オウムの寿命は100歳以上?ギネスや長寿の理由、寿命の延ばし方も!

不思議に感じることのあるオウムの寿命。長いイメージはありますが、それでは実際どのくらい長生きするものなのでしょうか。この記事では、種類別にオウムの平均寿命をご紹介するとともに、長生きする理由や飼育下において長生きさせる方法をまとめました。

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大学、大学院を獣医学部にて過ごし、養った知識と共に、興味あふれる内容をお届けします。

種類別オウムの平均寿命①タイハクオウム

白くふさふさした羽がとてもキュートで特徴的であり、日本でもファンが続出しているタイハクオウムです。鳥カフェやペットとしても良く目にすることがあり、私たち日本人にもとても馴染みのあるオウムとなっています。

タイハクオウムの平均寿命

ショップでも販売されており、国内外でも広く飼育されており、人懐こい性格からも飼いやすく人気のオウムの1種です。40年という時間を生きるタイハクオウムですが、飼育環境下では60年も長く命を営む個体もいます。

生態

真っ白い体に特徴的な幅広いトサカを持つタイハクオウムの体長は45cm、体重は500~600gととても大きなオウムです。幼い頃は赤茶色の目を持っていますが、成長と共にオスのみ黒く変色してきます。野生では600m以下の森に50羽以下の群れで生活を営んでいます。

種類別オウムの平均寿命②コバタン

白いスリムなボディに黄色い頬を持つチャーミングな見目でオウムファンを虜にしているコバタンは愛玩動物としても様々なペットショップで販売されています。黒く大きな瞳も体の色と対照的でより一層クリクリと強調されています。

コバタンの平均寿命

約40年という長い時を生き抜く事ができるとされている野生のコバタンは、飼育環境下では更に長生きする事のできるオウムです。キバタンに間違われることがありますが、キバタンよりも小柄で全身が白いキバタンに比べ、コバタンは全体的に黄色の羽根が混じりホワイトイエロー色が特徴です。

生態

オウムの中では最も西に棲息しているとされるキバタンはインドネシアの固有種で、香港にも移入個体が野生化したとされる群れが確認されています。オスよりもメスの方がやや大型になる傾向があり、尾が短いのも特徴の1つです。

種類別オウムの平均寿命③キバタン

黄色くリーゼントのようなかっこいい冠羽が特徴的で、男性にもその凛々しさからファンが多いオウムとなっています。身体も比較的スラっとしていることからも、冠羽の形や色が強調され、広く飼育されています。

キバタンの平均寿命

よく飼われている種のオウムで、野生でもその数の多さから一時は害獣としても扱われていた歴史を持ちます。平均寿命は20~40年と長く生存が可能で、飼育環境下では70年以上とも言われ生命力の高さが特徴でもあるオウムです。

生態

オーストラリアに広く分布しているキバタンは体長50cm、体重が800gにもなる大型のオウムで。全体が白、トサカが黄色と特徴的な見た目をしています。オスは真っ黒の目、メスでは赤や茶色の目を持っており、雌雄鑑別も行いやすい種となっています。

種類別オウムの平均寿命④アカピタイムジオウム

白く細身の体に、短いくちばし、そして赤みがかった顔、なんといっても特徴的な目元の灰色で深くオウムファンに愛されているアカピタイムジオウム。灰色で覆われた目元がオウムの黒いつぶらな瞳を穏やかに演出しており、落ち着いた雰囲気のあるオウムです。

アカピタイムジオウムの平均寿命

野生環境、飼育環境共にアカピタイムジオウムの平均寿命は30~50年程長く生きるとされています。頭頂部のトサカが短いため、しばしインコと間違われやすいですが、よく観察するとトサカのような羽根を持っています。

生態

全身が白い羽根で覆われ目の周りがピンクが買った色をしているのが特徴的なアカピタイムジオウムは全長35~40cm、体重が350~550gです。比較的落ち着きのある種類とされており、陽気な性格が多い傾向にあります。また人にも懐きやすく言葉を覚えるオウムとして人気です。

種類別オウムの平均寿命⑤テンジクバタン

アカピタイムジオウムと良く間違われやすいテンジクバタンですが、その特徴は朱色の蝶ネクタイのような胸元のラインです。正面からの見た目はコメディアンのようにチャーミングで、目元の朱色がしっかりと強調されています。

テンジクバタンの平均寿命

記録によると飼育環境では85年生きたという記録もあり、長寿なオウムであることが示唆されます。しかし、野生でも数を減らしている希少なテンジクバタンは国内でも動物園や珍しい鳥類を見れるお店でしか取り扱いがなく、その寿命も明確には分かっていません。

生態

オーストラリアに分布し、木の実や根を食べるためのとても大きく鋭いくちばしを持っています。比較的、暑さや寒さにも強く、言葉も覚える事ができます。白を基調とした羽根に額と胸へピンク色のラインが入っているのが特徴的な見た目です。

種類別オウムの平均寿命⑥オカメインコ

オカメインコはオウムの代表、というほどに親しまれた可愛らしい見た目を持っています。シロと黄色の身体に特徴的な丸く赤い頬はオカメという名前の由来にふさわしく、沢山のグッズが販売されているほど広いファンを獲得している鳥です。

オカメインコの平均寿命

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