ハンモックとは
イメージを超えた面白さ
皆様の想像するハンモックとはどんなものでしょうか。ワイルドなキャンプで揺れる姿や海外映画のリゾート地に出てくる優雅なもの。雄大なジャングルに張り巡らされた原始的なもの、様々なイメージがあるかと思います。ここからは奥深いハンモックの成り立ちや種類についてお話していきます。
ハンモックの歴史
快適な睡眠の為のアイデアグッズ
体を地表から遠ざけ、熱気を和らげる吊床として熱帯地域の先住民により作られたことが始まりと言われています。また、17世紀頃にはヨーロッパの船舶において寝具として使用されるようになります。通常のベッドや敷布団では船が揺れるたびに落下や転倒の恐れがあったため、波の動きに同調するハンモックは船内で大変活躍したそうです。
主な原産国はブラジル、コロンビア、メキシコなどで、それぞれの気候と文化に合った個性があります。
ブラジリアンハンモック
大きな一枚布で仕立てられているという特徴があります。布につなぎ目がないので寝心地が良いことで知られています。また、しっかりと編みこまれていますのでザブザブ洗ってもほつれたり破けたりしにくいので長く愛用できます。
コロンビアハンモック
ブラジリアンハンモック同様布でできたハンモックですが、こちらは太さの異なる糸を仕様するなどして、様々なパターンを編み上げています。伝統技法を用いたクッション性が特徴で、ブラジリアンハンモックに比べて柔らかく包まれる感覚が強いと思います。
メキシカンハンモック
メキシコのハンモックはネット状でリゾート感満載です。丁寧に紡がれたネットは結び目がないのも嬉しいポイント。見た目通り通気性は抜群で快適です。重心が取りやすい反面一点に体重をかけると糸が切れる可能性があるので扱いは丁寧にする必要があります。
現代におけるハンモック
現代ではより頑丈な素材に進化し、用途、デザインも様々なハンモックが流通しています。かつてはアウトドアなどの屋外使用が当たり前とされていたハンモックですが、現代では屋内使用に特化したデザインもあり注目を集めています。