てるくはのる事件とは?犯人岡村浩昌の生い立ちや動機、暗号の意味も

ここまで犯人の高校卒業までについて見ていきました。卒業に関して不満を持っていたことが分かりましたが、ではなぜ犯人は今回の事件を引き起こしたのでしょうか。ここでは犯人がこの事件を起こした動機について見ていきたいと思います。

犯人岡村浩昌の犯行動機とは

SeaReeds / Pixabay

この犯人の動機についてですが、犯人の男性はこの犯行を行う前、テレビゲームにはまっていたことが分かっています。そして今回の計画性の全く感じられない犯行内容や暗号のような文体といったフィクション世界の様なものを残すという点から犯人はゲーム感覚で今回の犯行を行った可能性が高いです。

犯人が事件について語る前に自殺によって永久に口を閉ざしてしまったために犯人が犯行前何を考えていたのか、何に恨みを持っていたのか、真実にはたどりつくことはできませんが、もしこのような考えで罪のない子供の命を奪ったのならば、非常に稚拙で許しがたい動機だと感じます。

日本の殺人事件についてもっと知りたい方はこちらの記事もチェックしてみてください。

岡村浩昌が残した「てるくはのる」暗号の意味とは

nile / Pixabay

ここまで犯人の起こした事件内容とその顛末、そして犯行を起こすまでとその動機と考えられる部分について見ていきましたが、ここからはこの事件最大の謎だといわれる犯人が犯行場所に残した暗号について、その正体が一体何なのか、いくつかある説を紹介していきたいと思います。

アナグラム説

skeeze / Pixabay

この謎の暗号に関して、その衝撃性から貴社報道陣はもちろんのこと様々な人物がこの謎を解き明かそうとしました。その中で最もこれではないかと信じられてきた説が文字列を並べ替えることによって本来の字を浮かび上がらせるアナグラム説でした。

この方法によって文字を並べ替えた結果、とある人名になるといった事が分かり、その名前に当てはまった人物の元に政界かどうかを確かめる為の電話が数多く寄せられたました。しかし有力説ではありますがこれは犯人の名前とは違ったため、間違った説だったと考えられます。

キーボード文字変換説

Pixies / Pixabay

次にこれではないかと疑われた説はパソコンのキーボードの文字と今回の暗号の文字を照らし合わせることによって特定の場所の位置を示しているのではないかと考えた人たちによる説です。こちらの説も一定の層が有力説だと考えていました。

しかしこの法則で文字を打つと出てくるのは頭文字だけで、更にその頭文字の地名は非常に多く存在したため確実にここだというピンポイントでの発見には至らず、この説も暗号の正解という事にはつながることはありませんでした。

キーワード「21」説

FirmBee / Pixabay

この説は犯人の男性の年齢を重要な数字とし、さらに2つのるという文字を反という漢字だとし、それ以外4文字を50音順の反対に21ずつ進めて読んでいくとそれぞれ文字が浮かび上がっていきます。そしてその文字列を反対から読むと岡村という人名になるという説です。

これだけ見ると非常によくできた暗号に見えますが、しかし犯人の男性の名字はこの暗号文の文字とは違い、何の関係性も見つけることが出来なかったため、この法則の暗号でもなかったことが分かります。こうして暗号が一体何の意味を持つのか、わからずじまいとなってしまいました。

NEXT てるくはのるの本当の意味とは