カマキリの卵見たことある?見つけ方や上手な孵化のさせ方も徹底解説!

人間の子供は今の科学の進歩によりDNA鑑定などで親子関係を立証する!なんてことがあります。もちろん人間の子宮はお母さんの持ち物ですね。それなのに卵の成分がお父さんの成分でできているってどういうこと?となりますよね。お母さんの体の中から生まれてくるのに卵の成分がお父さん。実はこれには深い訳があるのです。

交尾後にメスに食べられてしまうオスのカマキリ

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昆虫に詳しい方は一度は聞いてみたことがあるんではないでしょうか?。カマキリのメスは交尾後に、いや早い時は交尾している途中からオスを食べてしまうんです。なのでオスも命がけでメスにアプローチするんです。全部が食べられてしまうわけではないんです。全体の20%以下だと言われています。

メスは交尾をしている時から産卵に備えて栄養を蓄える準備を始めます。それくらいメスにとっての産卵は大変なのです。しかしどうして交尾しているオスが狙われるのか、それは餌を捕食するときの特性に原因があります。

なぜメスはオスを食べてしまうのか?

カマキリは栄養のある動く生物を狙って餌を食べる習性があります。そのため栄養を欲している時に目の前にいる栄養のある動く生物、すなわちオスが一番てっとり早く狙われやすいのです。頭から食べられてしまうことが多いみたいです。それでも交尾が続けることが出来ることが分かっています。子孫を残す本能はすごいですね。

オスを食べてから卵鞘を産み付けるのでその場合栄養素はほぼオスカマキリと言われます。これは実験でも結果が出ているようです。オスのアミノ酸を補給するのでメスはオスを食べる事によって2倍の卵を産むことが解明されています。

メスカマキリは生んだ後どうなるの?

気になるのは一仕事終えた後のお母さんのカマキリです。一生懸命生んだ後さすがに子供のそばで子育てするとは聞きません。ましてや相手も食べてしまった後です。産み終えた後のメスカマキリについて見ていきましょう。

産卵を終えた後のメスカマキリは弱ってしまう

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やはり産卵を終えたメスは栄養をほとんど産卵で使い果たすので弱ってしまうのが現状です。すぐに餌となる虫などがいて捕食できれば問題ないようなのですが、野生で育つ中では簡単ではありません。そのために栄養不足と体力が不足して息絶えてしまう事が多いようです。

メスのカマキリが卵を産めるのは何回か

産卵自体は20回程できるようにはなっているのですが、体力的にも寿命の関係で2回ほどが限度と言われています。段々と自宅で飼育している人もいますが長く生きてもらうために産卵後にすぐに餌を与えるなど工夫を凝らしています。

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