寿命

寿命に関してはこれまでは、野生の個体では10年生きれば長寿とされていましたが、最近では飼育下による健康維持のためか寿命が延びて20年以上も生きながらえる個体が確認されております。ペット化が進んだことで全体的な寿命が延びたとされます。

ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)との比較

同じく爬虫類ペットとして大変人気でポピュラーなヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)とはどのような生態や見た目の違いがあるのでしょうか?ここではそんな二つの爬虫類について比較していきます。爬虫類と言えばヘビもそうですが、ヒバカリという小さなヘビについて関する記事はこちらを読んでみてください。

生態の比較

まず生息地及び分布に関してはそれぞれ、西アフリカ・インド砂漠等ということで環境が違うということが分かります。そして見た目に関しては大きさはあまり変わりませんが太さが違います。またその環境が違うことからわかるように、適正温度が異なります。性格に関してはニシアフリカのほうが、とても臆病です。

詳細

それぞれの項目ごとに違いを紹介していきます。各項目のかっこの中の概要は(左がニシアフリカトカゲモドキ・右がヒョウモントカゲモドキ)となっていますので、それをふまえたうえで下記の箇条書きに記述されいる項目をご覧になり、見比べてください。

  • 生息地(西アフリカ・インド等)
  • 大きさ(20㎝・18㎝)
  • 適正温度(27℃・20℃)
  • 内面(臆病・おしとやか)

同じ環境では飼育できない

レオパのほうは砂漠に生息しています。一方は沿岸沿いの湿り気ある地域に生息しています。ご存知の通り砂漠はとても乾燥していて、また昼は熱く夜は寒くと、極端な温度変化が伴います。このことからも両者の適正環境が違うということが分かりますので、一緒のゲージなどでは飼育することができません。

ニシアフリカトカゲモドキの可愛さ

ニシアフリカトカゲモドキは、今日本国内でかわいいととても話題で、爬虫類ペットとして大変人気が出てきている生き物です。さてそんな人の要因である、かわいさとは一体どういったものなのでしょうか?

ぷっくらもっちり

そのふとましいカラダはぷっくらとしていて、見た目を見るだけでも愛らしくなってしまいますが、実際に手でなでるように触ってみたら、そのもっちりのような、まるで赤ちゃんのような肌触りと言われているのです。一度は皆さんも実際に、触れ合ってみてはいかがでしょうか?

柄(模様)の豊富さ

色々なモルフ、つまりは特徴的な柄を持つ個体がいろいろあるので、その自分の好みでオリジナリティに富んだ、一匹を飼育できるというので、そこも人気であり、我々飼い主がかわいく感じるポイントなのです。

ニシアフリカトカゲモドキの飼育環境づくり

こちらのコラムでは飼育するうえで大事なその環境づくりに必要となってくる、さまざまな飼育アイテムをご紹介していきます。どういったものが適しているか、またお勧めの商品も合わせてご紹介します。

ケージ選び

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合成樹脂でできたような籠や、一般的な爬虫類ゲージなどで飼育することができます。赤ちゃんと生体のときでカラダの大きさが違うので、適正なゲージサイズも変わってきますが、成長しても問題なく使えるように、あらかじめ大きなゲージなどを用意するといいでしょう。

温度と湿度の管理

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適正温度が大変高温なため、常に暖かい暑くしてあげなくなくてはなりません。ヒーター等でも流用可能ですが、火傷の恐れが少ないような暖突タイプのものがおすすめです。冬や夏など季節に問わず、年中、毎日適正な温度を保つようにしましょう。

床材選び

ビバリア ウォールナッツサンド 3kg

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ペットの多くに対応する床材はクッキングペーパーや新聞紙などでも流用することが可能であり、この生き物もまた問題なく使用することができます。誤って飲まない、食べないようにするためにも、ご紹介しているような、きめ細かな床材を使用するようにしましょう。

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ほとんどが昆虫を好んで捕食します。そのためコオロギやワームなど、簡単に手に入る餌を与えるのをお勧めします。人工餌も食べてくれる可能性がありますが、なるべく栄養純度の良い昆虫などを与えましょう。

ニシアフリカトカゲモドキの繁殖

繁殖させてより多くの個体を飼育したいと考える場合もあります。そのためにここでは繁殖方法や注意点などを各観点にそって説明していきます。正しい知識をもってして繁殖させてあげるようにしましょう。

繁殖に使える個体

生後からすぐの個体は当然ながら繁殖はできません。がある程度成長した個体であれば問題なく繁殖に使えます。繁殖には当然ながら身体に負担がかかるため、生後から一年経過し成長した個体が望ましいです。

交尾行動

それぞれお互いのフィーリングが良ければ、すぐに交尾をしてくれます。求愛行動は個体によってさまざまですが、交尾の最中は、雄個体は尻尾を細かく震えさせて雌個体の頭部より下の場所を噛みます。

産卵と孵化

正常に交尾が行われたのなら、早ければ14日程度、遅くとも30日程度で産卵します。産卵された後は暖かい温度をヒーターや熱材を使って保つようにします。そして約50日から80日程度経過し、いよいよふ化することができます。

産卵後・孵化後のケア

産卵後の雌は人間同様、個体差はありますがひ弱しておりまた痩せています。そのため栄養のある餌をいつも以上に多く与えるようにしましょう。孵化した後は、卵の膜のようなものを付けたままの幼体が生まれてくることがありますが、これは大事な栄養分なのでそのままにしましょう。

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