魚の血抜き方法を徹底解説!動画を交えて手順ごとのポイントを紹介!

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一番内側の膜だけを切るようにしましょう。背骨の血管部分までグリグリと切り込みます。

血の飛び散りに注意!

エラを切った時に、魚の中の血がたくさん出てくるので、地面を汚します。服や周囲に汚れるといけないものを置かないようにしましょう。血が顔に飛び散ることもあるので注意です。

魚の血抜き方法のポイント:その③水に浸して血を抜く

②の工程だけでも血がたくさん出ますが、それだけでは完全に血をぬくことができません。水に浸して中に残っている血を完全に抜きましょう。

バケツに海水を汲み、魚を揺らす

動画の4:55〜です。持ってきたバケツに海水を汲み取り、魚のくちばしを持ちながら水の中で揺らしましょう。一番最初はすぐに血の色に染まってしまうので、この作業を何度か繰り返します。

血の色がなくなるまで、水を交換する

水に血がにじまなくなるまで、海水を汲み取りながら血抜きをします。ここで手間だと諦めてしまうと、中に血が残った状態のままになるのでしっかり交換することが鮮度を保つコツになります。

魚の血抜き方法のポイント:その④神経締めをする

神経締めをすることで、鮮度をより保つことができるので、こちらも血抜きと一緒にしてしまいましょう。慣れてしまえば難しくない作業なのでポイントを説明します。

目と目の間からワイヤーを刺す

動画の5:30〜です。魚を持ち上げ、目と目の間に刺した穴から、神経締めの細いワイヤーを尻尾の方まで突き刺します。

気絶させる時に使用するピックとセットになっていることが多いので、そちらを使用しましょう。

魚がブルブルし、色が変わるのを見よう

正しく脊髄に刺さると魚が痙攣しワイヤーが到達している部分のヒレが動きます。そして、色がパッと変わるのでそれを見逃さないようにしましょう。最初はちゃんと刺さっているか難しいですが、徐々に慣れていきます。

魚の血抜き方法のポイント:その⑤魚を寝かせる

血抜きが終わったら、持ち帰るために魚を冷やします。ここで処理を間違ってしまうとせっかく鮮度を保つために行った処理も、台無しになってしまう可能性もあるので要注意です。

氷でしっかり冷やす

動画の6:34〜の部分です。氷をあらかじめクーラーボックスに入れて冷やしておきましょう。持ち帰る時に、氷をビニール袋に入れて、氷を全て抜いて血を抜いた魚を寝かせます。

だいたい、野菜室ぐらいの冷たさに身に直接当たらないように工夫します。

氷と冷風を直接当てない

家に持ち帰る際に溶け出した真水に魚が直接当たらないように工夫しましょう。氷を直接当てないために、凍らせたペットボトルを使用するのもおすすめです。

また、極度に冷やすと死後硬直してしまうため、冷風も当たらないように注意しましょう。おすすめのクーラーボックスについてはこちらの記事で紹介しているので参考にしてください。

魚の血抜きにおすすめのナイフは?

血抜きをする時におすすめのナイフや道具をご紹介します。ハサミや包丁などでも代用はできますが、より効率よく血抜きをして、釣りの時間を大切に楽しみましょう。

ダイワ(Daiwa) フィッシング ナイフ フィールドナイフ SL-78

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コスパがとにかく良い!

このナイフはグリップの形状を上手く利用してロックする機構を採用しているので、チカラ加減に関係なく刃を出してロックすることができます。慣れれば片手でも元の収納状態に戻せます。

詳細

  • ステンレス鋼使用
  • 両刃研ぎ
  • 全長193mm/刃渡り78mm
  • スライド式
  • 刃の取り出し、収納が簡単
  • 刃は切れ味が長く持続するステンレス製
  • 安全な両開き収納方式

シマノ ナイフ スライドナイフ CT-911R ブラック

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シマノの定番ナイフ!

価格も安く、よく切れ、ハンドルを回して刃の出し入れをする、安全対策もバッチリなシマノの安全ナイフです。先が尖っているので、魚はもちろんイカ締めにも使うことができます。

詳細

  • 収納時サイズ(mm):110×30×10
  • 刃渡り(mm):70
  • 素材/刃:ステンレス
  • ナイフの基本機能を搭載。
  • 切る、さばく、シメルなどのナイフの基本刃形状。
  • 使いやすいグリップ形状。
  • 安心感のあるガッチリロック機構。

時合の時に血抜きの手間を省く場合は?

今が魚が釣れるピーク!という時や、近くに魚群が見えているのに血抜きなんてしていられない!という場合に、血抜きの代わりになる方法をご紹介します。

魚を活かしたままにしておこう

活かしパッカンや、ストリンガーなどの道具を使用して、血抜きもせず魚を殺さないまま、そのまま泳がせておく方法もあります。

10分ほどであれば、脳天を指して気絶させて堤防におくだけでも良さそうですが、やはり面倒くさがらず、瞬時に血抜きをした方がベストのようです。

こだわりの血抜きの方法もある!

丁寧に血抜きをするために、より丁寧なやり方もあるようです。動画を参考に自分にあった方法や、その時の状況に応じて使い分けするのも良いでしょう。

ホースを使った魚の血抜き

船などでホースを使える時におすすめです。まずはエラに切り込みを入れて尻尾も切ります。エラの部分からホースで水を流し込むと、綺麗に尻尾の方から血が出てきます。

究極の血抜き

こちらは津島式と呼ばれる血抜きの方法です。まずは脳天を突き気絶させて、エラに切り込みを入れます。尻尾を切り、中の脊髄の中にワイヤーを通していきます。

エラに指を通し、水の中で揺らして血抜きをします。ホースで水をエラの方から通し、尻尾からも血を抜きます。

動画では、さらに内臓も取り出し綺麗にすることで、家に帰った後の処理も簡単に、より生臭さが残りにくくしています。

魚は正しい血抜き方法で美味しく頂こう!

せっかく釣った魚は、美味しく食べたいものです。そのために、手間は若干かかりますが血抜きをしておくことで、魚の旨味が全然違ってきます。

血抜きも慣れてくると、瞬時にすることができるので、習得してカッコよく血抜きをしましょう!

神経締めなどについての記事はこちら

おすすめのクーラーボックスについての記事はこちら