オウムの寿命は100歳以上?ギネスや長寿の理由、寿命の延ばし方も!

一般的にも馴染みがあり「インコ」と名のついているオカメインコですが、実は「オウム」の仲間なのです。平均寿命は18年とオウムの中では短く感じられますが、飼育環境下では30年と長い時を共に過ごせるオウムです。また野生環境下では平均寿命が10~14年と短くなっています。

生態

からだの大きさはオウムの中でも最小サイズの30cm。一般的には全体がグレーで顔が黄色、頬が赤い「ノーマル」カラーですが、ノーマルの全体色が白になっている「ルノチー」も定番色です。日本でも沢山飼っている方がいらっしゃいます。

種類別オウムの平均寿命⑦アカオクロオウム

まるで見た目はハシブトガラス?と一瞬見間違えるほどの漆黒の羽根を持つ凛々しいオウムです。あまり目にすることが出来ないため、オウムが黒いという印象が薄く、ぱっと見ただけではその種類を答えるのが難しいのではないでしょうか。

アカオクロオウムの平均寿命

オーストラリア原産のオウムで手に入らないオウムです。入手が困難な理由はオーストラリアの国の法令が厳しいため日本へ持ち出すことが難しくなっています。そのため、手に入らないといっても過言ではないアカオクロオウムですが、45~50年とかなり長く生きるとされています。

生態

体調は50~60cm、体重720gと大型で、色鮮やかなオウムのイメージに反した真っ黒の見た目も特徴的です。黒い羽根に白の斑点状の模様が入り、立派なトサカを持ち大きなカラスにも間違われがちなアカクロオウムですが、日本で迷い鳥として保護された事件も存在します。

種類別オウムの平均寿命⑧ヤシオウム

アカオクロオウムと同じく黒いボディが特徴的なオウムですが、その違いは頬の朱色です。また冠羽もしっかりと長毛のストレートなものをもち、日本古来のシノビを連想させられるような凛々しく格好良い見た目から密かにファンも多くなっています。

ヤシオウムの平均寿命

50~60年と長い生涯を送れるオウムですが、まだまだ解明されていない事が多いヤシオウムは飼育環境での平均寿命が定かではありません。しかし他のオウムと同じように、飼育環境下では更に長生きすることが見込めるとされています。

生態

60cmにも及ぶ、とても大型のオウムです。オーストラリア北部に棲息し、俊敏な動きや飛力に弱いとされています。真っ黒の羽根に赤い頬としても特徴的な見た目を持っていますが、ヤシオウムの特徴は一定のリズムで石などを脚で器用に使用し奏でるリズムです。

種類別オウムの平均寿命⑨アカサカオウム

アカサカという名前にもあるように、特徴的なのは「赤」い顔です。灰色の身体をしていますが、頭全体が朱色をしており、冠羽も飛び散る線香花火のようなイメージを受ける特徴的なものを持ちます。残念ながら日本ではあまり見られませんが、一目見たら種類がわかるように印象的です。

アカサカオウムの平均寿命

寿命は50年も生きる長寿であるとされています。人の手で飼育されている個体が少ない事から飼育環境での寿命は未解明のままですが、他のオウムと同じく、野生環境下より長寿であることが見込まれており、50年を超える個体がいる可能性が示唆されます。

生態

とても希少な種類のため、手に入れる事が困難なアカサカオウムは野生では標高2000m以上の森に棲息しており、暑さにとても弱い傾向にあります。そのため、飼育する際は夏の冷房が必要不可欠です。全長は35~40cm、体重が200~350gと比較的大型のオウムです。

種類別オウムの平均寿命⑩クルマサカオウム

可愛い薄桃色の身体に白みがかった翼、そして黄色や朱色、シロのグラデーションになった冠羽がとても特徴的なオウムで、女性からの人気が高く高額でも喉から手が出るほど欲しい、という方も少なくはありません。

クルマサカオウムの平均寿命

クルマサカオウムは40年生きると示唆されています。飼育環境下では80年以上生きた個体もいるとされる長寿のオウムです。相性抜群のペアでしか繁殖できないため個体数自体がとても少ない希少な品種とされています。

生態

体長40cm、体重400gにもなる大型のオウムで、野生ではオーストラリアに棲息しています。繁殖が難しい事もあり、100万円以上の値段で販売されている事も珍しくはありません。また、神経質な性格をしており人にも懐きにくいため飼育には注意が必要です。

種類別オウムの平均寿命⑪オオバタン

白いボディに羽根の付け根がピンクがかった綺麗な色をしており、黒いくちばしとくりっとした瞳、しっかりとした足先が強調され、良いバランスのコントラストを持つオオバタンは日本でも人気が高くペットとしても多くの方が飼育しています。

オオバタンの平均寿命

飼育環境下では野生の寿命の40年より更に長寿の60年程まで生きる個体もいます。懐きやすく人見知りもしないためペットとしても人気ですが、販売数が少ないためその価格は70~120万円にもなるとされています。

生態

インドネシアに棲んでおり、体長40~55cm、体重が840~900g程にもなる大型オウムの1種です。日本での飼育個体は指定の繁殖施設からの輸入か、国内繁殖の個体のみとされています。体全体が鮮やかなサーモンピンクの羽根で覆われているのが特徴です。

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