ニシアフリカトカゲモドキの値段やモルフ|寿命や繁殖、飼育方法も

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また初めの脱皮が終わるまでは餌を与えないようにしましょう。脱皮の際に引っかかるような物が、ゲージ自体やその中にあるアイテムにあることを確認しましょう。ないのに脱皮をしてしまうと骨格などが歪んでしまう恐れがあります。

ニシアフリカトカゲモドキのモルフや品種

爬虫類ペットには「モルフ」というような言葉が付きまといますが、これはどういった意味なのでしょうか?このコラムでは、ニシアフリカトカゲモドキのモルフや品種について、その概要を解説していきます。

モルフとは

人間の飼育下において繁殖させた場合、計画的に選別させて掛け合わせを行い、いい個々の特徴的部分を意図的に持たさせます。(例えば毛が黒色、足が長いなど)そのような特徴の表現の事をモルフと言います。

性別で値段が変わる

雄が生まれる条件として、卵が過ごす環境の温度が31℃~32℃の間のみなので、オスよりも雌のほうが圧倒的に多くなり、それゆえ雄個体のほうが珍しいため、必然的に雄のほうが高価で取引されています。

アルビノとの組み合わせ

アルビノという系統にほかのパターンにモルフを配合させてしまうと、健康的に弱くなってしまったり、死んでしまう可能性を高めてしまいます。そのためアルビノとのモルフコンボは大変珍しく、なかなかお目にかかれません。

ニシアフリカトカゲモドキのモルフ①ノーマル

ノーマルというのはいわゆる、私たち人間の飼育下ではない、自然の中に生息している純粋なワイルド個体に表れる柄のパターンのことを指します。そのノーマルタイプの中には大きく二つの種類に分けることができるのです。

バンデッド

ほとんどワイルド個体がバンデッドです。ワイルド個体、ブリード個体に問わず一番メジャーで多い柄と言えばこのバンデッドです。温度が高くなるにつれ、比例するように自身のカラダの模様も濃い色になります。価格帯はおおよその相場ですが、5000円ほどでしょう。

ストライプ

極まれにワイルド個体にも見ることができるのがストライプで、名前通り、バンデッドのような濃い薄いチャの帯に、上からホワイトの縦線が入ったような柄をしています。値段の相場は6000円くらいです。

ニシアフリカトカゲモドキのモルフ②劣性遺伝

「劣性遺伝」とは劣性遺伝子によって形や特徴が子に伝わる遺伝の事で、劣性というように優勢遺伝子よりも、能力的観点から劣っている場合が多いのです。このヤモリもまた身体的に損なう危険性があります。主にカラダの柄の色素が薄いパターンが多いです。

アルビノ

一般的であるバンデッドの黒い色素を無くした、カラダのパターンになっていて、鼠色と明るい暖色系の2色で構成されています。目の色は黒色を保ったままです。値段はおおよそ20000円くらいすると言われています。

キャラメルアルビノ

さきほど開設したアルビノの鼠色部分が、淡い暖色系の色になっていて、2色がはっきりとカラダに表れていないようなタイプです。いろいろなモルフと配合できるため今注目されています。値段は50000円以上もする場合があります。

パターンレス

大変珍しいタイプで、その特徴的な2色の帯びた模様がありません。1色のみで淡いブラウンから濃いダークブラウンの様なものまでいろいろな色で形成されています。1色のみでここが表現されるため、個性的に表現されます。値段は50000円を優に超えてきます。

ゴースト

アルビノは完全に黒い色素が抜けきっていますが、こちらは少々残っている感じで、バンデッドとアルビノの中間に位置しているカラダのパターンを持っています。淡い色で形成されているからこの名がついています。値段の相場はおおよそ20000円くらいでしょう。

オレオ

これは名前からもその柄のパターンが想像できると思いますが、反対に暖色系の色素が抜けているタイプで全体的にモノトーンで黒の部分ははっきりとした黒ですが、一方の白い部分が色素の量によって灰色になったりグレースケールが変わってきます。値段の相場は20000万円くらいです。

