カマキリの卵見たことある?見つけ方や上手な孵化のさせ方も徹底解説!

残念ながらカマキリの生涯は短く一年持つか持たないかと言われています。環境にも大きく左右されるため平均的には約半年と言われます。子孫を残すのに効率的にちゃんと綿密に計算されて卵の数やオスのカマキリの捕食を行うので合理的な生涯を終えると言えます。

オスとメスで寿命は違う

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実際、オスとメスではメスの方が寿命は長いと言われています。交尾を終えてもメスに捕食されたり、寿命が尽きてしまったりと時期によってはオスのカマキリは全く見つからない!なんて事もあるようです。そしてまた孵化した幼虫によって生涯は繰り返されていくのです。

死んでしまう原因

死んでしまう原因ですが、上記以外には外敵に襲われる事やハリガネムシと呼ばれる寄生虫に乗っ取られて命を落とす事もあります。冬の寒さに飢えに耐えきれず息絶えてしまう事も少なくないようです。越冬できるのは卵鞘に守られた卵だけなんてよく出来ていると思いませんか?

カマキリはどうやって卵から出てくるの?

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卵から抜け出す瞬間、なかなか立ち会おうと思っても難しいものです。一つの卵鞘に200個以上の卵が入っていてそれが一斉に孵化する瞬間、どのような状態になるのでしょう。動画も入れておくのでぜひ抵抗ない方は見てみて下さい。

卵の出口は決まっている

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実はどこから出てもよさそうな卵鞘ですがちゃんと出口は決まっています。一斉に卵から出てくるのでそれはそれは大変な状態になります。少し下にある動画をご覧頂くと分かる通りみんなつながっているような状態で順々に出てくるのです。

卵から出たらまず脱皮!

卵の溝にあたる部分から出てきた後に、後から後から出てくる幼虫に押し出されてすぐに脱皮が始まります。抜け殻と脱皮しきれていない幼虫も含めて卵鞘の下にぶら下がっている様に見えます。無数のカマキリの幼虫が誕生です。

カマキリの羽化動画

ぜひ動画でもその凄さを体験してもらいたくて上記につけたのですが、たまたま出会ったカマキリの羽化に思わず録画してしまう気持ちはとても分かります。小さいですが生命の神秘はとても不思議に映るものです。

カマキリの卵を孵化させてみよう①卵の採取編

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どんな風にカマキリが誕生するのかわかったところで、実際にカマキリの孵化を間近で見てみたい!と思った方向けに卵を見つけた後にどのように持って変えるのか、何を用意したらいいのかなど具体的に説明していきます。

枝から切り取る方法

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まずはもちろん卵を探すことから始まるのですが探すときは木に卵鞘を産むオオカマキリかチョウセンカマキリがお薦めです。木の枝についている卵鞘の場合はは少し長めに余裕を持って切って下さい。ただ、人の家にある木などは勝手に伐採してしまうと怒られてしまう場合もあるので気をつけましょう。

ヘラで剥がす方法

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万が一自分の家、または知り合いの家に意図せずカマキリが卵鞘を産み付けてしまった場合は簡単に駆除が出来ます。スポンジ状で出来ている卵鞘は衝撃にも強いため少し固くなっています。金属のヘラを用意してい頂き剥がすように取り除いた後はビニール袋に収まるように落としてそのままごみに出してしまいましょう。

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