ズールー

帯模様のようなものがなくなり、不規則なパターンでアルビノの様な2色の配色で形成されているタイプです。特有の柄と大きく異なるため、別の種と間違われることもあるようです。値段は30000円以上するでしょう。

ニシアフリカトカゲモドキのモルフ③不完全優性遺伝

次に定理がとても複雑で説明することが難しい、「不完全優性遺伝」のパターンで生まれるモルフ2種類をご紹介します。不完全優性遺伝子で形成されているため、より不規則で通常のバンデッドから、遺伝子的にも見た目も遠くなります。

ホワイトアウト

一見すると、ストライプとも見間違えるような柄のパターンですが、ストライプよりも黒色の色素が全体的に薄く、淡い印象を受ける見た目です。値段の相場は不明ですが、かなり高価なものになるはずです。

スティンガー/ゼロ

ストライプの柄の二色の柄を合わせてクロスしたような、見た目をしているものをスティンガーで、ゼロはそのスティンガーからストライプの白い縦線を無くしたものです。こちらも値段の相場は不明ですが、かなり高価なものになるはずです。

ニシアフリカトカゲモドキのモルフ④多因子遺伝

その個々の特徴的部分が現れる因子をさらに、選別を繰りかえし配合させた、「多因子遺伝」によるものでできたモルフを4種類ご紹介します。因子の数によってよりその4種類の個々の特徴が強く表れます。

グラニット

カラダの帯模様がに、丸い点々模様が強く表れているタイプです。その丸い点々模様が多かったり少なかったり、その個々のサイズも因子の強弱によって変わってくるのです。値段は40000万円以上するはずです。

アベラント

帯びている二色の模様のどちらかの色が、離れて島のように形しているモルフをアベラントと言います。ほかのモルフと重複して、その特徴が現れますので「〇〇アベラント」というように呼びます。値段は50000円以上はするでしょう。

タンジェリン

二色の配色のうち一方は濃かったり薄かったりする茶色や暖色系の色で、形成されるわけですが、その色がより赤の色素を高めたものがこのタンジェリンになります。これもほかのモルフと、一緒に表れます。値段は同じく50000円以上することが多いでしょう。

アプリコット

先ほどのタンジェリンの、言い方によっては反対と思ってください。ですが赤の反対は正確にはシアンという色になるのですが、アプリコットは黄色の色素を強めたもののことを指します。値段も上記の2種とほぼ変わらないでしょう。

ニシアフリカトカゲモドキは噛むことがあるのか?

当然ながら飼育するうえで、できたらたくさんその肌に触ったりして触れ合いたいですよね。そんなときにニシアフリカトカゲモドキは噛むことがあるのでしょうか?また噛まれた場合、毒などの危険性はあるのでしょうか?

噛まれる可能性は十分ある

ニシアフリカトカゲモドキは、ヤモリの中でも大変臆病な性格をしています。そのため私たち飼い主が不用意に勢いよく、指を近づけたりすると驚いて噛んでしまう恐れがあります。なので脅かさないように、常日頃からショックを与えないように優しく接してあげましょう。

毒はなく擦り傷程度

もし万が一、噛まれたとしても毒はありません。しかしながら生き物に噛まれた場合は、傷口から細菌が侵入する可能性はあります。そのため必ず、水で洗い流すなどをして消毒しましょう。細菌が侵入する可能性はあります。その後、絆創膏などはったりして治療して処置しましょう。

ニシアフリカトカゲモドキは愛嬌がたっぷり

今回ご紹介したニシアフリカトカゲモドキは、とても愛嬌がある見た目をしており、今爬虫類ペットとして人気上昇中の生き物です。その生態により、飼育するうえでの注意点や気を付けてなくてはならないことも合わせて解説していき、孵化させる際のことも、なるべくわかりやすく記述していきました。

また、さまざまな遺伝子操作による、個々に特徴を持ったモルフが数多く存在することを紹介しました。そしてそれぞれの特徴や見た目を、広く紹介していきました。皆さんもニシアフリカトカゲモドキを飼育してみて、また繁殖させ孵化させて、お気に入りのモルフをみつけてみてはいかがでしょうか?

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